終活に関するアンケート調査|回答者の7割が終活は「ポジティブな活動」と捉えるも、行動には至らず
相続・終活のベストファームグループ、楽器 オーディオ カメラ専門買取店ニーゴ・リユースが終活に関する意識調査を実施
ベストファームグループ(福島県郡山市、代表取締役:斉藤 浩一)は、オーディオ・楽器・カメラ専門買取店「ニーゴ・リユース」を全国に8店舗展開する、アンドトランク株式会社(北海道札幌市、代表取締役:木原 将平、https://www.andtrunk.com/)に依頼し、終活に関する意識調査アンケートを実施しました。
■調査結果サマリー
- 回答者の大半が終活にポジティブなイメージを持っている
- 半数以上が終活に興味もある
- 「終活」と聞いて思い浮かべる活動は「持ち物の整理」という選択がもっとも多かった
- ただし、その他の活動も満遍なく選択されており、財産から葬儀まで幅広い活動が思い浮かぶようだった
- 実際に着手している終活は、「持ち物の整理」という回答が大多数だった
- 終活のことを誰に相談するかという設問に対しては、半数程度が「わからない」と回答していた
- 終活を始めるのは70代以降と回答した方がおよそ半数であった
- 調査テーマ:終活に関するアンケート調査
- 調査期間:2022年11月30日~2023年2月5日
- 調査対象:福島県・宮城県・山形県・岩手県
- 調査人数:206名
- 調査年齢:20代7名/30代11名/40代13名/50代40名/60代58名/70代63名/80代14名
- 調査方法:ニーゴ・リユース利用客へのWEBアンケート
■調査結果のポイント(1):回答者の大半が終活は「心配事を減らして、人生をより楽しむためにポジティブな活動というイメージ」を持っている
終活は「自分の死に備えた準備行動」なので、死を意識してしまい「ネガティブ」なイメージが先行すると予想していましたが、調査の結果、回答者の約75%に相当する154名が、終活は「心配事を減らして、人生をより楽しむためにポジティブな活動というイメージ」を持っていました。
■調査結果のポイント(2):半数以上が終活に興味がある
回答者の半数を超える115名が終活に興味があると回答していました。終活に対してポジティブな印象を持っていても興味がないと答えている方も中にはいらっしゃるようです。また終活とは何かわからない方は8名で全体の約4%に過ぎず、回答者はほぼ「終活」という単語を認知しているという結果となりました。
■調査結果のポイント(3):「終活」と聞いて思い浮かべる活動は「持ち物の整理」が一番多く選択され、その他の選択肢に対しても平均で30程度は選択されていた
「終活」と聞いて思い浮かべる活動は「持ち物の整理」という選択が155件と圧倒的に最多で、一番最初に思い浮かべるのは持ち物の整理のようです。ただし、それ以外の活動についても平均して30件程度は選択されていました。財産から葬儀まで人によって終活の活動として思い浮かべるものはさまざまなようでした。「わからない」と回答した方はわずか24件でした。
■調査結果のポイント(4):実際に着手していることは「持ち物の整理」で、「終活を始めていない」という回答も目立つ
実際に着手している終活として「持ち物の整理」に80件の選択が集まっています。次に多い選択肢が「終活を始めていない」です。また、その他の活動についてはほとんど着手できていない様子がうかがえます。
■調査結果のポイント(5):終活としてやるべきと思っていても実際には行動に起こせていない
(3)と(4)を比較すると次のグラフのようになります。終活と聞いて思い浮かべる活動が「持ち物の整理」という選択が155件であったことに対し、約半数の80件しか着手しているという回答がありませんでした。その他の活動に関してはほぼ活動に着手できておらず、「終活を始めていない」は76件選択されていました。
■調査結果のポイント(6):相談する相手が「わからない」が約半数であった
終活の相談相手に関する設問に対しては、「わからない」という回答者が約半数で圧倒的に最多でした。
■調査結果のポイント(7):終活は70代以降に始めればいいと思っている方がおよそ半数
「終活」は何歳からはじめるべきだと思いますかという設問に対しては、70代以上の選択肢を選んだ方が全体の47%で、およそ半数を占めました。厚生労働省の「令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)」で死亡率の統計を見ると、70代を超えると死亡率は急激に上昇します。このことを考えると、終活の開始が70歳からというのは、少し遅いでしょう。
■調査の振り返りと展望
今回のアンケート調査から、終活はポジティブに捉えられており、終活に興味を持っている方も多いですが、実際に行動に移せている方はあまり多くない様子がうかがえました。終活は財産整理から葬儀手配まで幅広い活動を指すものとして認知されていますが、実際に取り組むことができているのは、「持ち物の整理」までのようです。さらに、半数の方が終活を始めるのは70代以降と回答しており、終活はまだ先のことと考えている方が多いのかもしれません。
また、終活の相談先がわからないという実態も明らかとなりました。司法書士などの士業資格者は、家族信託や生前対策、死後事務委任契約などのアドバイスができる、終活の専門家でもあるのですが、アンケート結果では相談相手として司法書士と税理士は全体の約12%しか選択されておらず、終活の専門家として士業は認知されていないようでした。
終活として持ち物の整理を始めた方々に、士業が終活の専門家であることを認知していただくことが、持ち物の整理以外の財産整理などの終活をより早い年齢から始めるきっかけになるかもしれません。
■ベストファームグループについて
ベストファームグループ(https://www.bestfirmgroup.jp/)は司法書士、税理士、行政書士、社会保険労務士、土地家屋調査士などの国家資格者が集まり、相続をはじめとした各種法的手続きの支援や、家族信託や財産管理、死後事務委任契約などの支援、終活に関する啓蒙セミナーなどシニア向けサービスを展開。1992年に福島県で創業し、相談件数は75,000件の実績となり(※自社調べ2010年1月1日~2022年12月31日まで)、さらに士業の枠組みを越えて、カフェや保育所の運営など地域の皆さまの暮らしに寄り添う店舗づくりを目指しています。
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