バイオプロセス×AIのdigzyme、NEDOの研究開発型スタートアップ支援事業(STS)に採択
酵素プロセスのin silicoデザインを起点とした、より効率的なバイオプロセスの開発を加速
助成事業の名称:バイオプロセスのin silicoデザイン技術基盤開発
※in silico:計算機上で(仮想的に)という意味
事業期間:2022年2月2日〜2023年3月末日
認定VC:ANRI
■digzymeのミッション
digzymeは、バイオインフォマティクスを基盤技術として物質生産プロセスに変革を起こし、環境と経済を両立することをミッションとして掲げている東工大発ベンチャーです。近年、石油依存の化合物生産法はエネルギーコストが高く、低炭素化社会の実現に向け、SDGやESG投資の観点からも転換が求められています。その解決策としてバイオプロセスが注目されています。従来のバイオプロセス開発は、研究者が、勘と経験など属人的な判断に頼っており、さらなる効率化が求められています。そこでdigzymeは、課題を解決するために、研究開発の初期から効率化を見据えた最適なバイオプロセス戦略を提案することで、顧客のペインを解決します。
■NEDO STS採択の事業内容
本採択でdigzymeは、独自の解析量を含む多様な解析結果を活用した、汎用的な機械学習モデルの構築を行います。これが実現すれば、さまざまな実証実験結果を蓄積していくことにより、持続的に予測精度及び排他的競争力を向上させていきます。さらに、機械学習のために特徴量導出技術とDNAライブラリがあれば、実験の予測値は柔軟に変更することが可能になります。つまり、今後プロセスを構築する段階で発生する未知の酵素開発課題に対しても適応可能な強固なシステムを構築できるという価値も提供します。例えば、digzymeがこれまでに新規の酵素探索や反応経路探索が可能なプラットフォームである「digzyme Moonlight」に酵素改変の機能を追加することができます。さらに、今後は下流の開発であるプロセス構築や最適化への展開にむけ、今後、共同開発として企業・アカデミアとの連携を強化していきます。
会社概要
社名:株式会社digzyme
代表者:代表取締役CEO 渡来直生
所在地:東京都港区新橋1丁目16−6新橋柳屋ビル5F
創業:2019年8月
事業内容:バイオインフォマティクスによる酵素開発
化合物生産及び分解のバイオプロセス開発
ウェブサイト:https://www.digzyme.com/
本件に対するお問い合わせ:https://www.digzyme.com/contact
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