プリントを施し、市場に再流通させるリユースプロジェクト《ReUse by Printing(リユースバイプリンティング)》を〈Printio〉が始動
第1弾は“隠れ繊維ロス”をリユース。オーガニックコットンのコンタミボディに施すプリントのデザインを《art ippi》で募集
印刷でGOODな社会を目指す〈Printio〉は、印刷でリユースを活性化する《ReUse by Printing》を2022年7月に始動しました。このプロジェクトは、普段は印刷しない古材や古着、余剰在庫や規格外資材などにプリントを施すことで、新たな生産経路と流通経路の開拓を目指すもので、メーカーやユーザーと協業しながら行います。
第1弾では“隠れ繊維ロス”をリユース
《ReUse by Printing》プロジェクト第一弾では、「隠れ繊維ロス」の再流通。オーガニックコットンで作られたTシャツに存在する「コンタミTシャツ(綿花の殻など、布繊維以外のものが混入している生地で出来たTシャツ)」にデジタルプリントを施します。
オーガニックコットンのコンタミボディにフォーカス
ボディメーカー〈フェリック株式会社〉とのタッグで、廃棄資材となってしまっているオーガニックコットンTシャツの「コンタミボディ(綿花の殻など、布繊維以外のものが混入している生地で出来たTシャツ)」にデジタルプリントを施します。
おいしく食べられるけど見た目が不揃いで通常の流通からこぼれてしまっている「不揃い野菜」のように、気持ちよく着られけれど少しの不揃いさが理由で通常の流通からこぼれてしまっているTシャツです。この流通からのこぼれを私たちは“隠れ繊維ロス”と呼んでいます。
特設サイトとプロジェクトに連動した2本のnoteが公開中
〈Printio〉サイト内の特設サイト(https://printio.me/reusebyprinting/)のほか、『プリントがGOODな社会のためにできること(https://note.com/printio/n/n9fd209a90dbe)』『コンタミボディが引き起こしている“隠れ繊維ロス”とは(https://note.com/printio/n/n0a4c963fddba)』と題した2本の記事を公式noteで公開しました。
印刷が出来るGOODなアプローチや、綿花の生産の課題について綴っています。
想いに共感するクリエイターを募集中
オーガニックコットンで作られたTシャツに存在する「コンタミTシャツ」にデジタルプリントを施して商品化する本企画。デザインは、クリエイターの作品を集める〈TSUKUSHI〉の行う《art ippi(アートイッピ)》企画と連動します。コンタミボディの使用に肯定的で、オーガニックコットンへ共感するクリエイターからのデザインの「"再生"をテーマにした作品」のご応募をお待ちしております。
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Q.コンタミとは?
A.綿花の殻など、布繊維以外のものが混入している生地のことです。
Q.デザインの応募は誰でもできますか?
A.ハッシュタグ「#art_ippi #リユースバイプリンティング」をつけて2022年9月1日にTwitter上に投稿していただければ、どなたでもご応募いただけます。
Q.余剰在庫、規格外資材、普段は廃棄しているものなどがあるのですが、プロジェクトには参加できますか?また、どんなものでも印刷を施せますか?
A.印刷はサイズや材質、設計規格自体などでさまざまなパターンに分岐します。また、そもそも印刷が難しいものもあります。必ず印刷できるとはお約束できませんが、《リユースバイプリンティング》プロジェクトを一緒に行いたいメーカーやブランドは募集中です。まずは、一度〈Printio〉までご相談ください。 お問い合わせはこちらから→https://printio.me/contact/
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