仏教系NGOが若手NGOスタッフを支える「NGO新人賞」をクラウドファンディングで実現・・・賞金アップを目指してネクストステージにチャレンジ中

アーユス

宗派を超えた仏教僧侶による国際協力NGO「アーユス仏教国際協力ネットワーク」は、NGOの若手スタッフを表彰する「アーユスNGO新人賞」実現をめざしてクラウドファンディング「誰もが希望を持てる未来へ みんなで贈るアーユスNGO新人賞」に挑戦中。9月30日の最終日に向けて、ネクストゴールの80万円をめざして寄付を募っています。第一目標の達成により受賞者数は3人に決定。そして賞金を10万円から20万円にするためにさらなる挑戦に臨んでいます。
クラウドファンディング詳細・支援サイトはこちらから。https://readyfor.jp/projects/ayus-cff


■趣旨
熱い思いを持って未来を切り開こうと日々奮闘・葛藤している若手NGOスタッフを奨励し、希望を持てる未来に向けて活動を続けられるよう応援する「アーユスNGO新人賞」。クラウドファンディングの第一目標を達成し、3人への授与が可能となりました。いまは、少しでも活動資金が増えるよう、賞金が10万円から20万円になるよう、ネクストゴールに向かって挑戦しています。
(アーユス賞についてはこちらをご覧ください:http://ngo-ayus.jp/activity/award/

アーユスNGO新人賞は2013年の、アーユス創立20年を記念して創設されました。アーユスの創設者であった浄土宗僧侶茂田真澄は、自身が若い頃に当時インドシナ難民救援に奔走しているNGOの人たちと出会ったことで僧侶として社会に関わることの意義に目覚め、以来、亡くなる2019年までアーユスを通じて様々な社会課題に取り組んできました。アーユス賞は、彼自身を導いてきてくれた先達的NGOスタッフへの感謝と(NGO大賞)、これからを担う新人NGOスタッフの頑張りで次世代の仏教者を目覚めさせて欲しい(NGO新人賞)という思いから設立いたしました。


そんなNGO新人賞を、2022年度からはクラウドファンディングで多くの方の支えを得て実施することにしました。それには大きく2つの理由があります。

ひとつは、こんなにも人のことや環境のことや未来のことを考えている若手がいることを少しでも多くの人に知ってもらいたいため。これまでの授賞式でも新人賞受賞者のスピーチは胸をうつものでした。新人なりの苦労がありつつも、活動を続ける熱意。それは聞く者の心を震わせ何かを呼び覚ます力があり、疲れた心に燃料が注がれるようなものでした。こうした思いを多くの人と共有し、世代を超えて未来を切り拓こうとする人が増えることを願うからです。これまではアーユスや受賞者の周りにいる人にしか伝わらなかったことを、クラウドファンディングというよりオープンな場所で広く知ってもらいたいからです。

 


もうひとつは、支え合いの輪を広げたいからです。いまだに、NGOスタッフが活動する(働く)環境は整っていません。待遇も決してよいわけではなく将来への不安も募る、少ない人数であらゆる業務をこなさないとならず負担が大きい、成果を感じづらいなど、様々な壁が組織的にも精神的にも立ちはだかりやすいです。そんなときに彼ら彼女らの功績を認めてさらなる活躍を期待するNGO新人賞がどれだけ支えになってきたのかー。ぜひ、https://readyfor.jp/projects/ayus-cff/announcementsに掲載されているインタビューをご覧ください。(下に応援者のメッセージと、過去受賞者のインタビューからの抜粋を掲載)


実は、出資者でもあった茂田が2019年に急逝したことを機にアーユス賞は中止を余儀なくされました。アーユス内部だけでなくNGO業界においても残念なことでした。
ところが、ご遺族からの願いとお申し出もあって2020年度に小規模に再開できる運びに。NGO新人賞も、賞金をそれまでの半額の10万円に、授与者数も3〜5人だったのを2人として、なんとか二年ほど実施してきました。しかしこのままでは、継続も危ぶまれ、また奨励できる人数も少ないままです。

すでに第一目標の50万円に達成した今、3人への授与は確定しました。今は、賞金も以前の通り20万円にするためにネクストゴールに向けて挑戦しています。

これまでの協力者、実は過去に受賞した方が多くいらっしゃいます。それだけ彼ら彼女らが、次の世代にもこの賞を受賞して欲しい、そして未来に向かって進んで欲しいと願うからです。とてもありがたいことです。また一方で、この気持をなお一層多くの人とわかちあうためにも、ネクストゴールに向けては、これまでNGOと接点のなかった方からもご協力いただきたい願い、わたしたちもあと10日間頑張ります。

