西和賀町の郷土おやつ「ビスケットの天ぷら」を商品化
西和賀高校×味工房かたくりがコラボ 〜 雪国の “かあさんの味” を最新技術で全国へ 〜
西和賀町で唯一の高校である、岩手県立西和賀高等学校(岩手県西和賀町湯田)の生徒と、地元事業者・味工房かたくり(同町沢内両沢)が協働し、地域の郷土おやつ「ビスケットの天ぷら」を冷凍で発送できるスイーツとして商品化しました。
この取り組みは、西和賀高校の探究授業「魅力発見ラボ」の一環として行われたもので、町内事業者味工房かたくりと共同で開発。これまで日持ちの難しさから町外への販売が難しかった伝統の味を、最新の急速冷凍技術によって商品化し、遠方への流通を可能にしたものです。
自然解凍で簡単に揚げたての美味しさが楽しめるユキノチカラ「ビスケットの天ぷら」は、西和賀町の新たな特産品として、ふるさと納税返礼品として先行リリースしました。
◼️ユキノチカラ「ビスケットの天ぷら」商品概要
発売日:2025年11月1日(土)
取扱い:西和賀町ふるさと納税返礼品(ふるさとチョイス)
内容量:ビスケットの天ぷら(1枚 約100g)×6枚入り
製造者:味工房かたくり
(岩手県西和賀町沢内字両沢22地割13-1)
企 画:西和賀高校×ユキノチカラ「魅力発見ラボ」
返礼品掲載ページ(ふるさとチョイス):
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/03366/6800376
ユキノチカラ公式HPでの紹介
https://yukino-chikara.com/item/bisuten/


西和賀名物「ビスケットの天ぷら」について
「ビスケットの天ぷら」は、昔から西和賀町で冠婚葬祭や農作業の合間など、人が集う場で食べられてきたおやつ。ビスケットに衣をつけて揚げる素朴な郷土菓子ですが、日持ちせず、これまで地域外で販売するのは難しいとされてきました。そこで西和賀高校の生徒たちは、「西和賀の味を遠くの人にも届けたい」という思いから、日持ちする冷凍商品化に挑戦しました。

商品開発の経緯
生徒たちは校外学習で岩手県工業技術センターを訪問し、CAS(Cells Alive System)冷凍技術を活用するアイデアを得ました。町内の南部かしわ加工場にあるCAS装置を借りて試作を重ねた結果、自然解凍で美味しく食べられることがわかりました。実現化にあたり、ビスケットの天ぷらを30年以上前から町内外に広めてきた事業者「味工房かたくり」との協働が始まりました。

味工房かたくりとの協働
実際の製造に向けては、試作・検証を重ねる中で自社での冷凍工程が必要と判明。味工房かたくりは町の補助金を活用し、CASと同等の性能を持つ小型急速冷凍機を導入し、長年の夢だった商品化に踏み出しました。さらに、美味しい食べ方を研究し、オーブンや電子レンジでの温め方をリーフレットにまとめました。パッケージデザインは県内のデザイナーと協働で行いました。



◼️ 生徒コメント
「子どもの時から当たり前に食べてきた“ビスケットの天ぷら”が、商品になるなんて夢みたいです。
西和賀の味を全国の人にも知ってほしいです!」
■ 味工房かたくりコメント
「昔から商品化したいと考えていましたが、技術的な課題がありました。今回、高校生たちの発想が
きっかけとなり、ようやく実現しました。繋げてきた先人の味を、今後も伝えていきたいです。」

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