“育成コストの壁”を超え持続可能な人材育成へ 小売業従事者12000人指導したコンサルタントが「助成金活用型」研修の成果を公開
人手不足時代の新たな打ち手 小売現場における人材育成の現実解を提示
小売業界を専門に研修事業を行うWILLSORT株式会社(東京都渋谷区 代表/代表コンサルタント 海藤美也子)は、本年4月より制度が大幅に改正された「人材開発支援助成金」(厚生労働省)を活用した研修プログラムの提供を開始。
中日本ハイウェイ・リテール株式会社(愛知県名古屋市 代表取締役社長 本多亨)における計4回にわたる実践型研修、旗艦店3店舗の事前・事後の店舗調査を終えた成果を公開しました。

※厚生労働省「人材開発支援助成金(人材育成支援コース)」
https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001245344.pdf
※本年4月からの制度改訂について
https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001469655.pdf
「助成金活用型研修」実施背景
近年、あらゆる業界で「人材不足」は喫緊の経営課題とされており、小売業界も例外ではありません。中でも離職率の高さは、多くの企業に共通する深刻な問題です。
弊社代表は元アパレル販売員として、自身が「売上だけではなく、育成を通じて店を強くしていく」経験を重ねてきました。一方で、現場を離れて多くの企業を支援する中で、研修を実施したくても予算やノウハウ不足が足かせとなり、“学びの機会”が届いていない現状に直面しました。
そのギャップを埋めたいという想いから、「助成金を活用して現実的に続けられる研修」を形にしたのが今回のプログラムです。
また、人材開発支援助成金が2025年4月より内容が大幅に見直され、企業側の負担軽減や活用のしやすさが高まったことも、導入を後押しする大きな要因となっています。
今後は、こうした取り組みをより多くの事業者に提案し、小売業における人材育成の推進に貢献していきます。
「助成金活用型」研修・助成金概要
対象:小売業の実店舗運営企業(全国対応)
内容:各企業に合わせた座学研修や店舗研修等
■助成金について
〈種類〉
人材開発支援助成金「①人材育成支援コース」
〈内容〉
・研修を受けている時間の賃金に関する助成
・研修費用に関する助成

参照:https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001245344.pdf
■2025年4月1日の大幅改定について
〈内容〉
・賃金助成額の大幅拡充
・一部メニューの整理・重点化
・申請手続きの簡素化
〈ポイント〉
・以前よりも経済的に実行しやすくなった
・手続きの複雑さが解消され、導入検討に繋がりやすくなった

参照:https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001469655.pdf
■ 助成金活用にあたっての留意事項
・助成金の支給可否・支給額は、企業の状況や申請内容、労働局の審査結果により異なります。
・本事例は支給を保証するものではありません。
・助成金の申請手続きについては、企業自身または社会保険労務士が行います。
・当社は研修の企画・実施を担当し、制度理解に関する一般的な情報提供を行っています。
・助成金制度は予告なく内容が変更される場合があります。
導入企業の研修事例
■導入企業・研修の詳細

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企業名 |
中日本ハイウェイ・リテール株式会社 |
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事業 内容 |
サービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)における 飲食・物販事業 |
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研修 内容 |
・接客研修(5.5時間×2回) |
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参加 |
47名 |
中日本ハイウェイ・リテール株式会社では、「お客様に立ち寄っていただけるような施設づくり」を進めており、その先の「お買い上げ率の向上」を課題に掲げていました。
街中の商業施設などとは違った特殊立地での接客と、属人的にならず活用できる売れる売り場づくりのために二種類の研修を実施。
さらに研修前と研修後に店舗調査を行い、研修成果を検証する内容に設計しています。