■過去受賞者へのインタビューから(抜粋)


 当時は、日々自分の未熟さを感じて申しわけなさでいっぱいだったんです。仕事も次から次へと途絶えることはなく、考えないといけないことも、書くことも多い。それを要領も悪くて、うまくこなせない自分がもどかしかったし、社会人経験も少ないから知らないことも多い。毎月頂戴するお給料も、会員さんからの寄付や会費の一部だと思うと、もらっていいのだろうか、月給に見合う仕事をしているのかと葛藤していました。
 授賞式でも、他の受賞者の方々の素晴らしいスピーチを聞いて、私が受賞してもいいのかとモジモジしていたくらい。でも、茂田前理事長が、「あなたは十分だから、それでいいから」と声をかけてくださり気持ちが落ち着いたことを覚えています。
 そのような中での受賞だったので、自分がやってきたことややりたいことを整理する機会にもなりました。
(元NPO法人コリアNGOセンタースタッフ、現同志社大学博士課程在籍 洪里奈さん)


■過去受賞者からの応援メッセージより
 どんなに試行錯誤を重ねても壁にぶつかり、力になれることより力になれないことの方が多く、常に無力感ばかり感じる日々。当事者の怒りと涙をとにかく受け止めながら数年が経過し、心が折れそうになっていた時期でした。だからこそ、思い悩むことの多い新人時代に賞をいただいたことが、私にとってNGO業界で頑張っていく大きな道しるべとなりました。(難民支援協会 鶴木さん)

■応援者からのメッセージ


 受賞した人たちのスピーチを聞く中で、もっとも心を打たれたのは、「持って行ったものよりも、現地で受け取ったものの方がはるかに大きかった」とおっしゃる方が多いことでした。NGO活動をするようになったきっかけも、テレビで見て、とか、興味があって、とか。ごく自然にこの道を歩いてきたことが伝わってきます。
 特別な出来事がなくても、誰かを救おうと気負わなくても、ひとはこんなにも優しく、軽やかに、世界に出ていくことが出来るのだと思いました。そういう人たちの言葉を聞くことで、ここにいる私も、現地を知り、そこの人びとに思いを馳せ、縁を結ぶことが出来るのだ、と。(女性と仏教・関東ネットワーク世話人 瀬野美佐さん)

 

■NGO新人賞クラウドファンディング概要みんなで贈るアーユスNGO新人賞〜誰もが希望を持てる未来へ〜
プラットフォーム:READYFOR
期間:開始2022年8月16日(火)10:00〜9月30日(金)23:00
URL:https://readyfor.jp/projects/ayus-cff
目標金額:50万円(第一目標)
用途:「アーユス新人賞」および副賞(賞金)を3名の方に贈ります。授賞式や受賞者トークイベントを開催し、その運営に使わせていただきます。
 ただいま、一人あたりの賞金20万円をめざして、ネクストゴールに挑戦中です。

 

■特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク概要
アーユスは、宗派を超えて仏教僧侶が集まり、仏教の精神に基づいて1993年に設立された国際協力NGOです。海外・国内で活動するNGOをパートナーとし、貧困や不公正、環境破壊など、平和と人権に関わる問題に足元から取り組んでいます。主に事業助成と現地の情報を元にした研修活動をおこなっています。
寺院を中心とした支援者と、パートナーNGO、そして市民をつなぎ、必要な資源(資金、情報、物資など)を必要なところにめぐらせ、海外と日本の地域を結ぶNGOです。

ーNGO支援事業(NGO・NPOへの組織・事業助成、緊急時の時局対応支援、NGO・NPOで活動するスタッフや関係者の顕彰など)
ー研修・ネットワーク事業(セミナーやイベントの開催、情報発信など)

homepage: http://www.ngo-ayus.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/ayus.org/
Twitter: http://twitter.com/NPOayus/
※アーユスは東京都より認定NPO法人として認定されています。ご寄付は寄付金控除の対象となります。

■本件に関するお問い合わせ
特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク
東京都江東区清澄3-6-8、TEL 03-3820-5831、MAIL event@ngo-ayus.jp

 

 

 

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会社概要

URL
http://www.ngo-ayus.jp
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都江東区清澄3-6-8
電話番号
03-3820-5831
代表者名
松本智量
上場
未上場
資本金
-
設立
1993年03月