ヤクルトが、がん検診率向上のため 足立区の中学校で出張授業を実施
“中学生に知ってほしいがんの話“ 医師監修のがん情報とがん検診の重要性を伝える 城北ヤクルト(株)
足立区全域のヤクルト販売を担当している城北ヤクルト販売株式会社は7月19日、足立区立第一中学校で3年生の全クラスを対象に、「中学生が知っておきたい、がんの話」と題して、がんの知識についての講義と、がん検診の重要性を伝える出張授業を行いました。
※新型コロナ感染症への対応のため、予定されていた体育館での合同講義から急きょ、各教室にモニターを設置して、Zoomを用いたオンライン授業へ変更となりました。
※新型コロナ感染症への対応のため、予定されていた体育館での合同講義から急きょ、各教室にモニターを設置して、Zoomを用いたオンライン授業へ変更となりました。
がんは、1981年より日本における死因の第一位となり、現在では年間37万人以上が死亡する原因となっています。
厚生労働省によって平成30年3月に決められた「がん対策推進基本計画」では、この死亡率を下げるために国内のがん検診受診率目標が50%以上に定められました。しかし、2019年の検診受診率は40%台でした。(2019年国民生活基礎調査)
さらに新型コロナウイルス感染症の影響によって2021年のがん検診受診者数は、受診控えによって新型コロナ流行前に比べ10.3%下回る結果となりました。(日本対がん協会支部調査)
このような中で、当社は地域の健康を守る企業として、がん検診の受診率を上げるために以下のような活動を行なっています。
・ヤクルトレディの訪問による、がんについての啓発活動
・足立区が実施するがん検診申し込みのお手伝い
・地域住民に向けた、専門医による無料がん講座の開催
・厚生労働省による「がん対策推進企業アクション」参加
・日本対がん協会への寄付活動
これらの社会貢献活動が評価され、2021年には足立区と城北ヤクルト(株)「がん対策に関する連携協定」を締結しました。さらにがん教育授業を通して、検診の重要性を若い世代に知ってもらう事も重要であるとの思いから、足立区内の中学校でがんについての出張授業が実現しました 。
■がんは、早期発見でほとんどが治る病気です
以前は、がんと言えば「不治の病」でした。しかし現在では、早期発見で治療を行った場合にはほとんどの人が完治しています。医学の発達によって、がんは早期発見により「怖い病気」ではなくなっているのです。
日本においては、がんについての情報が行き届いていないことが問題となっています。万が一がんになってしまった際に、自分にとって必要な病気や治療の知識を得られていないことで治療に入るタイミングが遅れてしまうケースが後を絶たないのです。
また、がん検診を受けていない人を対象にその理由を聞いた世論調査では、「忙しくて検診の時間が取れない」「実際にがんが見つかったら怖い」「がんになったら治療をすればいい」といった回答が多く寄せられていました。(2016年がん対策に関する世論調査/内閣大臣官房政府広報室)
がんの早期発見は治療を効果的に進める上で、重要なポイントです。しかし、検診を避けてしまう人が多いのは、「がんについて知らない」ことが原因になっていると調査を通じて分かりました。
私たちは自分たちの健康を守るための情報、ヘルスリテラシーをしっかりと身につけておくことが重要であると考えています 。
子どもたちに向けた授業では城北ヤクルトの広報担当者が、各教室に設置した画面に資料を映しながら講義を行いました。自分の未来を守るためにがんについての知識を深めてもらい、さらに学んだ内容を保護者の方や周りの大人に伝えてほしいとの願いが込められています。
■地域のかかりつけ医から、生徒たちへメッセージ「がんに人生の邪魔をされないために、必ず検診を受けてほしい」
近隣住民のかかりつけ医であり、近隣小学校の校医も務める千住中央診療所 院長の山本 亘医師から生徒たちへ以下の動画メッセージも送られました。
「がんは現時点で、完全な治療法は見つかっていません。
がん細胞は肺や肝臓などを含めた臓器、皮膚などで増殖して、生きていくために必要な動きを止めてしまう性質をもっています。
若い人でも発症する可能性があり、病気の程度が進んでいた場合には見つかった段階で余命が数ヶ月と診断されてしまうこともあります。
早く見つけて早く治療に入ることで、治る確率が上がります。がん検診は必ず受けると共に、もしも気になる症状があったら様子を見ずに病院へ行ってください」
■生徒の感想
今回の授業を受けた生徒の皆さんからは、以下のような感想が寄せられました。
「がんで亡くなる人が多いことは知っていましたが、日本人の死因として他の病気と比べて圧倒的に多いとは知らなかった」
「テレビCMでもがんについての情報が流れているのに、実際にはがんの検診をしている人が少ないことに驚いた」
「私はまだ子どもなので、がんはまだ先のことだから大丈夫だと思っていた。話を聞いて、今から生活に気をつけることや検診の大切さが分かった」
授業中には、若い世代を含めて誰もががんに罹患する可能性があること、生活習慣に注意することでがんになる可能性を減らせると説明した部分などで、特に集中して聞き入る姿が見られました。
がん検診の重要性を子どもたちに伝える出張授業は、今後も継続して実施していきます。次回は10月に、区内の別の中学校での開催を予定しています 。
※城北ヤクルトの地域社会へのがん対策活動について、詳しくはこちらをご覧ください
城北ヤクルト販売(株)が足立区と協定。北千住にて、「がん予防イベント」開催。ライブ配信も実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000080382.html
“ピンクのクマ”モモ妹ちゃんも来場。足立区西新井にて、「無料がん予防イベント」開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000080382.html
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