ヒルトン、2025年までに100%ケージフリー卵調達に移行
(2019年8月8日 東京)
ヒルトン(本社アメリカ)は、2025年度末までにヒルトンの所有、運営、フランチャイズ全てを含むグローバル・ブランド・ポートフォリオで使用する卵(殻付き、液卵、 および卵製品)を100% ケージフリー卵 (平飼い、放牧などケージ飼育をしない生産の卵)で調達する経営決定を発表しました(2019年5月8日付)。このたび本方針が日本の消費者にも確認いただけるよう日本語でも発表されました(https://cr.hilton.com/wp-content/uploads/2019/07/Hilton-Commitment-Cage-Free-Eggs__Japanese.pdf)。この方針にはヒルトン・ホテルはもちろん、コンラッド・ホテルズ&リゾーツも含まれます。
ヒルトンでは企業責任の戦略として「トラベル・ウィズ・パーパス」(https://cr.hilton.com/toward2030/#operations)を推進し、長い歴史をもつヒルトン事業の未来構想を公表しています。世界的、社会的に影響のある投資および環境保全に取り組む経営姿勢を掲げ、2030年を目標に多様な課題に取り組む方向です。責任ある調達もヒルトンの企業責任戦略の重要な項目で、卵調達に関してはすでにアメリカ、イギリスでは70%以上がケージフリー卵に変わっています。
2019年5月、ザ・ヒューメイン・リーグがイニシアティブをとるオープン・ウィング・アライアンス (OWA : https://www.openwingalliance.org/ ) は毎年恒例の「エンドケージサミット(ケージ飼育に終止符を打つサミット)」をポーランドで開催し、日本のアニマルライツセンター(https://arcj.org/)を含む44か国から46団体が参加しました。サミットでは世界的に影響力のあるヒルトンにケージフリー卵の調達に変えることを訴えていました。
ケージフリー卵調達へのシフトチェンジは、世界のアニマルウェルフェア(家畜福祉)の中でも、急速に変革が起こっている動向です。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンは、世界ですでに1,600以上の企業がケージフリー卵調達決定をしていることを確認しており、その波は確実に日本にも到達し、今後国内でも次々にケージフリー卵の調達へ移行する企業が増えると見込んでいます。
日本でもネスレ日本、フォーシーズンズホテルズ&リゾーツ、西洋フードコンパスグループ、スターバックスコーヒージャパンなどが100%ケージフリー卵調達にする方針を打ち出しています。
【ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン】
ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンは米国NGOザ・ヒューメイン・リーグの日本支部として2017年4月1日に発足以来、日本で雌鶏をケージ飼育から解放する運動を展開しています。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンは日本、アジア、世界をリードする業界トップの大手食品企業、ホスピタリティ、外食産業の卵の調達に変革をもたらしています。また学校、教育機関、消費者団体、関連業界での啓蒙、教育活動も行なっております。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンの活動は皆さまからのご支援に支えられています。ぜひfacebook、公式ウェブサイトにフォローいただき、続けてご支援をお願いいたします。
ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン公式サイト:https://thehumaneleague.jp/
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