東大発スタートアップAI予防医学研究所が認知症予防啓発「オレンジケアハート運動」に参画

認知症リスク評価モデル「AICOG」を活用し認知症分野におけるデジタルヘルスケアを推進

株式会社AI予防医学研究所

東京大学発スタートアップ株式会社AI予防医学研究所(所在地:東京都新宿区 代表取締役:酒谷薫 以下 AI予防医学研究所)は、一般社団法人Web5.0推進協議会(所在地:東京都新宿区 会長:吉村 文吾 以下Web5.0推進協議会)が2025年2月より新たに開始した認知症予防啓発運動「オレンジケアハート運動」に参画したことをお知らせいたします。

 当社は、コア技術としてAIを活用した認知症リスク評価モデル「AICOG」を有し、人工知能を活用した革新的な予防医学ソリューションを提供することで、健康管理の未来を形作ることを目指しています。Web5.0推進協議会は、「個人に関連するデータや情報を個人に帰属させ、個人の意思で安全かつ安心して、自由にデータ・情報を第3者へ提供・活用できる世界の実現」および「蓄積された大量のデータ・情報とAIを活用して、各個人の人生をより快適にするような社会の発展」を目指す団体であり、この度、同団体が認知症予防啓発運動「オレンジケアハート運動」を開始するにあたり、当社もこの活動に参画することとなりました。オレンジケアハート運動では、認知症予防から終活まで、人生のすべてのステージにおける包括的な支援の実現を目指すサポート体制の構築を目指しており、その中で「AICOG」の活用を通じ認知症予防啓発を推進してまいります。

 超高齢社会において健康寿命の延伸は、医療費の抑制、社会・地域の活性化につながる取り組むべき重要な課題です。近年、従来の医療である、診断・治療に加え、疾病にかかる前段階での早期の予防を目指した「予防医療」が注目されていますが、特に、「デジタルヘルスケア」と呼ばれる、デジタル技術の活用を通じた科学的データに基づく健康管理や疾病予防が、医療やヘルスケアの向上に繋がることが期待されています。厚生労働省がまとめた推計によると、認知症の高齢者は2025年には471万6000人、2040年には584万2000人にのぼると推計されています(※)アルツハイマー型認知症などの変性性認知症を完全に治す治療法はまだ存在しないため、予防・早期発見が重要となります。オレンジケアハート運動は、認知症分野におけるデジタルヘルスケアを推進する活動であり、アカデミア、企業(医療、介護福祉、保険、IT等)、公官庁、自治体、地域住民等が協力しながら、予防・早期発見・病気のケア・生活支援・終活といった認知症にまつわる様々な課題の包括的な解決を目指してまいります。

※ 厚生労働省発表 「認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計」

(認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」令和5年度老人保健事業推進費等補助金九州大学二宮利治教授) https://www.mhlw.go.jp/content/001279920.pdf

■オレンジケアハート運動について

「オレンジケアハート運動」は“認知症は予防できる”ということを広める啓蒙活動です。認知症は脳だけの病気ではなく、生活習慣病や栄養障害など、体全体の健康状態が関わっています。健康的な生活習慣を通じて、認知症予防に取り組むことの啓発を通じ、認知症に対する社会全体の理解を深め、予防と早期発見を通じて健やかな地域社会を実現します。

①認知症予防の啓蒙活動

生活習慣病との関連性の理解促進、予防可能なリスク要因の周知、健康的な生活習慣の重要性の発信

②認知症の早期発見支援の確立

AIを活用した検査システムの導入、定期的な健康チェックの促進、かかりつけ医との連携強化

③“3つの健康”プログラムの提供

運動習慣や食生活の改善プログラム、メンタルヘルスケアの実施体制の構築、FPによる相談会

④地域社会との連携強化

 地域コミュニティとの協働、多世代交流プログラムの実施、包括的なサポート体制の整備

■東大の認知症予防研究と「AICOG」について

東京大学高齢社会総合研究機構及び大学院新領域創成科学研究科では、AIを用いて一般の健診データよりフレイル・認知症の早期発見と予防法の研究開発を行ってきました。

 AICOGは、酒谷薫により開発された、生活習慣病やフレイルなどの全身性代謝障害より認知障害リスクを推定するアルゴリズムです。人工知能(AI)の深層学習を応用して、健診データを解析、認知機能リスクを推定します。AICOGはアミロイドβなどアルツハイマー型認知症に特徴的なバイオマーカー測定を必要とせず、一般の健康診断のデータのみでリスク推定が可能、定期健診以外の特別な検査は必要ありません。そのため、過去の健診データの解析や大規模スクリーニング検査を実施することが可能です。さらに、健診の血液データなどから認知症のリスクとなっている病態を個人ごとに推定し、パーソナライズされた食事療法や運動療法を指導できるメリットもあります。(Front Neurol 2020, 2022;特許第6702836号,特許第6845716号)。

■「AICOG」開発者について

・代表取締役CEO 酒谷薫 (さかたに・かおる)

医学博士、工学博士。東京大学高齢社会総合研究機構特任研究員(東京大学大学院新領域創成科学研究科前特任教授)、医療法人社団醫光会理事長。(一社)脳とこころの健康科学研究所理事長。

 米ニューヨーク大学医学部脳神経外科研究所(助教授)、米イェール大学医学部神経内科(客員助教授)にて神経外傷の生理学的研究に従事。2003年、日本大学医学部脳神経外科教授、12年、同大学工学部教授、19年、東京大学大学院新領域創成科学研究科特任教授を経て現職。ストレス性脳障害を対象とした「脳の健康外来」(日大板橋病院)を立ち上げるなど脳神経医学の第一人者。『臨床が変わる! 医療AIシンプル・レクチャー・ブック』(新興医学出版社)など著書多数。

■一般社団法人Web5.0推進協議会について

少子高齢化、インフレ、労働生産性の低下など、日本は消滅の危機にさらされています。消滅回避のためには、データを活用した各個人の能力拡張が必要不可欠です。将来的に、現実空間のすべてのビジネスモデルは、エージェント(AI)およびWeb3.0の組み合わせで実現されることになります。多様なエージェントによる独自のメタバース群が登場し、これまでにないような多様な経済モデルが誕生します。近未来の魅力的なデジタル経済圏の創造と、リスク(社会課題の解決)を目指す規制整備(Web5.0)は必須です。わたしたちWeb5.0推進協議会は、「①個人に関連するデータや情報を個人に帰属させ、個人の意思で安全かつ安心して、自由にデータ・情報を第3者へ提供・活用できる世界の実現」および「②蓄積された大量のデータ・情報とAIを活用して、各個人の人生をより快適にするような社会の発展」を目指す団体です。

URL : https://www.web5ai.io/

■株式会社AI予防医学研究所

会社名:                 株式会社AI予防医学研究所

設立日:                 2024年6月

所在地:                 東京都新宿区新宿5-11-25 アソルティ新宿5丁目302

代表取締役:           酒谷    薫

事業内容:              AI技術を活用した予防医学システムの開発・運営、健康管理アプリケーションの提供

プレスリリースに関するお問い合わせ:ap-kanri@aipremed.ai

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会社概要

株式会社AI予防医学研究所

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URL
https://aipremed.ai/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区新宿5-11-25 アソルティ新宿5丁目302
電話番号
03-6721-1343
代表者名
酒谷薫
上場
未上場
資本金
6000万円
設立
2024年06月