自宅のきれいな空気への意識が高まる一方で、「換気ができていると思っていない」と回答した人の割合は半数以上に。

「住宅内の空気・換気に関する意識と実態」調査結果について

 旭化成建材株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山越 保正)快適空間研究所(以下、「快適空間研究所」)https://akk-kaitekilab.com/は、これまで住まいの温熱環境(あたたかさ・涼しさ)に関する調査を実施し、温熱環境を軸に生活者の意識や満足度に関する情報を発信してきました。快適な温熱環境を実現するためには、「断熱」「気密」「換気」などの要素が必要ですが、この度、その要素の一つである「換気」について、人々の意識や知識、換気行動の実態、新型コロナウイルス感染拡大前との変化などを調査しましたのでご報告します。
◆快適空間研究所WEBサイト https://akk-kaitekilab.com/
​調査結果のトピックス
1.換気に関する意識、知識について
1)室内の「空気のきれいさ」「換気」への関心が高まってい
  • 冬の室内環境で最も大切にしていることでは、「室内の空気のきれいさ」が26.2%で「温度」についで2番目に高い。
  • 新型コロナウイルス感染拡大前と比較して「室内の空気のきれいさ」「室内の換気」への関心が高まった人は半数以上。
2)換気の法律に関する知識は少なく、情報収集をしている人も少ない
  • 24時間換気の義務化について「聞いたこともない」「聞いたことはあるが意味は知らない」は築10年以内の家に住んでいる人の48.5%。
  • 換気の知識・情報について、「積極的に知識や情報を収集した」が7.6%に留まる。
3)「自宅の換気ができていると思っていない」と回答した人の割合は半数を超える
  • 24時間換気システムを利用していると回答した割合は、築10年以内で63.4%に留まる。
  • 「自宅の換気ができていると思っていない」と回答した人の割合は50.8%で、半数を超える。
2.換気に関する行動について
1)換気方法は、「定期的に窓を開けていた」が最も多く、窓開け回数が増えている
  • 新型コロナウイルス感染拡大前と今年の冬ともに、「定期的に窓を開けていた」が最も多く、換気方法にはほぼ変化がなかった
  • 窓開け回数が「増えた」人は52.7%、効果的な対面2か所以上の窓開け換気を実施している人は40.4%。
 2)24時間換気システムが適切に利用できていない可能性
  • 24時間換気システムのスイッチを入れていない人が4割近くに上る可能性
  • 換気口(給気口・排気口)を開けている人、定期的な掃除をしている人はともに16.9%しかいない。

調査概要(抜粋)
■室内の「空気のきれいさ」「換気」への関心が高まっている
●冬の室内環境で最も大切にしていることでは、「室内の空気のきれいさ」が26.2%
 新型コロナウイルス感染拡大につながる“3密”(密閉・密集・密接 )の、「密閉」を回避する手段として、室内の「換気」や「空気のきれいさ」の重要性は改めて注目されるようになりましたが、冬の室内環境で最も大切にしていることについては、「室内の空気のきれいさ」が26.2%で「室内の温度を暖かく保つとこと」についで2番目に高くなっています。

●新型コロナウイルス感染拡大前と比較して「室内の空気のきれいさ」「室内の換気」への関心が高まった人は半数以上    
 次に、自宅の「室内の空気のきれいさ」や「室内の換気」への意識はどのように変化したのかについて聞きました。「新型コロナウイルス感染拡大前と比べて、自宅の室内の空気のきれいさへの関心」が高まった割合(「とても高まった」「どちらかといえば高まった」合計)は54.9%でした

 

 


■換気の法律に関する知識は少なく、情報収集をしている人も少ない
●24時間換気の義務化について「聞いたこともない」「聞いたことはあるが意味は知らない」は築10年以内の家に住んでいる人の48.5%と約半数を占める
 2003年7月以降に着工された住宅には、24時間換気システムを設置し、2時間で家の中の空気が入れ替わる量の換気をするように義務づけられていますが、築10年以内の住宅に住んでいる人でも、「24時間換気が法律で義務付けられていること」を「聞いたこともない」「聞いたことはあるが意味は知らない」と回答した人は48.5%となりました。


 ■「自宅の換気ができていると思っていない」と回答した人の割合は半数を超える
●「自宅の換気ができていると思っていない」と回答した人の割合は50.8%で、半数を超える
 
「あなたの家では換気ができていると思いますか」と聞いたところ、「換気ができていると思っていない」と回答した人の割合(「どちらともいえない」「あまりできていない」「全然できていない」「よくわからない」と思う合計)は50.8%に上っていました。

 


■24時間換気システムが適切に利用できていない可能性
●24時間換気システムのスイッチを入れていると回答した人は約6割。換気口(給気口・排気口)を開けている人、定期的な掃除をしている人は、ともに16.9%
 24時間換気システムを利用していると回答した人の、換気行動についてみてみます。「24時間換気システムのスイッチを入れている」割合は62.4%でした。24時間換気システムを設置しているにも関わらず、スイッチを入れていない人が4割近く存在する可能性があるという結果となりました。
 24時間換気システムで、室内の汚れた空気を排出して新鮮な外気を取り込むためには、換気口(排気口や給気口)を開けておく必要がありますが、「排気口や給気口を開けている」割合は16.9%という結果でした。また、換気を効率的にするには、換気扇や換気口(排気口や給気口)のフィルターを定期的に掃除することが推奨されていますが、掃除していると回答した人は16.9%でした。

>調査結果の詳細はこちらに掲載しています
https://akk-kaitekilab.com/data/4118


調査概要
〇調査目的:コロナ禍における人々の住宅内の空気や換気に関する意識や知識、行動の実態などを把握するため。
〇調査時期:2021年3月5日(金)~3月9日(火)
〇調査対象:1.全国22都道府県(北海道、宮城県、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)2.30~60歳男女 持家戸建住宅居住者、持家・賃貸マンション居住者 3.同居2人以上(回答者数:1752名)

■【旭化成建材株式会社 快適空間研究所について】
「あたたかい暮らし」の実現をビジョンとして掲げ、生活者の温熱環境への意識調査・研究する組織として、2014年に発足。良質な空間と暮らしの創造を目指している。2015年、社外メンバーとともに「あたたかい暮らし研究会」を設立。研究所の主な活動として、1.戸建住宅の温熱環境と生活実態の調査による居住空間での温熱環境ニーズの発掘、2.活動方針に共感いただける社外の関連企業、大学等の研究機関、行政、生活者等との共創、3.研究成果の社会や生活者への情報発信を実施。著書に『あたたかい暮らしのヒミツ』(エクスナレッジ)がある。
https://akk-kaitekilab.com/
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