フリーランスエンジニアとして働くうえで、何を一番に求める?単価を重視する一方、積極的に受けたい案件の要素とは?
低収入の年代層は60代の300万円未満が4割以上
株式会社Miraie(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役:岡野 徹志)は、20代~60代のフリーランスITエンジニアを対象に、「フリーランスエンジニアとして働く上で求めること」に関する調査を実施しました。
働き方の多様化が加速している現在、企業に縛られない「フリーランス(特定の企業や団体、組織に専従せず、業務委託によって自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主のこと。
自由業または自由職業とも呼ばれる)」という働き方が注目されています。
中でも、DX推進などの影響でITエンジニアのニーズが高まっていることから、フリーランスエンジニアとして活躍されている方、または興味がある方も多いのではないでしょうか。
もちろん、フリーランスエンジニアは比較的自由に働ける一方で、案件獲得やスキルアップなども自分自身で行わなければならず、通常の会社員とは異なる努力も必要です。
では、現在フリーランスエンジニアとして頑張っている方は、働く上でどのようなことを重視しているのでしょうか。
そこで今回、シニアエンジニア向けの求人案件検索サイト『SEES(Senior Engineer Entrustment Service)』(https://miraie-group.jp/sees)を運営する株式会社Miraie(https://miraie-group.jp/)は、20代~60代のフリーランスITエンジニアを対象に、「フリーランスエンジニアとして働く上で求めること」に関する調査を実施しました。
■なぜフリーランスエンジニアに?きっかけとなった経緯や理由とは?
・プライベートを大事にしたいと思うきっかけがあり、転職を考えた時にフリーランスにたどり着いた(20代/女性/埼玉県)
・好きなことを仕事にしたいと思い、その機会があったから(30代/男性/神奈川県)
・1つの組織にとらわれず、幅広く仕事をしたいと思ったからです(40代/男性/兵庫県)
・(勤務していた当時)10年後をイメージした時、このままでは後悔すると思ったので(40代/男性/東京都)
・以前の会社が倒産した時に副業の1つとしていたものが、現在の仕事に繋がっています(60代/女性/佐賀県)
・両親の介護が必要となり、東京の会社を退職して地元に帰ってフリーエンジニアとして働いています(60代/男性/北海道)
などの回答が寄せられました。
進んでフリーランスエンジニアになった方のほか、企業の倒産や介護といった理由でやむなくフリーランスに転向した方など、さまざまな事情があったようです。
そんなフリーランスエンジニアですが、収入事情はどのようになっているのでしょうか。
そこで、「現在の年収を教えてください」と質問したところ、年代別の結果は下記の通りになりました。
・【20~30代】『300万円未満(28.4%)』『300万円以上500万円未満(34.4%)』『500万円以上700万円未満(23.2%)』『700万円以上1,000万円未満(9.2%)』『1,000万円以上(4.8%)』
・【40代】『300万円未満(36.5%)』『300万円以上500万円未満(25.5%)』『500万円以上700万円未満(19.6%)』『700万円以上1,000万円未満(9.4%)』『1,000万円以上(9.0%)』
・【50代】『300万円未満(34.1%)』『300万円以上500万円未満(19.1%)』『500万円以上700万円未満(23.8%)』『700万円以上1,000万円未満(15.5%)』『1,000万円以上(7.5%)』
・【60代】『300万円未満(42.7%)』『300万円以上500万円未満(22.9%)』『500万円以上700万円未満(14.6%)』『700万円以上1,000万円未満(10.7%)』『1,000万円以上(9.1%)』
500万円以上の割合が一番多いのは50代で、平均的にみても最も収入が多い(稼げている)年代層といえるのではないでしょうか。
また、60代をみると収入格差が最も大きく、300万円未満の割合は全体で一番多いことが分かりました。
では、他にどのようなポイントで案件を選んでいるのでしょうか。
そこで、「自身のスキルとのマッチング以外で、案件を選ぶ上で重視しているポイントを教えてください(上位3つ回答)」と質問したところ、『単価(47.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『スキルアップできる環境(32.2%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(31.0%)』『業務の負荷/難易度の低さ(29.1%)』『契約期間/案件の継続性(24.8%)』と続きました。
全体でみると、単価を重視して案件を選んでいるようですが、その他に、スキルアップできる環境、開発するシステムやプロジェクトの内容といったことを重視して選んでいる方が多いようです。
また、年代別にみたところ下記のような回答結果になりました。
・【20~30代】『スキルアップできる環境(41.6%)』『単価(35.2%)』『開発環境(WindowsとMacなど)(27.2%)』『業務の負荷/難易度の低さ(26.8%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(26.4%)』
・【40代】『単価(49.8%)』『スキルアップできる環境(40.8%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(29.0%)』『業務の負荷/難易度の低さ(26.3%)』『開発環境(WindowsとMacなど)(25.9%)』
・【50代】『単価(52.4%)』『業務の負荷/難易度の低さ(33.3%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(31.0%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(28.2%)』『契約期間/案件の継続性(26.2%)』
・【60代】『単価(52.2%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(37.6%)』『契約期間/案件の継続性(32.4%)』『業務の負荷/難易度の低さ(30.0%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(28.1%)』
全体と年代別を比較すると、単価についてはどの年代でも重視しているようですが、若い世代ほどスキルアップできる環境を求めていることが分かりました。
その一方で、年齢層が上がるにつれて、開発するシステムやプロジェクトの内容で案件を選ぶ方の割合が高くなりましたが、どのような理由があるのか具体的にお聞きしました。
■それらのポイントを重視する理由とは?
