三井メディカルジャパン、リンパ浮腫患者でも履ける機能性シューズの「特許取得」のお知らせ
患者様一人ひとりのニーズに合わせたシューズを提供することで、より良い生活を送れるようサポートしてまいります。
がんサバイバー、骨盤臓器脱患者など深刻な医療課題を抱える方たちの症状緩和、予防につながる医療機器の企画・開発・製造を手掛ける株式会社三井メディカルジャパン(本社:東京都中央区、代表取締役:三井桂子)はこの度、リンパ浮腫患者でも履けるシューズを開発し、2025年1月15日に特許を取得したことをお知らせいたします。
◆「リンパ浮腫患者でも履けるシューズ」開発に至った背景・課題
リンパ浮腫は、がん治療などによりリンパの流れが滞り、手足などにむくみが生じる疾患です。従来の、片方の足だけむくんだ場合、靴が履けなくなってしまったりサイズの異なる靴を2足購入し、片方ずつ履いたりする必要がありました。
この課題を解決するため、前開き式のシューズを開発し、特許を取得しました。このシューズは、独自の開閉機構により、様々な足の形状に柔軟に対応し、快適なフィット感を実現します。むくみの変動にも対応できるため、左右の足のサイズが異なったり、むくみが気になる方でも、圧迫による痛みやしびれを軽減し、快適な履き心地でご利用いただけます。また、機能性と洗練されたデザインを両立しており、日常使いにも違和感なく取り入れられます。
◆本製品の特長
-
前開き式:前開きなので、横に広がって足がむくみで腫れても履きやすい
-
快適性: 圧迫による痛みやしびれを軽減し、快適な履き心地を実現
-
機能性: むくみの変動に対応できる柔軟な設計
-
ファッション性: 機能性だけでなく、洗練されたデザインにもこだわり、普段使いしやすいおしゃれなシューズを実現
◆特許取得の概要
発明の名称 |
履物 |
出願番号 |
特願2024-550549 |
特許番号 |
特許第7414694号 |
登録日 |
令和6年1月7日 |
特許公報発行日 |
令和6年1月16日 |
◆今後の展開
当社は、本特許取得を機に、リンパ浮腫患者様のQOL向上に貢献できるよう、製品の完成に向けた研究開発を進めて参ります。
◆開発者について
三井桂子(みつい・けいこ)
株式会社三井メディカルジャパン 代表取締役
海外生活を経験後、22歳で結婚。妊娠出産に伴い、多くの女性が患う病気と出会い、その治療法も限られていることから医療機器の開発に着手。
2006年に医療機器製造販売会社の株式会社女性医療研究所(現・三井メディカルジャパン)を設立。2021年から商工組合日本医療機器協会理事を歴任。日本における女性疾患についての認知や理解度の低さに危機感をおぼえ、医療機器の開発に着手。子宮脱をはじめとする骨盤臓器脱の治療に用いる「フェミクッション®」を開発。医療現場に向けた骨盤臓器脱についての啓発活動も行う。
◆監修医師について
三井メディカルジャパンでは商品開発するにあたり、医師による監修を行っています。
永尾光一医師
東邦大学 医学部 泌尿器科学講座教授
形成外科・泌尿器科・生殖医療専門医
昭和大学にて形成外科学を8年間専攻。その後、東邦大学で泌尿器科学を専攻し、形成外科・泌尿器科両方の診療科部長を経験する(2つの基本領域専門医を取得)。得意分野はマイクロサージャリーをはじめとする生殖医学領域の形成外科的手術。泌尿器科医の枠を越えた細やかな手術手技と丁寧な診察で、様々な悩みを抱える患者様から高い信頼と評価を得ている。日本形成外科学会専門医、日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本性機能学会専門医、日本生殖医学会(旧日本不妊学会)生殖医療専門医。
◆商品詳細と購入方法
本製品の発売時期は現在調整中です。詳細が決まり次第、当社のウェブサイトにてお知らせいたします。製品に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
公式サイト:https://urogyne.jp/
◆会社概要
会社名:三井メディカルジャパン
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-12-4(スペース)NE&E BLD 5F
代表取締役:三井桂子
設立:2006年12月
事業内容:医療機器の研究開発・製造・販売
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 医療・病院福祉・介護・リハビリ
- 関連リンク
- https://urogyne.jp/
- ダウンロード