大学生が下水道をテーマに雑誌を制作
【 若者向け東京下水道発信プロジェクト 】東京地下ラボ by東京都下水道局
東京都下水道局では、若い世代の下水道への関心を高めるため、東京下水道の新たな可能性や魅力を発信するプロジェクト「東京地下ラボ by東京都下水道局~下水道の魅力を、編集の力で若者が再発見~」を実施しています。
初年度となる平成30(2018)年度は、大学生等が斬新なアプローチや発信等の編集スキル、下水道に関する知識について、ワークショップやフィールドワークを通して学び、グループごとに雑誌(ZINE:ジン)を制作しました。2019年2月13日(水)に開催した成果報告会では、計8グループがプレゼンテーションとともにZINEをお披露目しました。
発表されたZINEは、下水道とファッションをテーマにしたものや、汚水を処理する微生物を紹介するもの、さらに下水道料金に焦点をあてたものなど、各グループで個性が光るコンテンツとなっていました。
発表後には、東京都下水道局、特別審査員、そして参加学生が投票を行い、グランプリ作品を決定しました。この度グランプリに選ばれたZINEは、「川とサンドイッチ」をテーマにしたもので、下水道局の清流復活事業からサンドイッチを想起したアイディア力が評価されました。
審査員特別賞では、メディア賞として「下水道とファッション」をテーマにしたZINEが選ばれ、株式会社博報堂ケトル代表取締役社長嶋浩一郎氏から表彰されました。また、ソーシャル賞として「下水道のない世界」をテーマにしたZINEが選ばれ、特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン事務局長高橋郁氏から表彰されました。
■グランプリ
【タイトル】
『私と川と、サンドイッチ』
【作品概要】
清流復活事業に着目し、東京下水道の働きによって復活した川と、その川に合うサンドイッチを紹介
【受賞学生のコメント】
どうすれば若者に読まれる「下水道のZINE」になるのか、下水道が夢に出てくるほどひたすら考えた。そして実際に川へ行き、そこで受けたイメージに合うサンドイッチを自分たちで考え、作って食べたりした。現場に足を運び、試行錯誤した経験が報われて嬉しい。
【審査員総評】
私たちでは思いつかない下水道の伝え方や発想力に感動した。清流復活事業とサンドイッチをリンクさせた点が面白かった。紙を折るとサンドイッチの形になっているというデザイン性も秀逸だった。
■メディア賞
『SEWER AND FASHION』
【作品概要】
ヨーロッパにおける下水道が普及する前の不衛生な環境と、それに伴い誕生した衣服である「ハイヒール」、「フープスカート」、「ペストマスク」を歴史的背景とともに紹介
【受賞学生のコメント】
普段身につけているものが、実は下水道に結びついている事実が面白いと感じ、ファッションをテーマにした。制作途中でペストマスクを実際に手にしてみたところ、改めて湧くアイディアや感情があった。そんな思いをのせて制作した。
【審査員総評】
下水道とファッションという、一見全く関連性のないものをつなげる切り口が面白かった。また、中世ヨーロッパの歴史にも触れ、下水道の重要性という本質的なトピックに触れている点も良かった。
■ソーシャル賞
『下水道のない世界』
【作品概要】
下水道がないフィクションの都市を創造し、“ない世界”と“ある世界”を地図にして描くことで、下水道の社会貢献性や必要性を表現
【受賞学生のコメント】
フィクションの都市を考えるにあたって、メンバーで何時間もブレストをした。自分たちのアイディアが水問題を専門とする方にも評価されるものであることが感じられて嬉しい。
【審査員総評】
下水道の“ない世界”は開発途上国に現実に存在するが、シリアスにならずにフィクションを織り交ぜて下水道の社会貢献性を伝えている点が素晴らしかった。開発途上国の現状を細部まで知る私たちには逆にできない発想で、下水道に関心を持ってもらうツールとして優れていると思った。
【東京地下ラボ これまでの取組】
ワークショップ 2018年11月18日
11月に首都大学東京にて開催したワークショップでは、講師に雑誌「ケトル」編集長の嶋浩一郎氏を迎え、「編集」をテーマにした講義を実施しました。参加学生は、一つのテーマで雑誌を制作する醍醐味や、効果的な発信等の編集スキルについて、実例を通して学びました。
フィールドワーク 2018年12月8日
12月に南多摩水再生センターと多摩川河川敷にて開催したフィールドワークでは、下水道の仕組みや役割への理解を深めました。参加学生は、多摩川で捕れた鮎の試食や、下水道の普及によってきれいになった多摩川に生息する生物の観察などを通して、東京下水道が果たす役割を体感しました。
グループでのZINE制作 2018年12月~2019年2月
参加学生は上記ワークショップやフィールドワークでの学習のほか、自主的に下水道施設を訪れたり、東京下水道によってきれいになった水が流れる川へ取材に訪れたりと、積極的に活動しました。ZINEの制作に当たっては、下水道の専門知識がある学生や、デザインを専攻する学生など、様々なバックグラウンドを持つ参加学生がそれぞれの 特技を活かし、協力して作業を進めました。
本プロジェクトの内容は、参加学生が発信しているWEBサービス「note」※でご覧いただけます。
※文章やイラスト等の投稿を通して、クリエイターとユーザーとをつなげるWEBサービス
【東京地下ラボ by東京都下水道局note】 http://note.mu/tokyogesuido
