【デザイン監修DX】生成AIが“監修”を支える『IP Supervisory Supporter』、JLOX+採択で本格開発開始
生成AIを活用したデザイン監修効率化システムでキャラクタービジネスの未来を変える

IPconnect株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:村居直行)は、キャラクター商品化に不可欠な監修業務をAIで支援するSaaS『IP Supervisory Supporter(以下、ISS)』の本格開発を開始しました。
本プロジェクトは、経済産業省「令和6年度補正 クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)/ 通称:JLOX+」に採択され、実証実験を行いながら、2026年春の正式リリースを目指してまいります。
背景・課題
日本発のアニメ・マンガなどのキャラクター商品化市場は、2022年時点で1.2兆円規模まで拡大しており、国際的な需要の高まりと比例して、国際的なライセンス申請件数も年々増加しています。
しかし、商品化の工程で不可欠である「監修業務」は目視や人手によるチェックが多く、現場担当者の業務負担の増大が深刻な課題となっています。
スタイルガイド等が厳密に整備されていないことも多く、判断基準のばらつきや、確認漏れといったリスクも存在しています。
そして、監修に要するやり取りの往復により商品化のリードタイムが長期化し、販売機会を逸するケースも少なくありません。

『IP Supervisory Supporter』とは──監修業務に特化したAI支援SaaS
私たちはこうした課題を解決するためAIを活用したデザイン監修支援システム『IP Supervisory Supporter』を本格開発いたします。
提出されたデザイン(画像/PDFなど)をアップロードするだけで、従来人の目で確認していた項目を自動でチェック・分析するSaaS型の監修支援システムです。
<主な機能>
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スタイルガイド・原作・作品の世界観との整合性チェック(色彩・形状・配置など)
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コピーライト表記/テキスト誤りの検出
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レポートの自動生成(多言語対応)
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プロジェクトごとの案件管理・コミュニケーション
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監修担当者のフィードバックの再学習
など

※本システムは特許申請中
■ 導入効果:作業効率化と人的資源の最大化
IP Supervisory Supporterを導入することでデザインチェックの作業時間をはじめ、監修業務全体にかかる大幅な時間削減や、チェック漏れ防止といった監修担当者の負担軽減、業務の効率化を実現します。
そして商品化までのリードタイムを短縮し、作品の人気や話題性といった最も効果的なタイミングでの展開を可能にいたします。
さらに、担当者が本来注力すべき“判断”や“クリエイティブ”に集中できる環境を整えることで、限られた人的資源を最大限に活かす体制づくりにも寄与してまいります。

■ 実証フェーズと今後の展開
現在、複数の大手コンテンツ企業の協力を得て、実運用環境を想定した実証実験に向けて準備を進めております。いただいた現場フィードバックを元に改良を加え、2026年春の正式リリースを予定しています。
また今後、ロイヤリティ実績や販売データと連携し、「より良いデザイン」の提案まで行うAI支援機能を実装するなど、継続的な機能拡充を行っていく予定です。
私たちは「IP Supervisory Supporter」を通じて、日本発コンテンツの価値と収益機会をさらに高め、グローバル展開を支えるコンテンツ業界のインフラの一つとして、業界の発展に貢献してまいります。
■無料トライアルについて
IP Supervisory Supporterの無料トライアル利用実施も予定しております。ご興味をお持ちの企業・団体様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
問い合わせフォーム:
https://forms.gle/51du6QXyEPM8Prt28
■会社概要
会社名:IPconnect株式会社
代表者:代表取締役 村居 直行
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1
事業概要:IPFORWARDグループの豊富な実績とAIやブロックチェーンなどのテクノロジーを活用し、コンテンツの権利保護・活用促進をサポート。IPライセンス情報を認証・登録・公示するプラットフォーム「jpnft」を運営。
<お問い合わせ先>
IPconnect株式会社
E-mail:info@ipconnect.co.jp
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