スリーエスと静岡ガスリビングが業務提携
〜「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」サービス「しずケアホーム」の提供を10月より開始〜
定期巡回とSaaS(Software as a Service)を活用した介護事業を展開するスリーエス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:千田桂太郎、以下「当社」)は、静岡ガス株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役 社長執行役員:松本尚武)のグループ会社で、リフォーム事業などを手がける静岡ガスリビング株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:加藤力弥、以下「静岡ガスリビング」)と介護事業の共同推進を目的とした業務提携契約を締結し、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」サービス「しずケアホーム」(以下「本サービス」)の提供に向けた連携を開始いたしました。
当社はマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:金坂直哉)が運営する「HIRAC FUND(ヒラクファンド)」より2023年11月から出資を受けており、今回の事業展開でも弊社と静岡ガス、静岡ガスリビング間の連携推進および、強固な信頼関係構築をサポートいただいています。

■ 「しずケアホーム」概要
「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」は、要介護状態の方(以下「要介護者」)が住み慣れた自宅で安心して生活を続けられるよう、介護職員と看護師が連携し1日に複数回の訪問をします。これにより、要介護者の家族の負担軽減につなげます。本サービスは、当社が介護事業のノウハウを提供し、静岡ガスリビングが運営を担当。静岡市内に事業所を開設し、2025年10月頃に本サービスの提供を開始予定です。さらに、サービス提供開始後には事業所の順次拡充も見据えています。
-
「しずケアホーム」紹介ページ: https://www.shizcare.jp
■「 定期巡回・随時対応型訪問介護看護」概要
介護福祉士などが、要介護者の自宅を定期的に訪問し、介護・看護を提供する24時間型の在宅介護サービス。1日に複数回訪問し、1回の滞在時間は20~30分程度で短時間の身体介護(排泄介助・食事介助など)を中心に行う。24時間体制で、夜間でも随時駆けつけることが可能。
次の4つのサービスを適切に組み合わせて提供
①定期巡回サービス
定期的に利用者の居宅を巡回し、入浴、排せつ、食事等といった日常生活のサポート
②随時対応サービス
オペレーターが電話を受け、利用者の状況に応じてサービスを手配
③随時訪問サービス
オペレーターからの要請を受けて、随時利用者の居宅を訪問して、日常生活のサポート
④訪問看護サービス(訪問看護事業所と連携)
看護師等が利用者の居宅を訪問し、療養上の世話または診療の補助を実施
■業務提携の背景と目的
昭和25年には総人口の5%に満たなかった「65歳以上の人口」が、令和5年には29.1%に達した(※1)ことからもわかるように、日本の要介護者の人数は増加し続けています。同時に、静岡県の総人口は減少傾向にある一方で、後期高齢者人口は増加傾向にあり、高齢化率・後期高齢化率ともに全国平均を上回っています(※2)。
当社では、要介護者の生活が施設中心の選択肢になりやすい現状に対して、「在宅生活」という新たな選択肢を作るべく、2019年より定期巡回事業を展開しています。また、静岡ガスグループは、ショールームにおいてシニア向けの介護予防体操「しぞ~かでん伝体操」を開催するなど、介護予防のための取り組みを実施してきました。この度、静岡地域に住む要介護者も自宅での生活が継続できる状態を整備する目的で、静岡ガスリビングと当社の連携を開始します。
なお、弊社と静岡ガスリビングの取り組みは、事業戦略に合致する企業同士の連携を推進するHIRAC FUNDの協力により実現いたしました。
※1 出典:内閣府「令和6年版 高齢社会白書(全文)」
※2 出典:国立社会保障・人口問題研究所 推計
■ 業務連携開始に寄せて
2019年から介護領域での事業を展開する中で、住み慣れた家や街で暮らすことは、地域問わず求められていることだと実感しています。また、「在宅生活」は介護を受ける本人だけでなく、家族や介護職のQOL向上につながると考えています。
この度、静岡地域に根ざした事業を展開する静岡ガスリビング社と連携することで、「在宅生活」をより多くの方の選択肢として増やせるよう取り組んでまいります。
(スリーエス株式会社 代表取締役CEO:千田桂太郎)
この度、静岡ガスグループとして初めてとなる介護事業への参入に向け、スリーエス株式会社様と業務提携を締結でき、大変うれしく思います。
静岡ガスグループは、これまでも地域に根差した企業として、地域課題の解決を目指してまいりました。この提携をきっかけに、住み慣れた「自宅」や「地域」での生活をより多くの方の選択肢として増やしていくことで、地域の皆さまのQOL向上に向け取り組んでまいります。
(静岡ガスリビング株式会社 代表取締役社長:加藤力弥氏)
スリーエス社が提供する24時間型訪問介護とSaaS事業は、被介護者とそのご家族のニーズを満たし、介護職やケアマネジャーの方の負担を軽減することで、国内で特に課題が深刻な介護領域の効率化に大きく貢献すると考えています。
当ファンドのLPである静岡ガス様がスリーエス社との事業連携を推進してくださったことは、「LP様と投資先企業の皆様との本質的な事業連携を促進する媒体になる」というHIRAC FUNDのミッションの一つでもあり、大変嬉しく思います。私も静岡でのこの新たな価値共創の未来に心を躍らせています。
スタートアップと大企業が“本当の意味での事業連携”を通じて地域貢献を目指すという、稀有で非常に社会的意義の高い取り組みであり、その価値が多くの利用者様やそのご家族に届くことを願っております。
株主やLP出資先の関係構築・アドバイザリーという微々たるご支援ではありますが、この取り組みの成功のために、全力を尽くす所存です。
(マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社 HIRAC FUND ディレクター:檜山悠太朗氏)
■ 会社概要
スリーエス株式会社
・代表取締役CEO:千田桂太郎
・企業サイト: https://3s.care/
・PORTALLサイト:https://page.portall.jp/
・設立:2019年6月
・事業内容:「PORTALL」の開発・販売(SaaS事業)、定期巡回事業の運営(介護保険事業)
静岡ガスリビング株式会社
・代表取締役社長:加藤力弥
・企業サイト: https://www.sg-living.jp/
・設立:1987年6月
・事業内容:リフォーム事業、新築・不動産事業、ホームセキュリティ事業、人材派遣事業、クリーンビジネス事業
マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社
・代表取締役:金坂直哉
・企業サイト: https://www.hirac.co.jp/
・設立:2020年5月
・事業内容:ファンドの募集・運営
※記載情報は公開時点のものです。情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像