April Dream Project
これは 民主主義の守護神
事業者がアカウントに介入できないSNS
このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。
当社は、「April Dream4月1日は、夢の日。」に参加しています。このプレスリリースは当社の April Dream です。
【リリース配信の背景】
他国のサーバ業者が、日本の大手SNSユーザのアカウントに自由にアクセスできる状態にあったというニュース。
このリリースは、ニュースの背景にあるユーザアカウントとデータ管理の問題点と、それを解決できる弊社技術について、物語形式で示したものです。
多くのWebサービスが抱える不都合な真実に一石を投じるこのリリースを、忖度することなく配信していただいたPR TIMES様の勇気に敬意を表します。
【何かがおかしいSNS】
NHK「ここからは国会質疑の様子を放送します。衆議院予算委員会、熱血若手議員の質疑の様子です。」
熱血若手議員「いいですか大臣?日本国民の個人情報を外国企業がいつでも自由に見放題なんですよ。しかも民主主義を採用している国じゃない。これプライバシーの問題だけでなく安全保障上のリスクにもなり得ると私は思うんですが、いかがですか大臣?この問題に対する政府の姿勢というか、具体的な行動がいまいち伝わってこない。どうお考えですか?具体的にお願いします。」
ベテラン閣僚「えぇこの問題はですね、政府としてもたいへん注視をしておるところでありまして、また同時にですね、極めて遺憾に思っておる次第であります。」
熱血若手議員「評判落としたくないから公表してないところも相当あると思いますよ?大臣もご存知の通りこれ氷山の一角なんですよ。国民だって心配だと思ってますよ。あのですね大臣、そもそもですよ?今までは自分の個人情報が事業者に管理されてるっていう認識を持ってる国民が少なかったんです。多くの国民が便利さと引き換えに個人情報を差し出してる。私はこれ民主主義の脅威になると思ってるんです。今回の件がきっかけになって多くの国民がこれではいけない、と言ってるんです。これだけ民意があるんですから具体的な政策を出すべきじゃないですか?いかがですか大臣?」
【ネットの民主主義ってなんだ?】
ベテラン閣僚「えーおっしゃる点はですね、よおくわかります。もちろんそういうことは大事だと私も思ってるわけであります。一方でですね、多くの事業者がですね、個人情報保護の徹底に努めているのもまた事実であるわけでですね、そのための法令もありますのでまずはですね、それに則っているかどうかがですね、一つの判断基準ではなかろうかと思うわけであります。」
熱血若手議員「そうおっしゃいますけどアメリカの大統領でさえSNSから追い出される時代ですよ?しかも大統領が違法なことを言ったという司法の判断も無しにです。大統領のアカウントですら生殺与奪を事業者が握ってるんです。さすがに法律には反してないから許される、ってものじゃないと私は思いますよ?個人情報流出の問題もSNSから追い出された問題もアカウントの主権を事業者が持ってるから、というのが問題の本質なんですよ。今のうちから全国的に具体的な対策を打っていかないと、民主主義そのもが後から大変なことになりますよ?」
ベテラン閣僚「その点はですね、政府や関係省庁でもですね、普段から議論を重ねているところでありまして、こうした経過を踏まえてですね、法整備を含めより効果的な対策をですね、出していきたいと考えておるところであります。」
【解決策は日本にあった】
熱血若手議員「議論してるっていうのはわかります。でも今こうしてる間にも国民の個人情報が意図しない使われ方をしたり漏れたりしてるんです。法律作ったって現に年々被害が拡大してるじゃないですか。止めるための具体的な方法論が必要なんじゃないですか?事業者が利用者の情報に踏み込めないような技術が現にあるんですよ。もうあるんだから予算つけたらどうですか大臣?」
ベテラン閣僚「えーお答えします。えーとですね、いわゆる暗号とかゼロ知識証明とかですねぇ・・・、そういう技術が発達してきているのは私も把握しているんですが、委員が言われたようなですねぇ、まさに実現すれば私も素晴らしいと思いますよ?ですが今はまだそこまでの技術は生まれていないと、そう聞いております。もちろんそういうのが出てくればですね、それは国としてできる限り応援したいと、こう思うわけであります。」
熱血若手議員「大臣、先程“今はまだそういう技術はない”とおっしゃいましたけどね、ちょっとこの図を見ていただけますか?これですね、メテオーラシステムっていう会社をやってる友人が作ってくれたんですけどね、これなんだかおわかりいただけますか?どなたか詳しい方でも構いません。」
熱血若手議員「私もこういう技術的な話は門外漢なものですからちょっと細かくは説明できないんですが、要するにこれを作った彼がもう完成してるって言って私に見せてくれたんですね。しかも特許まで取ってありました。
ベテラン閣僚「・・・・。」
熱血若手議員「先程提案した事業者が利用者のアカウントに介入できないっていう仕組みが作れるアルゴリズムだそうです。」
ベテラン閣僚「・・・・・。」
熱血若手議員「利用者がもつ使用権と事業者がもつ請求権の範囲で両者の関係が構築されるって言っていました。せっかくこういう革新的な技術で特許取ってるのに、そういうのを国策に活かしていこうっていう仕組みがほとんどないじゃないですか。名のある機関を通さないとそのレールにすらのせてもらえなかったり。アメリカだって中国だって会社の規模関係なしにそういうところにどんどん投資してるのになんで我が国にはそういうのがないんですか?」