■助成金の活用について
賃金助成額(上記改定後資料参照):1人800円/1時間
当研修の総時間:11時間
対象者:47名
800円×11時間×47名=413,600円の助成適用
+
経費助成率45%適用
上記を反映させた内容となりました。
これにより、企業負担が大幅に削減され、より充実した研修内容の提供が可能となりました。
研修の成果
■研修参加者の声
・常連のお客様から話しかけていただく機会が増え、
日々の接客において販売促進を意識するようになりました。
その結果、一人でも多くのお客様に商品をご提案しようという意識の変化を実感しています。
(店舗スタッフ/接客研修)
・第一印象の重要性。サービスとは期待を上回ること。
今までの常識だけでは対応しきれない現状を、改めて認識し、
一人ひとりが成長していかなければいけないと感じました。
(本社 営業部/接客研修)
・お客様より感謝の言葉を以前より多く頂くようになり、
メンバーも丁寧な接客を心掛けるようになってきました。
繁忙期もできる限り丁寧な接客を心がけ、
お客様に気持ちよくご利用いただけるようにしたいと思います。
(店舗スタッフ/接客研修)
・手書きのPOPや絵を書くことに苦手意識がありましたが、
実際にやってみると、それほど難しくなく感じました。
他の方のアイデアに触れ、自分にはないものをいろいろと感じたので、
スタッフみんなでアイデアを出し合ってPOP作成をしていきたいです。
(店舗スタッフ/POP研修)
・⽴ち⽌まってPOPを⾒てくださるお客様や、
実際に商品を⼿に取ってくださる場面が見られるようになりました。
これまでのPOPとは異なる手書きPOPを取り入れたことで、
売場にメリハリが生まれ、お客様の視線を集めている様子がうかがえます。
特に「あんサンド」は、POP作成後に売上が伸びており、
販売促進におけるPOPの効果を実感しています。
(店舗スタッフと店長コメント/POP研修)
■担当者の声

社員の成長につながる研修を全社的に展開
できるだけ多くの社員に学びの機会を創りたいと考えていましたが、なかなか全社的に取り組むまでには至っていない状況が続いていました。
今回、助成金活用型での研修提案を受けたことで、取り組みを大きく加速させる後押しとなり、多くの社員に質の高い学びの機会を提供することができました。社員が積極的に受講している姿も、大きな手応えとして感じています。
より良い店舗づくりに繋げるため、これからも人材育成に力を入れていきたいと考えています。今回の研修が、社員一人ひとりの成長と会社全体の進化に向けた大きな一歩になると期待しています。
私たちの今後の展開
今後はより多くの小売事業者が「助成金活用型研修」を活用できるよう、店長・マネージャー層や新入社員層など、対象者を明確にしたプログラム提案、企業の問題解決に直結する研修内容の拡充などを行います。
今回の中日本ハイウェイ・リテール株式会社の導入事例が、人材育成に課題を感じつつもなかなか一歩を踏み出せずにいる企業にとって、有効なモデルケースとなることを期待しています。
WILLSORT株式会社代表 海藤美也子の想い

必要最低限の負担で、最大の成果を
私達がこの研修プログラムを取り組むのは、「今こそ、小売業の人材育成に現実解を!」という強い思いがあるからです。
助成金を活用することで、これまで”やりたくてもできなかった育成”が、ぐっと実現しやすくなります。
単なる費用の補助ではなく、戦略的に”ひとへの投資”を実現できる手段として、多くの企業に注目してもらいたいのです。
現場の声と企業の経営課題、両方に向き合ってきた立場だからこそ、広くこの仕組みを届けていきたい。”ひと”が育つ小売業界の未来を、企業の皆様と一緒に作っていければ嬉しく思います。

WILLSORT株式会社
小売業に特化した人材育成企業
小売事業者への研修・コンサルティングと、販売経験者に向けた講座事業を展開
『人と組織の想いをカタチに、共に未来を切り拓く』
社名:WILLSORT株式会社
代表者:海藤美也子
所在地:東京都渋谷区神宮前4-28-26
HP:https://willsort.co.jp/
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