旅行系スタートアップ「Deeper Japan」を運営する合同会社シュタインが、長野県木島平村と地域活性化起業人に関する協定を締結。

日本各地での旅行客向け体験コンテンツ造成の知見を活かし、地域資源の発掘、コンテンツ化、発信に挑戦します。

合同会社シュタイン

合同会社シュタイン(本社:東京都世田谷区/代表 石川光)は、総務省が推進する「地域活性化起業人」プログラムを活用し、長野県木島平村へ社員を3年間にわたって派遣する協定を締結いたしました。2021年4月13日には、木島平村役場にて委嘱式が開催されました。日本各地での旅行客向け高付加価値体験コンテンツを企画・造成する知見を活かし、木島平村の観光振興に関する統一コンセプトの立案、魅力ある地域資源の発掘、コンテンツ化、発信を通して、定住・交流・関係人口の増加を見据え、地域活性化を目指します。

(左から日䑓 正博 木島平村長、石川 光 合同会社シュタイン代表)(左から日䑓 正博 木島平村長、石川 光 合同会社シュタイン代表)

地域活性化起業人制度(旧・地域おこし企業人制度)は、2017年(平成29年)より開始された総務省による地域振興の取組みの一環であり、三大都市圏に所在する企業から過疎地域等の市町村に社員を派遣し、地域活性化に係る幅広い事業において自治体・地域団体との協働を支援する制度です。対象となる地域活性化の事業は多岐に渡っており、観光振興・特産品開発・地元企業活性化・DX推進などが挙げられます。

木島平村は長野県の北東端に位置し、南に高社山、東南に高標山、東はカヤの平高原、北は毛無山系と三方を山に囲まれた豊かな自然が残る農山村です。また、冬期間の積雪深は2mにも達する豪雪地帯であり、豊富な雪解け水が、農作物の栽培に適した自然環境をつくりだしています。

 

水田と高社山水田と高社山


村の基幹産業は米を主体とする農業であり、村内産の堆肥を使った有機減農薬栽培を行うことで資源の循環化による環境保全と安心安全な農業を展開しています。また農業とともに村の基幹産業である観光では、木島平スキー場やブナの原生林が広がるカヤの平高原、絶景露天風呂の馬曲温泉をはじめとし、広域観光や通年観光にも力を入れております。

絶景の露天風呂 秘湯・馬曲温泉絶景の露天風呂 秘湯・馬曲温泉

また、子育て環境の整備、自然環境を活かした保育、国際化・情報化に対応した教育環境の充実を図ることで、子育て世代への魅力を活かした移住定住にも力を入れております。

近年、地球温暖化による異常気象などが課題であります。2050 ゼロカーボン社会に向けそれぞれの自治体が取り組む必要があります。今後、村では豊かな水資源を活用した水力発電をはじめとする再生可能エネルギーの活用や省エネ対策に取り組みます。
 

ブナの森が広がるカヤの平ブナの森が広がるカヤの平


Deeper Japanは、訪日旅行客が通常はアクセスするのが難しい日本の伝統文化体験を、簡単にオンラインで予約ができるサービスです。質の高い文化体験を厳選し、最前線で活躍する職人やアーティストと直接提携することで、言語や文化、価値観の違いを越え、旅を通した異なる文化間の相互理解、伝統と多様性の保全、共感と寛容に満ちた社会を目指します。対象を原則として少人数のゲストに絞り、大人数向けの画ー的な体験ではない、職人とゲストがより深く接する時間を提供します。 また、独自に採用し研修を重ねた通訳ガイドが同行することで、可能な限りゲストの母国語での通訳を行っています。


新型コロナウイルスの影響により国境を越えての移動が制限される中で、ターゲットを在住外国人はもとより、日本人にも向けることで、新たな顧客層への訴求を強めています。もともと、日本人に紹介しても恥ずかしくないもの、日本人が海外の友人に心の底から紹介したいものに限って、コンテンツの企画や選定を進めてまいりました。国内の移動すらも制限される状況において、オンラインへ場を移した体験や企業研修・大人向け社会科見学の受け入れ、地域コンテンツ開発・誘客多角化を目指す自治体やDMO、観光協会への支援など、事業の幅を広げています。

地域の宝ものを発掘し、伝統を担う職人やアーティストとの関係づくり、日本人と外国人どちらにも傾きすぎない視点からの体験商品づくり、各地での通訳ガイドの採用・研修、クリエイティブチームによって地域・人・モノの魅力が継続的に伝わっていくビジュアル・仕組みづくりをワンパッケージで進めています。

 

日䑓村長(左)から委嘱書を受け取る、シュタイン 江口日䑓村長(左)から委嘱書を受け取る、シュタイン 江口

木島平村では、特に外国人旅行客向けの体験コンテンツ造成にフォーカスしすぎることなく、合同会社シュタイン及びDeeper Japanの都市部におけるネットワークや、地域との結びつきにおける実績からの知見を生かした、観光分野における多様な事業の推進が期待されています。今回、合同会社シュタインからは、ソムリエの資格を持ち、サービスマンとしてレストランマネジメントに携わってきた経歴を持つ、江口哲史が派遣されます。江口は入社以来、食をキーワードにした日本の各地方についての知見や、サービスマンとして培ったホスピタリティを活かし、職人さんやアーティスト、自然ガイド等と連携してのコンテンツ作りを推進してきた実績を有しており、今回の派遣では、より地域の目線を生かした事業の企画・運営が期待されます。


少子高齢化からの人口減少、さらには新型コロナウイルスの蔓延を背景に、地域にとっては困難な状況が続いています。合同会社シュタインは、様々な地域課題解決の礎となれるよう、今回の協定を通して木島平村に貢献して参ります。

Deeper Japan
https://deeperjapan.com/

<会社概要>
【会社名】合同会社シュタイン
【代表者】石川 光
【会社設立】2014年10月
【URL】https://www.steincorporation.net/

<本件に関するお問い合わせ>
【広報担当者】江口 哲史
【TEL】050-3746-3732
【E-mail】info@deeperjapan.com


 

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業種
情報通信
本社所在地
東京都世田谷区太子堂1-12-38 903
電話番号
050-3746-3732
代表者名
石川光
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年10月