・【スキルアップできる環境】状況にもよりますが、なるべく新鮮で経験がないような開発を選びたいと考えてます(20代/男性/神奈川県)
・【単価】自分の技術に自信があるので、自分で値段を決めて仕事を決めている(40代/男性/茨城県)
・【業務の負荷/難易度の低さ】業務の負荷が高いと体力的に続かない(50代/男性/東京都)
・【開発するシステムやプロジェクトの内容】自分の得意分野でないと開発が厳しい(60代/男性/神奈川県)
などの回答が寄せられました。
20代から30代はスキルアップのため未経験の分野にも積極的にチャレンジする方もみられましたが、40代になると知識や経験を得たことで単価を重視する傾向があるようです。
また、年代が上がるにつれて体力的問題や技術的問題によって請け負うことが難しくなるなど、年代毎で案件選びで重視するポイントが異なるということが分かりました。
では、案件を比較する際、どれくらいの件数を比較しているのでしょうか。
そこで、「案件選びの際、どれくらいの案件を比較検討していますか?(顔合わせにまで至った件数)」と質問したところ、『1件(他の案件と比較していない)(41.0%)』『2件~3件程度(34.9%)』『4件~6件程度(17.4%)』『7件~10件程度(4.5%)』『11件以上(2.2%)』という回答結果になりました。
また、年代別にみたところ下記のような回答結果になりました。
・【20~30代】『1件(他の案件と比較していない)(20.0%)』『2件~3件程度(40.8%)』『4件~6件程度(30.0%)』『7件~10件程度(7.2%)』『11件以上(2.0%)』
・【40代】『1件(他の案件と比較していない)(32.6%)』『2件~3件程度(38.4%)』『4件~6件程度(19.2%)』『7件~10件程度(7.1%)』『11件以上(2.7%)』
・【50代】『1件(他の案件と比較していない)(50.0%)』『2件~3件程度(32.5%)』『4件~6件程度(12.7%)』『7件~10件程度(2.8%)』『11件以上(2.0%)』
・【60代】『1件(他の案件と比較していない)(61.3%)』『2件~3件程度(27.7%)』『4件~6件程度(7.9%)』『7件~10件程度(1.1%)』『11件以上(2.0%)』
どの世代でも2ケタを超えるような比較を行っている割合は少ないようですが、若い年代層では比較的複数の案件で比較している方の割合が多い一方、世代が上がるにつれて比較件数は減少するようです。
ここまでの調査で、案件を選ぶ際は「単価」や「開発するシステムやプロジェクトの内容」「スキルアップできる環境」を重視していることが分かりました。
では、少ない比較件数で案件を選ぶ場合、どのようなことを“決め手”にしているのでしょうか。
続いて、「最終的に案件選びの決め手となることが多いポイントを教えてください(単一回答)」と質問したところ、『単価(23.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『開発するシステムやプロジェクトの内容(11.8%)』『スキルアップできる環境(10.4%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(8.8%)』『業務の負荷/難易度の低さ(8.2%)』と続きました。
先程と同じように、単価を重視して選ぶ傾向があるようですが、その割合は2割程度と、決定的な“決め手”とまではいえないようです。
また、年代別にみたところ下記のような回答結果になりました。
・【20~30代】『単価(17.2%)』『スキルアップできる環境(15.2%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(11.6%)』『業務の負荷/難易度の低さ(9.6%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(8.8%)』
・【40代】『単価(26.3%)』『スキルアップできる環境(14.5%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(8.6%)』『開発環境(WindowsとMacなど)(7.5%)』『顔合わせ担当者の印象(7.1%)』
・【50代】『単価(28.6%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(12.3%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(9.5%)』『開発環境(WindowsとMacなど)(7.5%)』『業務の負荷/難易度の低さ(7.5%)』
・【60代】『単価(21.3%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(17.4%)』『業務の負荷/難易度の低さ(10.7%)』『契約期間/案件の継続性(10.7%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(7.5%)』
