愛知の高齢者見守りスタートアップ企業のイル、「あいちデジタルヘルスコンソーシアム」に参画

～インソール×GPSで「誰一人取り残さない」地域の実現を目指す～

株式会社イル

2025年1月8日 11時00分

名古屋鶴舞にある日本最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」入居企業の株式会社イル（本社所在地：愛知県一宮市、代表取締役：山本裕晃、以下「当社」）は、「健康寿命の延伸」と「生活の質（Quality of Life）の維持・向上」に貢献する各種サービス・ソリューションの創出を目指す「あいちデジタルヘルスコンソーシアム」に2024年12月18日(水)付で参画したことをお知らせします。

■あいちデジタルヘルスコンソーシアムについて

2040年に向けて医療や介護が必要な人々が急増する一方、医療や介護の担い手は大幅に不足する見込みです。こうした超高齢社会の危機の克服に向けた新展開として、愛知県が主導し、「あいちデジタルヘルスプロジェクト」を立ち上げました。

「あいちデジタルヘルスコンソーシアム」は、「あいちデジタルヘルスプロジェクト」の推進母体として2023年9月に設立され、70以上の産学官金の団体と連携し、新たなサービスの創出・社会実装に向けた取組を推進しています

＜あいちデジタルヘルスプロジェクトHP＞

https://www.pref.aichi.jp/site/aichi-dhp/

■株式会社イルの担う役割

当社はGPS×インソールの「イル！」で認知症徘徊に対するソリューションを提供し、「足元から安心をHACKする」をコーポレートビジョンとして認知症当事者及びその介護者が安心して暮らせる社会を目指しています。

また、「あいちデジタルヘルスプロジェクト」では、掲げる取組みの1つ「デジタルヘルス社会実装先行事業」内の3本柱に「地域居住・生活支援」という項目があります。そこでは、“誰もが安心して住み慣れた地域で自分らしく暮らせる環境を整備し「誰一人取り残さない」地域を実現”というテーマを掲げており、当社のインソール事業にて実現したい目標とマッチしておりました。

今回の加入により「あいちデジタルヘルスコンソーシアム」のサポートを受けながら、現在製作の最終フェーズを迎えている「イル！」をより多くの方にご活用いただき、「誰一人取り残さない」地域を実現できるよう開発を推し進めてまいります。

参考：あいちデジタルヘルスプロジェクト　基本計画

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/life/547834_2523875_misc.pdf

■認知症・高齢者・介護者が安心して暮らせる社会を目指す

当社は、認知症を要因とした徘徊による事故を防止するため、インソール型GPSデバイスの開発を行っております。

認知症による課題は年々増加しており、MCIと呼ばれる軽度認知障害を含めると、国内だけですでに1,000万人以上の有病者がいると推計されます。また、少子高齢化に伴い、2040年頃には高齢者の約3人に1人、全人口でも10人に1人が認知機能に関する何らかの症状を抱える時代が到来すると推測されています。

当社のインソール型GPSデバイスは、認知症に伴う中核症状に特化しており、徘徊発生時や緊急事態などにスムーズにご家族・介護者へ位置情報を伴う通知が発信されます。それにより、介護者・被介護者の双方が徘徊を恐れず安心して生活することができるソリューションとなっております。

＜クラウドファンディングの達成＞

2024年12月24日(火)時点でクラウドファンディングの目標達成率100％を突破いたしました。

現在ネクストゴールを設定しさらなる応援をいただきながら、2025年のローンチに向けて最終開発を進めております。

READYFOR：誰もいなくならない社会を作りたい！認知症の徘徊対策インソール

https://readyfor.jp/projects/iru-insole