「住む」「働く」「創る」をひとつにした横浜市都筑区の「ものづくり拠点」がグッドデザイン賞を受賞
~町工場リノベーションが生みだした新たな働き方、暮らし方~
住まいや不動産開発・ワークプレイスをはじめとした場のプロデュース・コンサルティングを行う株式会社plan-A (本社:横浜市、代表取締役社長:相澤 毅)が総合プロデュースを手がけたものづくり拠点「THE GUILD IKONOBE NOISE(ザ・ギルド イコノベノイズ)」(以下GUILD)が、2021年10月20日グッドデザイン賞を受賞しましたので、お知らせいたします。
■テレワーク普及で「働く場所」が多様化
新型コロナウイルス感染拡大による影響が、場所や時間にとらわれないテレワークの普及を後押ししています。自宅に限らずコワーキングスペースやサテライトオフィスの活用、「ワーケーション」といったリゾート地でビジネスの合間に休暇を楽しむスタイルなど、テレワークの形が多様化しています。
■「働く」と「住む」を「ものづくり」でつないだGUILD
テレワークの形が多様化する社会において「働く」と「住む」に「ものづくり」を掛け合わせ、新たな価値の発見を目指しているのが横浜市都筑区にあるものづくり拠点GUILDです。
私たちの生活の中には「家」と「職場」がありますが、GUILDはその「住む」と「働く」の両方の側面をひとつにした建物です。町工場をリノベーションした建物であることから1階には加工場がそのまま残り「ものづくり」を行うこともできます。
1階にはキッチン付き共有スペースとテナント空間、木材加工場があり、2階には間取りの異なる3タイプのトイレ・お風呂付の住居スペースがあります。GUILDでは1階を仕事場や作業場として、2階を住居やワークスペース、アトリエとして自由に使うことができます。
■GUILD における「plan-A」の役割
当社が総合プロデュースした内容については、下記の通りです。
・全社リブランディング推進のための提案
桃山建設株式会社は本社以外に、横浜青葉と横浜都筑に拠点があります。拠点づくりは、すべての社員が自分ごととして応援してくれる状態が理想的ですが、そのためには各拠点の役割を明確にし、社員の理解と応援を得ることを目的とした拠点戦略が必要です。
当社では社員の方々が社内の取り組みを自分ごととして考えられるよう、またそのプロセスを通じてGUILDプロジェクトの意義も大切に捉えていただけるよう、重ねて全社ブランディングを提案。実施しました。
・リノベーションの企画立案とコンセプトメイキング
GUILDリノベーションでは、寮付き木材加工施設としてすでに持っていた「住む」「創る」「働く」の機能はそのままに、新たな価値を創造できる場所にできないかと考えました。
コロナ感染拡大の影響で「住むこと」と「働くこと」の距離は近くなりました。ライフスタイルの大きな変化の中でリアルな場に求められるのは「偶発性」と「安心」であり、そこには「交わる」という行為が必要だと考え、シェアオフィスやシェアハウスに共通する「共用スペース」に着目。共用スペースを「住む人」「働く人」「創る人」がシェアすることで生まれる価値創造をコンセプトとして提案しました。
・プロジェクトマネジメント
チームビルディングや工程及び予算管理をはじめとして、プロジェクトチームが円滑かつ効率的に業務を遂行できるよう、プロジェクトマネジメントを実施。プロジェクトにおける方向性を示す役割を担いました。
・クリエイティブにおけるディレクションと広報戦略
クリエイティブにおけるデザインのディレクションを行いました。またプレスリリース作成・発行、内覧会の開催・運営、メディア対応などの広報戦略と実行を担いました。
■株式会社plan-A代表 相澤氏のコメント
COVID-19により私たちのライフスタイルは“急速に”変わっていきました。そして今もその変化の途上にあると思います。
これまで疑うことのなかった「住む」と「働く」という関係性。その距離が近づく、そして融合していくライフスタイルになったとき、その結節点にはどのような要素が必要か。今回、その結節点に「ものづくり」を据えた本プロジェクトの意義と、そこから生まれている現象を評価いただけて光栄です。
■「グッドデザイン賞」とは?
グッドデザイン賞(Gマーク制度)は、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。美しさだけを競うデザインコンペではなく「優れたデザイン」を社会に普及させることで生活をより豊かにし、産業の発展を後押しするための活動です。
参照:グッドデザイン賞について(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/human-design/gooddesign.html
■審査員からの評価コメント
「木材加工施設兼社員寮を、既存の木材加工場をそのままに住人が自由に使える場としてリノベーションしているところが素晴らしい。作ることが好きな住人が集まり、作ること・住まうこと・働くことがシームレスに起きうる建築になっている。大鋸屑の香りのする住まいはどこか懐かしさを感じさせる。作ることを通して住人同士の繋がりも深まると同時に、地域の人々も巻き込んだ活動になりつつあるようである。リノベーションを通して地域を活性化させている点を高く評価したい。」
参照:受賞対象ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/52482?token=Urj4vkeFBg
■プレスリリースに関する問い合わせ窓口
発行者名:株式会社plan-A(https://plan-a-02.co.jp/)
代表取締役:相澤 毅
電話番号:090-6659-8960
メールアドレス:info@plan-a-02.co.jp
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