単価についてはどの年代でも重視する一方で、若い世代ほどスキルアップの環境を求めており、世代が上がるにつれてプロジェクトなどの内容で選んでいるようです。
色々と大変な案件もこなしてきているでしょうから、仕事を選んでいる可能性があるのではないでしょうか。
では、引き受けたくないような案件はどのような要素で判断すれば良いのでしょうか。
「“この要素があると引き受けたくない”と思う案件を教えてください(上位3つ回答)」と質問したところ、『作業量/負荷が重い(34.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『相場と比較して単価が低い(31.5%)』『希望しない作業工程が含まれる(26.4%)』『作業内容に曖昧な点が残る(23.6%)』『顔合わせでの担当者の印象が悪い(23.0%)』と続きました。
避けたい案件の要素が分かりました。
大変な作業、そしてそれに見合わない報酬といった要素では、フリーランスエンジニア以外においても、まず好まれる案件だとはいえないでしょう。
そこで、「“この要素があると積極的に引き受けたい”と思う案件を教えてください(上位3つ回答)」と質問したところ、『自分のスキルが要望とマッチしている(36.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『作業内容が明確(36.0%)』『相場と比較して単価が高い(31.7%)』『作業量/負荷が軽い(24.7%)』『学びたいスキルセットを経験できる(21.3%)』と続きました。
ご自身のスキルが要望とマッチしている案件の方が、単価よりも引き受けたい案件だと感じていることが分かりました。
では、具体的にどのような案件が好ましいのかお聞きしました。
■今まで“あれは好条件だった”と思った案件は?
・まだ若い自分にプロジェクトの主導を任された案件で、自分のやりやすい環境やペースで参加させてもらったこと(30代/男性/神奈川県)
・作業内容が明確で、さらに周りの方が優秀だった案件です。私のスキルアップにも大いに繋がりました(30代/女性/三重県)
・自由度が高く、こちらの意見を聞いてくれて、一方的でない案件。報酬も十分な額でした(40代/男性/東京都)
・今までのスキルを存分に発揮できた案件で、先方の担当が驚くほどの短期間で受注→納品できました(60代/男性/奈良県)
などの回答が寄せられました。
ご自身の持つスキルが遺憾なく発揮できる案件、または自分の自由にできる案件などは、好条件の案件だといえそうです。
さらに報酬も相場より高いのであれば、より満足度も上がるのではないでしょうか。
フリーランスという働き方のメリットを享受しながら仕事をしていくためには、単価も大切な一方で、業務の負荷、開発するシステムやプロジェクトの内容などのほか、重視するポイントはさまざまあるようです。
さらに、避けたい案件、反対に積極的に引き受けたい案件の要素といったものも分かりました。
自分自身で営業活動をし、案件を獲得していく必要のあるフリーランスエンジニアですから、時には「あまりやりたくない」という案件でも引き受けることはあるでしょう。
しかし、フリーランスエンジニアとして成長していくためには、自身のスキルアップやアップセル・クロスセルに繋がるなど、中長期的目線で見ていくことも非常に重要です。
これまで培ってきたスキルや実績、人脈などを活かし、エンジニアとして活躍していくには、エージェントを活用して好条件の案件を見つけていくことも効果的な方法といえるのではないでしょうか。
40代~60代でエンジニアとして活躍したいと考えている方におすすめなのが、株式会社Miraieが運営する、シニアエンジニア向けの求人サイト『SEES』(https://miraie-group.jp/sees)です。
SEESとは-Senior Engineer Entrustment Service-の略称で、40代〜60代エンジニア向けの案件紹介サービス。
エンジニア業界は、40代以上の転職はなかなか厳しい市場だと言われています。
転職ではなくフリーランスとして案件を獲得することを視野にいれてみてもいいかもしれません。
SEESの場合、掲載している案件は主に年齢不問ですので、年齢制限に関係なく、純粋にスキルや希望条件での案件を探すことが可能です。
会社員よりも個人事業主としてプロジェクトを請け負う形であれば、働き方としても選べる立場にありますよね。
給与の支払いサイトは30日で統一されています。
また、取引社数が5,000社以上と多く、新しい案件が集まりやすくなっています。
さらに、SEESに登録をすると最新・未公開案件を獲得することができます。
独立してフリーランスになっても仕事が途切れる心配はありません!