ベテラン閣僚「・・・・。」
熱血若手議員「この会社ATMでの利用を想定した概念実証とかもけっこうやってるんですよ。量子耐性でしたっけ?通信内容が強力に守られるから金融インフラにも使えるんですよ。」
熱血若手議員「どれだけの官僚がこういう技術の存在を知ってるんですか?これ日本人の技術なんですよ大臣?こういうのがせっかく国内にあるんですから活かせばいいじゃないですか?それこそこの手の技術が流出したらたいへんなんですよ。国でしっかり守りながら他の民主主義国に普及させていったらなお良いじゃないですか。日本が日本の技術で民主主義を引っ張っていくチャンスだと思いませんか?」
ベテラン閣僚「えーとまずですね、いま委員に教えていただいた技術についてはですね、私の不勉強もありまして存じ上げていないものでしたから早速ですね、どういうものなのか詳細な情報をですね、収集するように指示を出したいと思っておるところであります。えーその上でですね、委員のおっしゃるようにですね、そういう技術を日本中からですね、見つけてしっかり国として支援していくようなですね、そういう仕組みを政府としても検討してまいりたいと、そう思うところでございます。」
【民主主義の守護神】
熱血若手議員「ぜひよろしくお願いします。こういう技術が普及するとですね、さっきは利用者のメリットばかり話しましたけど、事業者にとってもすごいいい事なんですよ。利用者のアカウントを事業者が管理しなくて済むっていうことはですね、事業者は個人情報の管理上の責任を問われなくて済むんです。要するに免責ですよ免責。そもそも事業者はアカウント管理に介入しないし、システムもデータを記憶できない仕組みですからおわかりいただけると思いますが、ないものの責任は問えない、と、そういうことになるんですよ。」
委員会委員長「間も無く時間です。」
熱血若手議員「すみません急ぎます。大臣もご存知だと思いますが、企業はこの個人情報の管理にすごいコストかけてますよね?サイバー攻撃が多様化して頻繁なアップデートが必要だったり、特に情報漏洩しないための投資なんてそれこそ結構な費用がかかってます。さすがに全部とは言いませんけど、こういうのがグッと抑えられるんです。」
ベテラン閣僚「・・・・。」
熱血若手議員「利用者はプライバシーリスクから解放されるし事業者はアカウント管理上のリスクから解放されるんです。今いろんなところでネットの民主化とかデータの民主化が言われてますけどね、こういうのこそ民主主義を支える技術じゃないですか。昔サッカー日本代表のゴールキーパーを守護神って表現したりしてましたけど、この技術は民主主義の守護神そのものですよ。」
ベテラン閣僚「えぇ委員ご指摘の件についてはですね、省内でもしっかり議論をしてまいりたいと思っております。」
熱血若手議員「最後に1点だけいいですか大臣?さっきの会社なんですけどね、このアルゴリズム使ってSNS作ったら?って言ってましたよ。ライセンスの用意があるって。思い切って国でこういう技術を買って守れないんですか?もしくは積極的にビジネスマッチングを支援するとか。こうやって関与していかないとイノベーティブな技術が流出すると思いますよ?」
ベテラン閣僚「委員のおっしゃる通りですね、技術流出はなんとしてでも阻止しなければならないと私も考えておりまして、その点は委員と同じ想いだと考えております。今後もですね、既存の枠組みにとらわれずにですね、委員がご指摘いただいたような支援策も含めですね、検討してまいりたいと思っております。」
熱血若手議員「ありがとうございます。大臣私もですね、SNSはものすごい力をもった情報インフラだと思うんですよ。でもそこに集まる国民の個人情報を一企業で全て管理するっていうのはやっぱり荷が重いと思うんですよ。国民だって今回の件で疑心暗鬼です。」
「だからそういう社会にしなくて済む技術を国が後押ししていくっていうのは、私は理にかなってると思いますよ?ですからくれぐれもですね、この点を十分踏まえて政策に反映させていただきたいと思っております。以上で私の質疑を終わります。ありがとうございました。」
・・・・・
1年後、このアルゴリズムを実装した世界初のSNSが日本でリリースされる。
「民主主義を支える」というコンセプトはユーザの支持を集めサービスは急拡大する。
やがて産業の枠を越え、選挙にも使えるほど信頼できる情報インフラへと成長する。
プライバシーを記憶しない。
パスワードの入力も求めない。
そんな不思議なシナリオを実現するアルゴリズムが日本にあることを、皆さん、どうか活用してください。
【この物語がフィクションで終わるかどうか 決めるのはあなた自身です】
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回登場したアルゴリズムやプロトコルは全て実話です。先般リリースした『量子耐性ブロックチェーン』のコア技術の一部を援用したものです(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000069149.html)。
注)「April Dream」は、4 月 1 日に単に笑えるネタではなく、実際に企業が叶えようとする夢 を発信いただく PR TIMES によるプロジェクトです。
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