岡山県真庭市×阪急阪神百貨店 大阪・関西万博でサステナビリティイベント開催

~蒜山・阿蘇・近江八幡の3つの地域と連携、建築家・隈研吾氏の登壇も~

 株式会社阪急阪神百貨店(本社:大阪市北区、代表取締役社長:山口俊比古)は、岡山県真庭市が主催するイベント「未来をつむぐ、草原・湖と人の関係性」を企画・運営します。本イベントは、環境にやさしい素材「茅(かや)」を通して「持続可能な人の営みを自然の中で考える」機会の提供を目的に、8月14日と15日、大阪・関西万博のフェスティバルステーションにて開催いたします。「聴く(トークセッション)」「見る (アート・パネル展示)」「触れる(ワークショップ)」の3つのアプローチで、蒜山(岡山)・阿蘇(熊本)・近江八幡(滋賀)の3つの地域ならではの「茅」の魅力や環境保全の取り組みをご紹介します。当社は2020年から真庭市と協業し、人と自然のつながりをブランド化する取り組み「GREENable(グリーナブル)」を進めており、関連して本イベントの企画・運営業務を受託しています。

 なお、真庭市は、「大阪・関西万博」のシグネチャーパビリオンのひとつ「EARTH MART(アースマート)」の茅葺き屋根に、同市蒜山地域の茅を提供しました。また、阿蘇・近江八幡を含む全国の茅も使用されています。「いのちをつむぐ」がテーマの同パビリオンは、放送作家の小山薫堂氏がプロデュースし、設計は建築家の隈研吾氏が担当しています。

蒜山高原(岡山県真庭市)の草原
「EARTH MART」 ©EARTH MART/EXPO2025

イベント概要

タイトル

未来をつむぐ、草原・湖と人の関係性 Produced by GREENable

テーマ

持続可能な人の営みを自然の中で考える

会期

2025年8月14日(木)、15日(金) 午前9時~午後8時 

※15日は午後5時閉場

会場

大阪・関西万博 フェスティバルステーション

主催

岡山県真庭市・蒜山自然再生協議会

共催

熊本県阿蘇市、公益財団法人阿蘇グリーンストック、滋賀県近江八幡市

企画・運営

株式会社阪急阪神百貨店

【トークセッション】

タイトル

未来をつむぐ、草原・湖と人の関係性

日時

2025年8月14日(木)午後1時~2時

場所

大阪・関西万博 フェスティバルステーション ステージ

登壇者

以下の通りです

©Designhouse

隈研吾氏 建築家

1954年生。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授、日本芸術院会員。50を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。

沖元太一氏 茅葺職人、株式会社Earth Building 代表取締役

広島市出身。筑波大学大学院修士課程修了。宮城県にある茅葺屋根専門会社に10年勤め退社。その後、Earth Buildingを立ち上げ。

2013年より、生まれ故郷である広島と、宮城県石巻市を拠点として活動している。

行方ひさこ氏 ブランディングディレクター

ラウロア株式会社、イトシマ株式会社 代表取締役

ファッションやライフスタイルブランドのディレクターとして活動。近年では、工芸や食・地域活性などエシカル&ローカルをテーマに、その土地の風土や文化に色濃く影響を受けた「モノやコト」の背景やストーリーを読み解き、自分の五感で編集すべく日本各地の現場を訪れることをライフワークとしている。

増井太樹氏 公益財団法人阿蘇グリーンストック 専務理事

鳥取大学大学院農学研究科(生物資源環境学)修了後、株式会社プレック研究所に入社、その後岐阜大学連合農学研究科(農林環境科学)、真庭市役所(林業・バイオマス産業課)を経て2022年より現職。学生時代より一貫して日本の草原に関わり続けている。近著に、愛しの生態系(文一総合出版)、景観生態学(共立出版)、森林学の百科事典(丸善出版)(いずれも分担執筆)。博士(農学)、技術士(環境部門)。

【シンポジウム】

タイトル

共創で育む蒜山の草原、自然と人の関係性

日時

2025年8月15日(金)午前11時~12時

場所

大阪・関西万博 フェスティバルステーション ステージ

登壇者

以下の通りです

伊藤敦哉氏 真庭市副市長(蒜山自然再生協議会副会長)

