東久留米市・学園町にてグリーンデベロップメントを目指した仲介業を構想 地域の不動産の利活用をする「ひととわ不動産」
〜東京R不動産と岡庭建設とパートナーシップ〜
HITOTOWAでは、都市部に暮らす人々に助け合える人々のつながりをつくるネイバーフッドデザイン×不動産ビジネスの相乗効果で持続可能なまちと暮らしをつくることを目指し、新規事業「ひととわ不動産」を立ち上げました。現在宅建業免許の取得準備中です。
不動産仲介を入口に、将来的には「グリーンデベロップメント」とよぶ、緑豊かな小規模宅地開発や、シェアハウスや賃貸住宅にして子育て世帯やお年寄りに貸し出すなどの、不動産の利活用行っていくことを目指しています。
この度、この取り組みに共鳴した2社「東京R不動産」と、「岡庭建設」をパートナーに迎え、目指す構想に向けてまずは仲介業を行う準備を始めました。
目指す取り組み内容
本取り組みは、東京都の東久留米市・学園町にてスタートいたします。当町には、品格のある歴史があり、豊かな緑に囲まれています。ここに暮らす彼らは、学園町を取り巻く環境を守り続けてきました。例えば、自然に溢れた広大な宅地や庭、都市農業を支えた貴重な生産緑地、代々営まれてきた商店などがあてはまるでしょう。
しかし、相続や転居などといった様々な事情により、これら土地を手放すことを余儀なくされている方々がいます。とはいえ皆、簡単に手放したいわけではありません。望むことはただ土地を売却するのではなく、地主やオーナー様が大切にしてきた想いを受け継いでくれる人に手渡したいということです。街には、こうした思いを持つ人が多く暮らしているのです。
彼らがこれまで大切にしてきた風景を、この先も継承したい。想いに共感をした購入者との出会い、売買取引を実現すること、彼らのソリューションとなることが、これから取り組んでいくことであり、私たちの役割です。
ひいては不動産ビジネスを通じて、町並みの継承や発展に寄与していくことを目指します。
私たちは仲介業を通じて、ただ販売するだけではなく、思いに共感して買う人や借りる人を増やします。このことで、街のプレイヤーが増えて、共助が促進されるような好循環を生み出してまいります。
最も大切にしていきたいのは、ひととわ不動産の理念と目指しているものです。この取り組みを行うことで、ネイバーフッドデザインが目指しているものへの相乗効果を狙います。
そして、東久留米市の学園町において、将来的には伝統的な建築物に事務所を移し、自らがこの土地の一角を継承する担い手の立場になりたい、つまり理念を体現する存在になりたいとも考えております。
まずは、ひととわ不動産として、社員規模5〜10名の少数精鋭のチームを育み、地主やオーナー様の相談にしっかりと応えられる、提案力のあるチームを作っていきます。
将来的にはHITOTOWAの事業ポートフォリオとして骨太に育て上げ、メイン事業であるネイバーフッドデザイン事業との2本柱にしてまいります。
東久留米市学園町について
東京都東久留米市学園町は、東京都の北多摩地区にある東久留米市の一角です。自由学園の創始者である羽仁吉一・もと子夫妻が1925年に開発しました。「自由学園が作った街」と言えるでしょう。
夫妻は、1921年に東京都・西池袋に学園を創設しましたが、その後現在の学園町に移転しました。移転のための資金作りとして、学校予定地周辺の山林を区画整理。自らが手がける雑誌「婦人之友」にて区画の購入希望者を募って分譲したことが、住民との共存をはかる街づくりの始まりでした。
学校が街を形成した住宅地は日本で4つあります。成城学園・玉川学園・成蹊学園、そして自由学園がその一つです。実に貴重なケースとして知られています。
現在自由学園は、学園町のシンボルとして変わらず存在し、幼稚園から最高学部までの一貫教育を行っています。
このような成り立ちゆえ、街には住まいと教育に対する理念が密着して存在します。例えば建築されている住宅。学園町に当時多く存在していたのは、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの弟子である遠藤新らが手がけた住宅です。
西池袋にある自由学園明日館を、フランクロイドライドと遠藤新が手がけたことから、その後学園町では、遠藤新がフランク・ロイド・ライトの理念を受け継ぎ、次々と住宅を誕生させました。学園町内に今もなお風格のある建築として、いくばくか残されています。
2008年、文化と理念を継承していくために、学園町では住民の総意によって「学園町憲章」を制定しました。
緑深く由緒正しき歴史のある、この街を愛し継いでいくために「我が街を自らが育んでいこう」という想いをあらわしたものです。
街が形成されてから100年近くがたちます。学園と住民はこれからも互いに調和し、この街で築き上げられた伝統と文化、町並みを受け継いでいくために励むことでしょう。