『SEES』(https://miraie-group.jp/sees)を利用して新しい働き方を手に入れてみては…!?
社名:株式会社Miraie
所在地:
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-12-2 クロスオフィス渋谷6階(本社)
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-44-3 マーキュリービル6階(開発センター)
設立:2007年7月(3月決算)
従業員数:55名(正社員)
電話:03-5774-6300
FAX:03-5774-6301
代表取締役社長:岡野 徹志
Webサイト:https://miraie-group.jp/
事業内容:Web・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどの提供
調査概要:「フリーランスエンジニアとして働く上で求めること」に関する調査
【調査期間】2022年8月9日(火)~2022年8月12日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,010人(20歳~39歳250人、40歳~49歳255人、50歳~59歳252人、60歳~69歳253人)
【調査対象】20代~60代のフリーランスITエンジニア
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
自由業または自由職業とも呼ばれる)」という働き方が注目されています。
中でも、DX推進などの影響でITエンジニアのニーズが高まっていることから、フリーランスエンジニアとして活躍されている方、または興味がある方も多いのではないでしょうか。
もちろん、フリーランスエンジニアは比較的自由に働ける一方で、案件獲得やスキルアップなども自分自身で行わなければならず、通常の会社員とは異なる努力も必要です。
では、現在フリーランスエンジニアとして頑張っている方は、働く上でどのようなことを重視しているのでしょうか。
そこで今回、シニアエンジニア向けの求人案件検索サイト『SEES(Senior Engineer Entrustment Service)』(https://miraie-group.jp/sees)を運営する株式会社Miraie(https://miraie-group.jp/)は、20代~60代のフリーランスITエンジニアを対象に、「フリーランスエンジニアとして働く上で求めること」に関する調査を実施しました。
- 今回の調査に協力していただいた方のフリーランスになるきっかけと現在の収入
■なぜフリーランスエンジニアに?きっかけとなった経緯や理由とは?
・プライベートを大事にしたいと思うきっかけがあり、転職を考えた時にフリーランスにたどり着いた(20代/女性/埼玉県)
・好きなことを仕事にしたいと思い、その機会があったから(30代/男性/神奈川県)
・1つの組織にとらわれず、幅広く仕事をしたいと思ったからです(40代/男性/兵庫県)
・(勤務していた当時)10年後をイメージした時、このままでは後悔すると思ったので(40代/男性/東京都)
・以前の会社が倒産した時に副業の1つとしていたものが、現在の仕事に繋がっています(60代/女性/佐賀県)
・両親の介護が必要となり、東京の会社を退職して地元に帰ってフリーエンジニアとして働いています(60代/男性/北海道)
などの回答が寄せられました。
進んでフリーランスエンジニアになった方のほか、企業の倒産や介護といった理由でやむなくフリーランスに転向した方など、さまざまな事情があったようです。
そんなフリーランスエンジニアですが、収入事情はどのようになっているのでしょうか。
そこで、「現在の年収を教えてください」と質問したところ、年代別の結果は下記の通りになりました。
・【20~30代】『300万円未満(28.4%)』『300万円以上500万円未満(34.4%)』『500万円以上700万円未満(23.2%)』『700万円以上1,000万円未満(9.2%)』『1,000万円以上(4.8%)』
・【40代】『300万円未満(36.5%)』『300万円以上500万円未満(25.5%)』『500万円以上700万円未満(19.6%)』『700万円以上1,000万円未満(9.4%)』『1,000万円以上(9.0%)』
・【50代】『300万円未満(34.1%)』『300万円以上500万円未満(19.1%)』『500万円以上700万円未満(23.8%)』『700万円以上1,000万円未満(15.5%)』『1,000万円以上(7.5%)』
・【60代】『300万円未満(42.7%)』『300万円以上500万円未満(22.9%)』『500万円以上700万円未満(14.6%)』『700万円以上1,000万円未満(10.7%)』『1,000万円以上(9.1%)』
500万円以上の割合が一番多いのは50代で、平均的にみても最も収入が多い(稼げている)年代層といえるのではないでしょうか。
