築古マンション約4割の大阪で深刻化する「配管老朽化×住民高齢化」 防災にもつながる“壊さない配管再生法”を展示

2025年9月11日(木)~13日(土) 「管工機材・設備総合展」

株式会社P・C・Gテクニカ

 給排水管再生事業を専門に行う株式会社P・C・Gテクニカ(本社:愛知県名古屋市、代表:藤井要、以下当社)は、2025年9月11日(木)~13日(土)にインテックス大阪で開催される『第22回 管工機材・設備総合展』にて、特許を持つ配管更生技術である『FRPサポーター工法』の紹介を行います。

  従来だと、建物内の配管が老朽化した場合、外壁から取り壊す大規模工事が必要でした。しかし当工法は、配管の一部分から特殊な樹脂を流し入れ固めることによって、短時間かつ環境負荷の少ない工事を実現しています。また、特に近年は大地震や豪雨災害などへの備えが重要視されており、見えない配管劣化を早期に防ぐことは、防災対策としても欠かせません。

▲断裂した建物内の配管

■“二重苦”の大阪のマンション事情と、配管寿命が建物の1/2という事実

大阪市の分譲マンションは約38万戸。そのうち約4割が築30年以上を経過し、10年後には約1.5倍、20年後には約2倍と急増を見込んでいます。並行して、給排水管をはじめとする設備の劣化が急速に進行しています。(※)さらに、居住者の高齢化に伴い、管理組合役員の担い手不足や修繕費用の合意形成が難航するケースが増加。建物の老朽化と居住者の高齢化が重なり、「わかっていても進められない」という現状が、大阪のマンション再生における最大の課題となっています。

特に深刻なのは、高経年建物内の配管の劣化です。一般的にマンションなどの建物寿命が約40年とされるのに対し、給排水管の寿命はわずか20年程度。つまり建物本体の半分しかもたず、劣化が先行して進むのが実情です。しかし、配管は壁や床の内部にあるため、外観からは劣化を確認することはほぼ不可能。多くの場合、「漏水・詰まり・悪臭」 といった生活トラブルが起きて初めて発覚します。また、建物内部の劣化は、建物自体の耐久性も低下させるため、地震などの災害時には非常に危険です。こうした“見えない老朽化”が、居住者の安全・快適な生活を脅かす大きなリスクとなっています。

(※)参考資料:大阪市「住宅事情関係資料https://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/cmsfiles/contents/0000653/653631/sankou-shiryou4.pdf

■配管を壊さず延命する「FRPサポーター工法」

 このような課題を解決するために開発されたのが、当社独自の『FRPサポーター工法』です。既存配管の内側に特殊クロスと樹脂を用いて新たなパイプを形成し、壁を壊さず施工することが可能です。これにより「住民の退去不要・工期短縮・騒音や粉塵の大幅削減・廃材発生量削減」といったメリットを実現し、居住者への負担を最小限に抑えながら環境負荷も軽減します。

『FRPサポーター工法』の6つの特徴

①   既存配管内に新パイプを形成し、壁を壊さず施工できる6つの特許工法

②   廃材削減・工期短縮・コスト抑制を同時に実現し、居住者負担を最小限に抑えることが可能

③   中間階への入室不要で、施工は最上階と最下階のみ、断水時間も短い

④   穴あきやひび割れ配管を再生し、建物自体の構造強度と耐震性を向上させるため防災にも寄与

⑤   公共下水道にも応用可能で、官民問わず採用される信頼性の高い技術

⑥   2012年には愛知環境賞・名古屋市長賞を受賞

▲実際の工事現場(一部分の配管から樹脂を流し入れる)
▲FRPサポーター工法の工事手順 

■見どころは、劣化配管例と工事風景動画!サンプル管や機材紹介も 

  展示会ブースでは、実際に再生工事を行った配管のサンプルをご用意しています。また、実際の施工現場の臨場感を伝えるデモンストレーション動画や、使用する機材の紹介を通して、工法への理解を深めていただけます。当社社員がブース内に常駐しているので、工法や工事内容についてのご質問だけでなく、ビルやマンションの状況に合わせたご相談、さらには具体的な施工事例(築年数、規模、費用感、作業日数など)についても詳しくご案内いたします。この機会に、当社の画期的な技術がどのように社会のインフラ老朽化問題、特に夏季に顕在化する排水管の課題を解決するのか、ぜひ当社ブースで直接ご確認ください。

▲展示中のサンプル管
▲デモンストレーション動画公開中

 

  ■代表取締役 藤井 要(ふじい かなめ)コメント

「大阪は全国的にも高経年マンションが集中し、建物老朽化と居住者高齢化が同時に進む“二重苦”を抱えています。私たちが開発した『FRPサポーター工法』は、建物の寿命を延ばすだけでなく、住民の生活を守り、環境負荷を減らす技術です。展示会では、ぜひ実際に施工サンプルをご覧いただきながら、未来のまちづくりに貢献できる具体的な解決策をご紹介したいと考えています。展示ブースでは施工サンプルやパネルを展示し、代表である私からご説明を行っています。業界関係者や報道の皆さまに直接技術の背景や意義をお伝えし、老朽化対策に向けた新しいアプローチを発信できればと考えています。」

<開催概要>

展示会名:第22回 管工機材・設備総合展 OSAKA 2025

日時:2025年9月11日(木)~13日(土) 10:00~17:00(最終日15:00終了)

会場:インテックス大阪 6号館Aゾーン(〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-5-102)

展示内容:FRPサポーター工法の施工サンプル、環境負荷削減効果の紹介、団地・病院での事例解説

公式HP:https://pst.pst-osaka.or.jp/

 

※記載されている内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

<株式会社P・C・Gテクニカについて>

1964年設立。PCGは、Pipe Clean Guarantee の略であり、配管をきれいにする会社として、給排水管の更生工事を主軸にしております。SDGsの考えに賛同しており、持続可能な社会の実現を目指しSDGsの活動を支援しております。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社P・C・Gテクニカ

0フォロワー

RSS
URL
http://www.pcgtexas.co.jp
業種
建設業
本社所在地
愛知県名古屋市天白区原1-1204
電話番号
052-804-0081
代表者名
藤井 要
上場
未上場
資本金
9800万円
設立
1964年03月