マックホームの分譲住宅地開発手法 『持続可能型多世代コンパクトシステム@地元』が「2019年グッドデザイン賞」を受賞
マックホーム株式会社(本社:埼玉県朝霞市、代表取締役社長:氏居 照和)の分譲住宅地開発手法 『持続可能型多世代コンパクト街区システム@地元』が、このたび、「2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)」を受賞いたしました。
『持続可能型多世代コンパクトシステム@地元』とは、地域の活性化を想い、地元の小規模な土地でも多世代ライフを叶える仕組みです。
従来の小~中規模分譲住宅開発では、事業収益の観点で土地を効率良く一棟でも多く、同様の大きさの建物を想定して区画を割るのが一般的で、分譲地に余白を設けることは珍しいことです。しかしその結果、土地を手放す際に付加価値がなく、中古流通で難儀し、売り主にも不動産事業者にも満足した結果が得られないのが現状となっています。また、30~40代の子育て世帯とその親が隣同士に暮らそうと思っても、高齢者にはその土地は広く、2区画分では価格も高くなるということで諦めざるを得ないという光景もあります。
それらの現状を解決するために、分譲地内の中央にコモンスペースを設置してコミュニティの活性化を図ると共に、各戸が角地形状になるため、従来よりも評価出来る資産になります。また、区画の大きさを一律にせずに、立地によって高齢者の住み替えやDINKs(結婚後、子供を持たずに、夫婦とも職業活動に従事するライフスタイル)世帯などを明確な対象とすることで、世帯ごとに必要な大きさを区画内で担保出来るような工夫をしている。「世代」「世帯」「暮らしや趣味嗜好」「建物形状」の4つを軸にそれぞれ4つのパターンを想定した「4×4×4×4の256パターンのライフスタイル」を実現して、多世代が混在するコミュニティを形成する仕組みとなっています。
◆デザイナーのコメント
「いま、ここ」からできること。
これまでの一般的な分譲住宅は、一次取得者(30~40代の初めてマイホームを購入する方)を代表とする一定の世代に焦点を合わせて、立地・部屋数・価格の条件から似通ったプランで建てられていました。
分譲住宅は、注文住宅と比較して価格的なメリットはありますが、暮らし方を家に合わせなければならない窮屈さがあり、また一定の特性を持った世代が集まるため、異なる世代や暮らし方をする世帯が入ってもコミュニティ形成がしづらいという実情があります。この暮らしの窮屈さを解消することは難しく、その土地を手放す際にも立地や区画によっては買い手が見つからない、評価額が極端に低いなど、価値が維持されないのも現状です。また、高齢化した親の引取問題、家庭内における子どもの虐待などの増加している社会問題と住まいには密接に関係しているところがあり、これらも軽視できない問題です。
そこで、それらを解消するために、資産としての評価が維持されて空き家化しにくいこと、また、多様な家族世帯に分譲住宅としてのメリットを提供することを目的とした仕組みを考えました。
わが国が少子高齢化社会を迎える今、従来の住宅の商品化だけに留まらず、家に住む人々のネットワークを創り出すことが、これからの地域密着型デベロッパーとしての責任になると考えています。
◆グッドデザイン賞審査委員に評価コメント
高齢者人口との隔離は現在進行系で発展しているわが国の社会問題であり、このプランニングシステム(『持続可能型多世代コンパクトシステム@地元』)は、多世代の居住空間のあり方を改善し、長期的に持続可能性を高め、本当に快適な住心地を目指しています。
不動産デベロッパー(マックホーム(株))が短期的な利益の追求を超えて、このように考えていることは本当に素晴らしいことです。
◆グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」に出展
2019年10月31日(木)から2019年11月4日(月・祝)の5日間にわたって東京ミッドタウンで開催される、最新のグッドデザイン受賞対象が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」において、『持続可能型多世代コンパクト街区システム@地元』が特別展示で紹介されます。
・GOOD DESIGN EXHIBITION 2019 – 2019年度グッドデザイン賞受賞展 –
会期:2019年10月31日(木)から2019年11月4日(月・祝)
会場:東京ミッドタウン (東京都港区六本木)
下記、HPより特設ページをご覧頂けます。
コーポレートサイト:https://machome.co.jp/
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