株式会社Playboxが筑波大学発ベンチャーの称号を授与しました。

株式会社Playbox（東京都千代田区、代表取締役：スコットアトム）は、このたび筑波大学より「筑波大学発ベンチャー」の称号を授与されました。

株式会社Playbox

2025年5月14日 12時30分

AIによるスポーツ映像解析技術を開発・提供する株式会社Playbox（本社：東京都千代田区、代表取締役：スコットアトム）は、2025年5月、国立大学法人筑波大学より「筑波大学発ベンチャー」としての認定を受けました。これは、当社の技術的独自性と社会実装への取り組みが評価されたものであり、今後はAI技術のさらなる精度向上と、スポーツ現場への一層の普及を目指してまいります。

「筑波大学発ベンチャー」認定について

「筑波大学発ベンチャー」は、筑波大学に関わりのある人材や研究成果をもとに設立され、社会的意義や成長性が認められた企業に対して筑波大学が付与する称号です（※詳細：筑波大学産学連携本部ベンチャー支援 https://www.sanrenhonbu.tsukuba.ac.jp/spin_offs/ ）。大学の研究を社会に還元することを目的とし、選定企業は技術力と社会実装力の両面で一定の評価を受けています。

株式会社Playboxとは

株式会社Playboxは、人間の動きをAI技術を通じて数値化・解析可能にする『Make Human Movement Computable』をビジョンとして掲げています。スポーツ領域で培った動作分析やトラッキング技術を、スポーツ以外の幅広い分野にも展開しています。

具体的には、オフィスや工場などの作業環境における動作効率化支援、セキュリティ領域における行動解析システム等、多様な分野での受託開発および技術提供も積極的に行っています。

当社は、スポーツを超えて人間の動きをより理解しやすくし、社会課題解決に貢献することを目指しています。

当社が開発・提供するAIスポーツ映像解析システムについて

市販のGoProを使用した当社のAIカメラシステム。専用機材を必要とせず、初期コストを抑えて導入が可能に。

『Playbox』は、手頃なカメラで撮影したスポーツ映像をAIが自動的に分析・編集・共有するプロダクトであり、スポーツを楽しむすべての人がデータを通じてより豊かな体験を得られることを目指しています。

特にアマチュアやセミプロチームに対し、手軽で低コストながら高品質なスポーツ分析を提供。従来は高額な機材や専門的なスキルが必要だった映像分析を、誰でも簡単に導入・活用できるようにしたことが最大の特徴です。多くのチームや個人が、手軽にパフォーマンス向上や戦術分析を行えることで、スポーツの裾野を広げることが期待されています。

また『Playbox』は、競技レベルに関わらずスポーツを楽しむ人々が、自分たちの試合や練習をデータに基づいて振り返り、新たな発見や喜びを見つけられることを願い開発されました。プロの世界で一般的となったAI分析技術を、身近で使いやすい形で提供することで、日本のスポーツ文化発展にも貢献したいと考えています。

AI解析技術の深化と他分野展開への可能性

当社では、スポーツ領域で培った映像解析技術を基盤に、AIによる動作認識・行動解析の高度化と、その応用展開を進めています。

戦術の可視化や改善支援を行うB2B SaaSの提供

本サービスは、競技力向上とファンエンゲージメントの強化を両立する設計となっており、チーム運営のDX化にも貢献しています。具体的には、競技映像から選手の動作やプレー状況を自動で解析し、戦術の可視化や改善支援を行うB2B SaaSを提供しています。

スポーツ界の枠を超えた、高レベルな映像処理AIの提供

個人トラッキングにより勤務時間や滞在時間を自動記録し、動線の可視化で業務効率化を図ります。また、集団トラッキング（人流解析）により、混雑エリアの把握や空調の自動制御による施設運営の最適化も可能です。さらに、立ち入り禁止エリアへの侵入検知や異常行動の早期発見といったセキュリティ強化への応用可能性も広がっており、「人の動き」を読み解くAIとして、当社技術はさらなる応用展開を見据えています。

今後も、筑波大学で培った技術と現場実装の経験を活かし、多分野に応用可能な映像解析AIの社会実装を加速してまいります。