なぜ3社で取り組みを始めるのか
東京R不動産と当社は、従前より事業づくりのための意見交換を継続してまいりました。HITOTOWAのプロジェクトや想いに対して共感をしてくださっています。
また東京R不動産としても、すでに郊外にて緑豊かな宅地作りを始めており、今回のパートナーシップは、双方に親和性があるものと感じました。さらには、顧客の共感力を喚起する同社のメディア力は、想いを持って家に住みたいと 買う人/住む人を確実につなぐ力があるためです。
一方の岡庭建設は、当社がかつて手がけたプロジェクト「まちにわ ひばりが丘」を支援している際からのつながりです。地元に根ざし、多摩産材を使用した家づくりをするだけではなく、未来にはばたく大工を育成するなど、仕事と丁寧に向き合っています。また今回展開していく事業は、土地建物の売買です。購入する際に、土地のオーナーの意向を汲むことを大切にしているため、そのためには建築条件付き土地売買のスキームが相応しいと判断。スキームに合わせた建築条件に相応しい住宅をつくりあげてくれるのは、岡庭建設さんしかいない、と協業することにしました。
こうしたヒト・モノ・コトと丁寧に向き合う日ごろの取り組みは、ひととわ不動産が目指す地域に暮らす人々が助け合える豊かな宅地作りと親和性があると感じ、2社とのパートナーシップを組むことにしました。
2社とはこれまでも接点はあり、取り組み実績もあります。具体的には西東京市内の農園有効活用や、宅地開発です。そのためHITOTOWAとしても高い信頼を寄せています。
私たちひととわ不動産は、地主さんや農家さん、あるいは不動産事業者からの相談も受けながら、皆が思い描く世界が実現できるように動いていくことを目指しています。そのためには当社が足りない力を2社に借りて実現していきたいのです。
そのなかで当社と、東京R不動産や岡庭建設、地元の不動産屋さん、工務店さん、建築家や税理士の方々などと案件ごとにチームをつくりながら、つくりたい社会を実現していく舵取り役として邁進してまいります。
なお現在本取り組みに向けた先行事例として、東京R不動産と当社にて、下記の取り組みがスタートしております。
詳細:まちを住み継ぐ、家をつくろう【建築条件付き土地】
どんな座組で構成されるのか
本事業の座組について
ひととわ不動産(HITOTOWA):企画・コーディネート
東京R不動産:不動産仲介
岡庭建設:設計施工
東京R不動産について
「まちと不動産を、もっと面白く」を合言葉に活動する、不動産のウェブサイトです。新しい視点で不動産を紹介し、固定のファンを獲得。リノベーションや空間づくりにも携わっています。地域の活性化や空き家対策などにも力を入れており、自治体の業務なども手掛けています。
<概要>
サイト運営元:R不動産株式会社
不動産仲介:株式会社スピーク
東京都新宿区下落合3-14-16
東京都知事(4)第84251号
岡庭建設について
岡庭建設は、西東京市を中心に活動する工務店です。木と自然素材を多用した設計・施工が得意で、家そのものだけではなく住宅性能や環境性能をしっかりとつくるプロとして、これからの活動を共に行っていきます。家は完成してからがはじまり。住宅のリフォームやリノベーション、メンテナンスを含め、地域の住宅、住生活に寄与するべく活動にも取り組んでいます。
<概要>
岡庭建設株式会社
東京都西東京市富士町1-13-11
東京都知事許可(特-4) 第54775号
東京都知事登録 第63496号
東京都知事許可(8)第60576号
東京都木造住宅 耐震診断事務所登録 第508号
HITOTOWA INC.について
HITOTOWAは、人と和のために仕事をし、都市の社会環境問題の解決に取り組むことをミッションとしています。例えば、防災減災、子育て、お年寄りの生きがいの創出。それらをまちで暮らす人々が助け合える関係性と仕組みをつくるべく、ネイバーフッドデザイン、ソーシャルフットボール、HITOTOWAこども総研という3つのオリジナリティある事業を展開しています。加えて2023年11月より新規事業「ひととわ不動産」を立ち上げました。
<会社概要>
社名:HITOTOWA INC.
住所:東京都東久留米学園町1-14-31 アンナプルナ101
2023年5月現在、宅建業免許取得中
現在メンバーも募集中 ※募集告知は期日によって終了する場合もございます。
採用サイトURL: https://www.workforgood.jp/job-details/17/r/reclXsiJcrosbdz6W
お問い合わせ先
ひととわ不動産について:ひととわ不動産(荒・永見)
仲介ついて:東京R不動産(森田)
設計施工について:岡庭建設(池田)
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