株式会社橋本組は大阪・関西万博「ハンガリーパビリオンの建築プロジェクト」に参加します!
静岡の企業が世界へ!万博関連工事、技術力と前向き社風で挑戦。
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▼株式会社橋本組サイト
https://www.hashimotogumi.co.jp/
株式会社橋本組は(本社:静岡県焼津市、代表取締役:橋本真典)は、2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)のハンガリーパビリオンにおいて、Bayer Construct Zrt (本社:ハンガリー、最高経営責任者:Balázs Attila)、株式会社綜企画設計(本社:東京都中央区、代表取締役社長:原澄雄)とともに、建設工事を受注いたしました。
これにより、万博参加国が自前で建てる「タイプA」55カ国中の1つに静岡県内企業が関わることとなりました。
地方企業の挑戦 ~地方から日本の未来を形づくる~
静岡県焼津市の中小企業が、万博という世界規模のイベントに関わることは稀な機会です。
当社にとって、今回のプロジェクトはビジネスを超えて、「世界レベルのプロジェクトに参加する」という社員の誇りとなるものです。地方から日本の未来を形づくる大きな一歩になると確信しています。
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万博を取り巻く懸念を乗り越える
昨今、2025年大阪万博に関連して建設コストの増大や運営面での課題が報じられ、社会の一部ではネガティブな見方も見受けられます。私たちも工事を進める中で、多くの壁に直面しています。厳しい工期(資料1,2)、複雑な大規模工事の進行(資料1,2)、さらには人員の不足(資料2)など。それらの壁を前にしても、私たちは社員への教育・研修を通じて築き上げた技術力と、なにごとも全社で挑戦する前向きな社風でプロジェクトを推進しています。
前回1970年に開催された大阪万博で味わったあの感動を、今の子供たちにも届けたいという私たちの情熱も、その原動力となっています。プロジェクトを成功させ社会全体に、夢と希望、そして自信を広げていきたいと考えています。
ハンガリーパビリオンの概要
ハンガリーパビリオンは、ハンガリーの草原の植物に囲まれた空間から森を象徴する建物の中に入り、民謡から着想を得たデザインの展示エリアや、干し草の山のようなドームを巡りながら伝統文化を学ぶことができます。ドーム内のプロジェクション技術が整えられたステージでは没入型イベントが毎日行われ、その他ギフトショップ、ハンガリーの食を体験できるバー・レストランなどがあります。
▼EXPO2025ハンガリー・パビリオンサイト
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株式会社橋本組の概要
橋本組は、静岡県焼津市に本社を構える創業102年の土木・建築事業を中心に各種事業を展開する総合建設会社です。
公共・民間建設事業に加え、デベロッパー事業、生コンクリートの製造販売、新しい概念の住宅づくりにも取り組んでおります。
地域の皆さまへの貢献を拡大させると共に、従業員ファーストの考えに基づいた社員1,000人・売上1,000億円・給与平均1,000万円の「トリプル1,000」を橋本グループとして達成することを目指し、万博による世界との繋がりを足掛かりに、静岡から世界へと事業拡大や体制構築を進めて参ります。
[代表取締役]橋本 真典
[所在地]静岡県焼津市本町2丁目2番1号
[創業]大正11年12月 [従業員数]268名(2024年10月時点)
[企業サイト]https://www.hashimotogumi.co.jp/
TEL.054-627-3276(代表) FAX. 054-628-8007
資料1:最先端技術と革新手法活用で工事の効率化と課題解決(1)
設備設計に三次元CADを活用 ~意思疎通をスムーズに~
ハンガリーパビリオン建設工事において、当初からハンガリー側が非常に協力的であり、双方がコミュニケーションを大切にして進行しました。互いに三次元CADを用いて設備図面を視覚的に提示し、多くの情報を効率的に共有しました。その結果、限られた時間の中でもスムーズに検討が行われ、施工に影響を及ぼすことなく進みました。
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さらに、万博パビリオン特有の複雑な設計により、設備システムも高度で複雑なものとなりました。しかし、三次元での検討が可能だったため、検討のスピードが向上し、不備の削減にもつながりました。
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パビリオン建設の特徴と工期短縮
ハンガリーパビリオンの用地は南北約80m、東西約20mと細長く、東西の隣接用地でも同時期に建設が進められるため、資機材の搬入経路は南側道路に接する一辺に制限されています。また、博覧会の開幕まで時間が限られていることから、建築の主要構造にはできるだけ工場生産品を使用して工期の短縮を図ることを、計画の初期段階から発注者や設計者と協議しました。
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地下階の鉄筋コンクリート壁については、約8割をプレキャストコンクリート(PC)としました。これにより、在来工法を用いた場合と比べて、工程を約2週間短縮することができました。PC部材は最大4トンと重量があるため、大型の移動式100トンクレーンを使用し、敷地を南北に縦断する仮設構台から据え付けを行いました。全140ピースのPC据え付けに要した作業日数は2週間でした。
資料2:最先端技術と革新手法活用で工事の効率化と課題解決(2)
ALC(軽量気泡コンクリート)パネルによる建物構造の軽量化と施工効率の向上
地上部は鉄骨構造であり、低層棟の床と壁、高層棟の床には工業製品である軽量気泡コンクリート(ALC)パネルを使用しました。ALCはコンクリートの約4分の1の比重で、水よりも軽いため、必要な強度、耐震性、断熱性を確保しつつ、建物全体の重量を軽減することが可能になりました。また、標準化された構法を用いることで、安全かつ迅速な施工を行うことができました。
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ICTツールの導入で業務効率を向上し、人員不足を解決
効率的な業務体制の構築と人員不足への対応のため、「eYACHO」「sitebox」「buildee」等を活用し、現場運営の改善を図りました。
【eYACHO】(タブレット一つで様々な現場業務を集約して行える施工管理業務支援アプリ)
これまで業者間の打ち合わせは現地で実施し、全員が現場に移動する必要がありました。
改善:Zoomとの併用で、事務所にいながら会議に参加可能
円滑な連携:eYACHO内のツールでスムーズなコミュニケーションを実現
万博においては、3つの管理拠点が点在しており、協力業者や設計担当との頻繁な打ち合わせが必要となるため、移動時間の削減が業務効率に大きく貢献しました。
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【sitebox】(スマホ1台で工事写真撮影と実測値記録が可能な電子黒板対応ソフト)
現場では、従来の手書き黒板とデジカメでの撮影・整理に時間を要していました。
改善:スマートフォン・タブレットで撮影が完了
自動分類:工種ごとの自動振り分けが可能
効率化:あらかじめ黒板内容を設定し、現場では選択するだけ
写真整理や撮影準備の手間を削減することで、限られた人員でも効率的に業務を遂行可能となりました。
【buildee】(施工管理の調整、入退場管理、安全書類作成を支援する建設向けクラウドサービス)
安全書類の提出は、従来はメールや紙で行われており、手段が統一されていませんでいた。
改善:buildee上での提出により管理を一元化
共有化:主担当以外も提出状況を把握でき、遠隔地の支援員がサポート可能
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