東京都下水道局では、次世代を担う若い世代に下水道への理解・関心をさらに深めていただくため、「東京地下ラボ by東京都下水道局」の取組を、次年度も実施していきます。
初年度となる平成30(2018)年度は、大学生等が斬新なアプローチや発信等の編集スキル、下水道に関する知識について、ワークショップやフィールドワークを通して学び、グループごとに雑誌(ZINE:ジン)を制作しました。2019年2月13日(水)に開催した成果報告会では、計8グループがプレゼンテーションとともにZINEをお披露目しました。
発表されたZINEは、下水道とファッションをテーマにしたものや、汚水を処理する微生物を紹介するもの、さらに下水道料金に焦点をあてたものなど、各グループで個性が光るコンテンツとなっていました。
発表後には、東京都下水道局、特別審査員、そして参加学生が投票を行い、グランプリ作品を決定しました。この度グランプリに選ばれたZINEは、「川とサンドイッチ」をテーマにしたもので、下水道局の清流復活事業からサンドイッチを想起したアイディア力が評価されました。
審査員特別賞では、メディア賞として「下水道とファッション」をテーマにしたZINEが選ばれ、株式会社博報堂ケトル代表取締役社長嶋浩一郎氏から表彰されました。また、ソーシャル賞として「下水道のない世界」をテーマにしたZINEが選ばれ、特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン事務局長高橋郁氏から表彰されました。
■グランプリ
【タイトル】
『私と川と、サンドイッチ』
【作品概要】
清流復活事業に着目し、東京下水道の働きによって復活した川と、その川に合うサンドイッチを紹介
【受賞学生のコメント】
どうすれば若者に読まれる「下水道のZINE」になるのか、下水道が夢に出てくるほどひたすら考えた。そして実際に川へ行き、そこで受けたイメージに合うサンドイッチを自分たちで考え、作って食べたりした。現場に足を運び、試行錯誤した経験が報われて嬉しい。
【審査員総評】
私たちでは思いつかない下水道の伝え方や発想力に感動した。清流復活事業とサンドイッチをリンクさせた点が面白かった。紙を折るとサンドイッチの形になっているというデザイン性も秀逸だった。
■メディア賞
【タイトル】
『SEWER AND FASHION』
【作品概要】
ヨーロッパにおける下水道が普及する前の不衛生な環境と、それに伴い誕生した衣服である「ハイヒール」、「フープスカート」、「ペストマスク」を歴史的背景とともに紹介
【受賞学生のコメント】
普段身につけているものが、実は下水道に結びついている事実が面白いと感じ、ファッションをテーマにした。制作途中でペストマスクを実際に手にしてみたところ、改めて湧くアイディアや感情があった。そんな思いをのせて制作した。
【審査員総評】
下水道とファッションという、一見全く関連性のないものをつなげる切り口が面白かった。また、中世ヨーロッパの歴史にも触れ、下水道の重要性という本質的なトピックに触れている点も良かった。
■ソーシャル賞
【タイトル】
『下水道のない世界』
【作品概要】
下水道がないフィクションの都市を創造し、“ない世界”と“ある世界”を地図にして描くことで、下水道の社会貢献性や必要性を表現
【受賞学生のコメント】
フィクションの都市を考えるにあたって、メンバーで何時間もブレストをした。自分たちのアイディアが水問題を専門とする方にも評価されるものであることが感じられて嬉しい。
【審査員総評】
下水道の“ない世界”は開発途上国に現実に存在するが、シリアスにならずにフィクションを織り交ぜて下水道の社会貢献性を伝えている点が素晴らしかった。開発途上国の現状を細部まで知る私たちには逆にできない発想で、下水道に関心を持ってもらうツールとして優れていると思った。
【東京地下ラボ これまでの取組】
ワークショップ 2018年11月18日
11月に首都大学東京にて開催したワークショップでは、講師に雑誌「ケトル」編集長の嶋浩一郎氏を迎え、「編集」をテーマにした講義を実施しました。参加学生は、一つのテーマで雑誌を制作する醍醐味や、効果的な発信等の編集スキルについて、実例を通して学びました。
フィールドワーク 2018年12月8日
12月に南多摩水再生センターと多摩川河川敷にて開催したフィールドワークでは、下水道の仕組みや役割への理解を深めました。参加学生は、多摩川で捕れた鮎の試食や、下水道の普及によってきれいになった多摩川に生息する生物の観察などを通して、東京下水道が果たす役割を体感しました。
グループでのZINE制作 2018年12月~2019年2月
参加学生は上記ワークショップやフィールドワークでの学習のほか、自主的に下水道施設を訪れたり、東京下水道によってきれいになった水が流れる川へ取材に訪れたりと、積極的に活動しました。ZINEの制作に当たっては、下水道の専門知識がある学生や、デザインを専攻する学生など、様々なバックグラウンドを持つ参加学生がそれぞれの 特技を活かし、協力して作業を進めました。
本プロジェクトの内容は、参加学生が発信しているWEBサービス「note」※でご覧いただけます。
※文章やイラスト等の投稿を通して、クリエイターとユーザーとをつなげるWEBサービス
【東京地下ラボ by東京都下水道局note】 http://note.mu/tokyogesuido
東京都下水道局では、次世代を担う若い世代に下水道への理解・関心をさらに深めていただくため、「東京地下ラボ by東京都下水道局」の取組を、次年度も実施していきます。
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