農福連携で胡蝶蘭を生産するAlonAlon(理事長那部智史、千葉県いすみ市)と、花と緑のプロフェッショナルとして創業 127 年を迎える第一園芸株式会社との取引がスタートします。
三井不動産グループの一員として長い歴史と高いブランド力を誇る第一園芸の仕入れ先にAlonAlonが選定され、2025年1月から取引がスタート。企業との新しい連携モデルを目指していきます。
AlonAlonオーキッドガーデンは開園から7年を迎えましたが、当初は「障害者の作った胡蝶蘭鉢は取り扱いが難しい」という理由で生花店から取引を断られるケースが多く、AlonAlonが生産者であることを伏せて卸すこともありました。
しかし、障害者と共に胡蝶蘭鉢作りを続ける中で、彼らの特性が生産において大きな強みになることが明らかになりました。例えば、自閉症特有のこだわりの強さは、他に類を見ないほど高品質な胡蝶蘭鉢を生み出す要素となり、知的障害者の持つ作業の継続力は、生産性を向上させる重要な力となっています。また、SDGsの理念が広がる中で、障害者の作った花を受け入れる社会的な環境も整備されつつあります。
第一園芸は1898年(明治31年)三井家別邸内に設立された三井農園を起源とし、創業から127年を迎え、西洋式花きの育種・栽培・販売に時代に先駆けていち早く取り組み、高度な専門知識と技術により
西洋式装花の礎を築いてきた日本の園芸文化のパイオニアです。
今回の取引開始は、高度な専門知識と技術に定評のある第一園芸株式会社が、障害者の特性を競争力として活用したAlonAlonの胡蝶蘭の品質の高さを認め、胡蝶蘭の仕入れ先とすることで、実現しました。
<今後の展望>
花卉業界の一流企業である第一園芸と農福連携を推進するAlonAlonとの取引開始は、福祉のプレーヤーと企業の新しい連携モデルです。
AlonAlonはこの企業連携モデルをさらに進化させることで、胡蝶蘭市場に新たな選択肢を提供するとともに、障害者の社会的自立を後押しし、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
NPO法人AlonAlon
AlonAlonは農福連携の新しいビジネスモデルで、知的・精神障がいの方たちに、生きがい・働き甲斐のある安定した仕事を創ることを目指しています。お世話するのでなく、障がいのある人々がスキルを身につけて成長し、やりがいを感じて仕事ができ、最終的には親亡きあとも自立できる力をつけてもらうことを目標としています。
住所:〒299-4502千葉県いすみ市岬町中原3863-61TaitoStyle D-02
代表者:理事長 那部智史
担当:池田
TEL:0470-62-6215
問い合わせ先:p-info@alonalon.or.jp
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