昭和62年岡山県庁に入庁し、その後同庁の農林水産部長、総合政策局長などを歴任し、令和4年4月に真庭市副市長に就任。

日置佳之氏 蒜山自然再生協議会 会長

鳥取大学農学部名誉教授。専門は「人間が壊した生態系を治す技術について研究する」生態工学。蒜山自然再生協議会長として、蒜山高原の半自然草原・湿原とそこに生育する絶滅危惧種などの保全・再生に取り組んでいる。博士(農学)、技術士(環境部門)、1級造園施工管理技士、樹木医、森林インストラクター。2023年、自然環境保全環境大臣表彰、2025年緑化推進運動者内閣総理大臣表彰。

谷山二朗氏 大成建設株式会社 副社長執行役員

サステナビリティ総本部長

社内のCSuOとして、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を実現するために、お客様と社会のサステナビリティ課題解決に取り組んでいる。蒜山自然再生協議会と連携して自然共生サイト「蒜山高原鳩ヶ原草原及び周辺湿原」の保全に取り組むプロジェクトの責任者。

笹渕紘平氏 環境省 自然環境局

2006年環境省入省。慶良間諸島(沖縄)、佐渡(新潟)、阿寒摩周国立公園(北海道)などの現場最前線と、本省での政策立案の両方の経験を活かして「人と自然の共生」に向けた施策を推進。2025年6月まで自然共生サイト認定、自然再生等を担当。

【アート・パネル展示】

日時

2025年8月14日(木)、15日(金)午前9時~午後8時

※15日は午後5時閉場

場所

大阪・関西万博 フェスティバルステーション

内容

蒜山・阿蘇・近江八幡での草原再生の取り組みや、資源を活用したアート作品などを紹介します。パネル展示では3地域における、草原や湖の水辺を取り巻く現状とそれらを守る取り組みを、〔生物多様性〕〔循環〕〔未来〕の3つのキーワードでご紹介します。

【ワークショップ】

日時

2025年8月14日(木)、15日(金)午前9時~午後8時

※15日は午後5時閉場

場所

大阪・関西万博 フェスティバルステーション

内容

イベント開催中はススキやヨシを活用したワークショップを行います。蒜山は「ホタルかご」と「茅の輪」づくり、阿蘇は「ススキのミニほうき」と「アロマ調香Lab」、近江八幡は「ヨシでつくるアート作品」を実施いたします。

参考資料

【茅】

茅は茅葺き屋根に使われる植物で、ススキ、ヨシ、オギなどの自生するイネ科植物や人の営みの中で収穫される稲藁や小麦藁などの総称です。 イネ科ススキ属のススキは、日当たりのよい平地や山野に生育する多年草で、秋の七草にも詠まれ、秋の風物詩として古くから親しまれています。イネ科ヨシ属のヨシは、湖沼や河川などの水辺に群生する大型の多年草です。古来、屋根を葺(ふ)く素材などに利用され、古くなれば農業用のたい肥として活用、最後は土に還すことができます。日本各地で伝統や文化を形づくり、「茅葺き」「茅採取」を含む「伝統建築工匠の技」は2020年、ユネスコ無形文化遺産に登録され、環境問題のシンボルとして国際的に注目されています。“人が手を入れる”ことで育んできた草原や水辺の自然環境は、希少な動植物の宝庫でもあります。

ススキ
ヨシ

【GREENable】

阪急阪神百貨店と真庭市の連携によって生まれた「人と自然が共生する、洗練された持続可能なライフスタイル」を提案するコミュニティブランドです。真庭市蒜山の大山隠岐国立公園近接地に誕生した観光文化発信拠点施設「GREENable HIRUZEN」を起点に、阪急阪神百貨店が培ってきた感性と、地域が持つ豊かな自然や文化を組み合わせ、「自然と共生する暮らし」を提供するコンテンツを開発・支援しています。また、「山焼き準備と茅刈り体験」などのアクティビティも実施しています。「都市と地域」「産・官・学」など業界・業態を超えた共創に挑戦しています。

山焼き準備と茅刈り体験

【GREEN AGE】

阪急うめだ本店8階に2023年4月にオープンした、「人と自然の共生」がコンセプトのワールドです。コロナ禍を経てより強くなった「サステナブルな暮らしをしたい」「おしゃれを楽しみながら環境に配慮したい」といったお客様のニーズにお応えします。ラグジュアリー、ファッション・スポーツ、ヘルス&ビューティー、ライフスタイルのブランドが垣根なく共存し、多彩なアイテムがそろうほか、ワークショップなどのイベントを開催しています。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://www.h2o-retailing.co.jp/ja/index.html
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
大阪府大阪市北区角田町8番7号
電話番号
-
代表者名
荒木直也
上場
東証プライム
資本金
177億9600万円
設立
1947年03月