【海士町プロジェクト】島内の資源循環をめざす繊維サーキュラープロジェクトのサポート

島内で回収した古着を循環資源に。隠岐諸島・海士町のサーキュラープロジェクトの一環としてRebornfiber®を活用した家具の導入とワークショップを開催

株式会社GREEN FLAG

サーキュラーエコノミーの実現をミッションに掲げ、再生繊維フェルト【Rebornfiber®ボード】の展開を通じてお客様のサステナブルな企業活動を支援する素材メーカー、株式会社GREEN FLAG(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長:安田 達生 以下GREEN FLAG)は、島根県の隠岐諸島・海士町を拠点にサーキュラープロジェクトを推進する、隠岐サーキュラーデザインラボ、合同会社wawawa(島根県隠岐郡海士町大字海士、代表:藤代圭一 以下隠岐サーキュラーデザインラボ) と共に、隠岐海士町内で回収した古着を主原料にした海士町オリジナル原料のRebornfiber®ボードを循環資源として活用する繊維サーキュラーのお取組みを実施いたしました。

第一弾の取組みは、2024年11月に竣工した海士町役場の新庁舎での活用。

島の玄関口であるに菱浦港ならびに、お土産と手仕事のお店 つなかけに設置した回収ボックスで島民の方々から回収した古着およそ100kgを主原料に、海士町オリジナル原料のRebornfiber®ボードを作成し、海士町役場の新庁舎に設置する家具の材料としてご活用いただきました。

海士町新庁舎の受付テーブルの材料にRebronfiber®を使用
テーブル天面はガラス天板で平滑性を担保
掲示板ボードとしてもRebornfiber®を活用

Rebornfber®ボードを使用した家具は、海士町新庁舎の受付テーブルをはじめ、1階のコミュニティスペースの棚や掲示板などにもご使用いただきました。いずれも庁舎に訪れる島民の目に留まりやすいアイテムのため、目で見て実際に触れて愛用してもらうことで、島内に資源循環の意義を伝える役割を担っています。

より身近に、親しみをもって、循環資源を受け入れてもらうために。

2025年1月には第二弾の取組みとして、島内に住む住民の方々を対象にしたワークショップを実施。GREEN FLAGのメンバーも加わり、海士町のサーキュラープロジェクトに対する興味と理解を深める機会づくりのお手伝いをいたしました。

サーキュラーとは何か、Rebornfiber®とはどんな素材かをご紹介
各自のペースで制作タイム
針を使わない設計のため小さいお子様も安心

ワークショップでは実際に海士町の古着から作られたRebornfiber®に触れながら、普段の生活で使えるプランターバッグやPCケースなどのものづくりにチャレンジしました。Rebornfiber®1mm厚はほぼ布と同様な薄手の生地であるため、ハサミやカッターなど身近な道具を使って制作します。

参加者にお配りしたRebornfiber®は1枚として同じ柄は無く、ユニークな生地の風合いを楽しみながら会話も弾み、終始和やかなワークショップとなりました。

このワークショップの合間にも、Rebornfiber®を島内でさらに活用していく新しいアイディアなどが挙がり、循環資源の更なる活用の広がりが期待できる機会となりました。

完成したPCケース
オリジナリティあふれるアイテムも誕生

今回のワークショップの詳しい内容は「隠岐サーキュラープロジェクト」チームによるnote.にも掲載しておりますのでご覧ください。

島で生まれた新しい循環!子どもも大人も楽しめる「ものづくり」の時間

海士町では繊維製品に留まらず、サーキュラーエコノミーの実現を目指してあらゆるモノの循環資源化に力をいれており、今回のプロジェクトに関してもそのひとつとなります。今後も様々な角度から、島内の資源循環について考え、新たなチャレンジを支援して参ります。

【島根県隠岐諸島、海士町とはどんな島か?】

「ないもの」はなくていい。大切なモノゴトはすべてここにある。

2011年に「ないものはない」というキャッチコピーを掲げた島根県隠岐諸島に位置する海士町は、自然豊かな環境と独自の文化が息づく美しい島です。隠岐は地域全体が国立公園に指定されるほど、自然豊かな地域であり、2009年には隠岐の地質遺産が「日本ジオパーク」として島根県で初めて認定をされました。その中でも海士町は、名水百選にも選ばれた湧水に恵まれ、半農半漁の島として、豊かな資源に恵まれています。

人口は2200人程度の小さな島ですが、近年は移住者が増加しており、地域の活性化への貢献と、地元の文化や伝統を受け継ぎながら新たな風を吹き込んでいます。また海士町では島外からの島留学を積極的に受け入れ、子どもたちが自然と共に生き方そのものを学ぶ環境が整っています。

「ないものはない」という精神のもと、地域資源を最大限に活用した取り組みが島全体で進められている海士町では、地元の食材を使った地産地消の飲食店・ホテルの運営や、島民が循環資源を積極的に活用するなどのサーキュラーエコノミーを実現するための努力が続けられており、持続可能な未来を目指す自治体として日々新たな発見と感動を発信しています。

海士町 「ないものはない」ブランドサイト


再生繊維フェルト(Rebornfiber®)ボードについて

デニムの端材を使用したRDシリーズ(右)、コーヒー豆の輸入用麻袋を使用したRHシリーズ(左)

再生繊維フェルト(Rebornfiber®)ボードは、不用になった繊維廃棄物や古着、売れ残りの衣料品を主原料に水・接着剤不使用で作られた繊維100%の「新しい素材」です。活用用途に合わせて​​​​​​"厚み"と"硬さ"の調整が可能で、使用する原料によって唯一無二の表情が生まれます。雑貨、家具、サイン・ディスプレイから建築資材まで、アイデア次第であらゆるモノづくりの材料になるRebornfiber®ボードを多くの人に知ってもらい、使ってもらえる未来をつくることが廃棄繊維を減らすことにつながるとわたしたちは考えています。

株式会社GREEN FLAG

株式会社GREEN FLAG

再生繊維フェルト(Rebornfiber®)を主体とした環境ビジネスに関連する製品,関連機器,建材(含原料)の企画,開発,製造,販売及びソリューションの提供。
https://greenflag-corp.co.jp/
兵庫県西宮市与古道町3-29 イーストプラザ1‐2F
お問い合わせ窓口:横倉
info@greenflag-corp.co.jp

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会社概要

株式会社GREEN FLAG

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URL
https://greenflag-corp.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
兵庫県西宮市与古道町 3-29 イーストプラザ1-201
電話番号
0798-61-1531
代表者名
安田達生
上場
未上場
資本金
1200万円
設立
2023年05月