AI活用でIPO支援をスピードアップ。社会保険労務士法人クラシコ、コンプライアンスチェック自動化サービス「RoboRobo」と業務提携
IPO準備にかかる時間と担当者の負担の課題を一気に解決。AI×コンプライアンスチェックという新しい仕組みで、企業の成長スピードを後押しします。
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社会保険労務士法人クラシコ(本社:大阪市中央区、代表:柴垣和也、以下クラシコ)は、2025年2月28日より、オープングループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 知道)の子会社であるオープン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:石井 岳之)が提供する自動化サービス「RoboRoboコンプライアンスチェック」と業務提携を結んだことをお知らせします。
このパートナーシップを通じ、IPO準備における現場担当者の負担を減らし、コンプライアンスチェックのスピードとレベルの向上を目指します。
業務提携の背景
IPOを視野に入れる企業は増加傾向にあります。政府や証券取引所が上場促進策を講じ、上場審査の簡素化や新たな市場区分(グロース市場など)の創設も相まって、中小企業やスタートアップ企業でも上場を目指しやすい市場環境が生まれています。また、企業統治改革や情報開示の充実など、上場企業の質を高めるための制度改革も進められています。
IPOを目指す企業はスケジュール通りの上場を実現するため、スピード感を持って準備を進めたいと考えますが、スタートアップなどの成長速度の速い企業では人員増強や組織変更が頻繁に行われることもあり、担当者が多忙で対応が追いつかないという課題を抱えています。
クラシコは、厳格なIPO審査基準を満たすための準備にかかる時間を確保する仕組みづくりを支援をしたいと考え、IPO準備に活用できる自動化サービス「RoboRoboコンプライアンスチェック」を提供しているオープン株式会社と業務提携を結び、担当者の工数を大幅に削減するためのサポート体制を構築することとなりました。
IPOにおけるコンプライアンスチェックの必要性
コンプライアンスチェックは経営の透明性を確保し、投資家や監査機関の信頼を得るために不可欠なプロセスです。そのためにも経営状態や労務管理体制、社会的信用の精査が求められます。
両社では、以下のふたつの課題があると考えています。
◆課題1 膨大な情報を網羅的に調査するためには、多大な時間と労力が必要
調査項目が無数にあるため、担当者の負担は大きく、リスク情報の見落としにもつながる。
特に反社チェックの場合は、検索結果を一つずつ精査し、エビデンスを保存する作業が発生。
◆課題2 コンプライアンス違反やリスクを正しく評価できない
上場基準でリスクを正しく評価するにためは、専門的な知識が求められる。
誤った解釈や対応はトラブルやスケジュールの遅延につながる。
社会保険労務士法人クラシコのIPO支援サービス
クラシコでは顧問先のIPO準備の課題解決のため、専門的な労務監査とコンサルティングを提供し、上場スケジュールを意識したスピーディーな改善を目指しています。
適切な労務管理が行われていない場合、IPO審査で指摘される可能性があり、場合によってはスケジュールの遅延や上場自体の見直しにもつながることがあります。そのため、労務監査は単なる形式的な確認ではなく、企業価値を高めるための重要な取り組みとして実施する必要があります。
◆労務監査
IPO審査基準に精通した専門家が監修し、労働時間・未払賃金・就業規則といった主要項目から、ハラスメントや安全配慮義務までを徹底的にチェック。
コンプライアンス違反を見逃さない点検項目で労務監査を行います。
監査結果はリスクの重要度に応じて分類された報告書として提供し、IPO審査に向けた優先的な対応策を明確にします。監査後はコンサルタントがフィードバック面談を行い、課題解決に向けた具体的なプランを提供します。
◆IPO支援コンサルティング
労務監査から抽出された課題に対して、改善計画の策定から実行支援までを一元化したIPO支援コンサルティングを提供しています。
課題発見から解決までをシームレスに対応するため、IPOスケジュールに合わせた迅速な改善策の実行が可能です。
就業規則の改訂、人事制度の見直し、未払賃金の精算など、監査法人・証券会社・投資家が求める基準を理解し、「指摘される前にリスクを摘み取る」事前対策を徹底することで、スムーズなIPO実現をサポートしています。
「RoboRoboコンプライアンスチェック」とは
今回、クラシコが業務提携を行うオープン株式会社は、生成AI / LLMを活用し独自開発したクラウドサービスを提供しています。
「AI注目度判定」と「記事要約・解析」により、担当者の意思決定をスムーズにするサービスで、これまで人が行い、膨大な時間がかかっていたコンプライアンスチェックの一部をAIに委ねることができます。
クラシコとしても業務DXには積極的に取り組んでおり、「AIを活用してコンプライアンスチェックを行う」という新しい仕組みが企業の成長スピードを後押しすると考え、業務提携を進めることとなりました。
二社の協業体制について
IPO準備の過程で、クラシコはこれまで通り労務管理領域を担い、それ以外の法令違反や社会規範に反する活動のチェックに関しては顧問先のニーズに合わせながら「RoboRoboコンプライアンスチェック」を紹介していきます。
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クラシコが特に期待しているのは、作業効率と情報の正確性の向上です。
特に作業効率と情報の正確性の向上の面において、担当者の業務で発生する、
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検索結果を1件ずつ確認し、キャプチャを保存するという膨大な工数
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チェック時の検索ワードや調査範囲の設定ミスで重要な情報を見逃す可能性
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担当者ごとにネガティブ情報の信憑性や影響度の判断が異なることのリスク
という課題を「RoboRoboコンプライアンスチェック」で解決することを目指します。
今後の展望
IPO審査の通過は単なるゴールではありません。上場後も持続可能な成長を実現するためにも、コンプライアンスの継続的なチェックは必要になります。
両社は、上場後も企業が安心して成長戦略を組めるよう、リスクを未然に防ぎ、安定した経営基盤を築くための包括的なサポートを提供していきます。
【オープン株式会社】
「ヒトの進化を共創する」をミッションに掲げ、SaaS、BPO、生成AIといったオートメーションサービスで社会ニーズに応える企業。スマートロボット(RPA、AI)を活用し、さまざまなジャンルに対し製品を提供している。
【社会保険労務士法人クラシコ】
成長企業に向け、高度な労務支援を提供している社会保険労務士法人。労務監査専門のチームを持ち、N-2期〜N期の企業の労務監査を多く手がけてきた。実務目線での分かりやすいアドバイスとIPO準備企業特有の課題に対する支援で、企業の持続的な成長をサポートしている。
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社会保険労務士法人クラシコ
代表:柴垣和也
所在地:大阪市中央区博労町3-2-8 岩田東急ビル8階
コーポレートサイト:https://classico-os.com/
事業内容:
・ 人事労務 顧問サービス
・ 各種保険事務アウトソーシング
・ IPO支援、労務監査
・ 給与計算アウトソーシング
・ 助成金申請
・ コンサルティング
人事制度構築、人材育成制度構築、就業規則/規程作成
・ クラシコメディカル(医療機関向け労務管理サービス)
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