また、60代をみると収入格差が最も大きく、300万円未満の割合は全体で一番多いことが分かりました。
- 【自身のスキルとのマッチングは大前提だけれど】案件選びで重視するポイント
では、他にどのようなポイントで案件を選んでいるのでしょうか。
そこで、「自身のスキルとのマッチング以外で、案件を選ぶ上で重視しているポイントを教えてください(上位3つ回答)」と質問したところ、『単価(47.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『スキルアップできる環境(32.2%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(31.0%)』『業務の負荷/難易度の低さ(29.1%)』『契約期間/案件の継続性(24.8%)』と続きました。
全体でみると、単価を重視して案件を選んでいるようですが、その他に、スキルアップできる環境、開発するシステムやプロジェクトの内容といったことを重視して選んでいる方が多いようです。
また、年代別にみたところ下記のような回答結果になりました。
・【20~30代】『スキルアップできる環境(41.6%)』『単価(35.2%)』『開発環境(WindowsとMacなど)(27.2%)』『業務の負荷/難易度の低さ(26.8%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(26.4%)』
・【40代】『単価(49.8%)』『スキルアップできる環境(40.8%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(29.0%)』『業務の負荷/難易度の低さ(26.3%)』『開発環境(WindowsとMacなど)(25.9%)』
・【50代】『単価(52.4%)』『業務の負荷/難易度の低さ(33.3%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(31.0%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(28.2%)』『契約期間/案件の継続性(26.2%)』
・【60代】『単価(52.2%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(37.6%)』『契約期間/案件の継続性(32.4%)』『業務の負荷/難易度の低さ(30.0%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(28.1%)』
全体と年代別を比較すると、単価についてはどの年代でも重視しているようですが、若い世代ほどスキルアップできる環境を求めていることが分かりました。
その一方で、年齢層が上がるにつれて、開発するシステムやプロジェクトの内容で案件を選ぶ方の割合が高くなりましたが、どのような理由があるのか具体的にお聞きしました。
■それらのポイントを重視する理由とは?
・【スキルアップできる環境】状況にもよりますが、なるべく新鮮で経験がないような開発を選びたいと考えてます(20代/男性/神奈川県)
・【単価】自分の技術に自信があるので、自分で値段を決めて仕事を決めている(40代/男性/茨城県)
・【業務の負荷/難易度の低さ】業務の負荷が高いと体力的に続かない(50代/男性/東京都)
・【開発するシステムやプロジェクトの内容】自分の得意分野でないと開発が厳しい(60代/男性/神奈川県)
などの回答が寄せられました。
20代から30代はスキルアップのため未経験の分野にも積極的にチャレンジする方もみられましたが、40代になると知識や経験を得たことで単価を重視する傾向があるようです。
また、年代が上がるにつれて体力的問題や技術的問題によって請け負うことが難しくなるなど、年代毎で案件選びで重視するポイントが異なるということが分かりました。
- 【案件を選べるのがフリーランスエンジニアの魅力のひとつ】実際どれくらい比較検討している?
では、案件を比較する際、どれくらいの件数を比較しているのでしょうか。
そこで、「案件選びの際、どれくらいの案件を比較検討していますか?(顔合わせにまで至った件数)」と質問したところ、『1件(他の案件と比較していない)(41.0%)』『2件~3件程度(34.9%)』『4件~6件程度(17.4%)』『7件~10件程度(4.5%)』『11件以上(2.2%)』という回答結果になりました。
また、年代別にみたところ下記のような回答結果になりました。
・【20~30代】『1件(他の案件と比較していない)(20.0%)』『2件~3件程度(40.8%)』『4件~6件程度(30.0%)』『7件~10件程度(7.2%)』『11件以上(2.0%)』
・【40代】『1件(他の案件と比較していない)(32.6%)』『2件~3件程度(38.4%)』『4件~6件程度(19.2%)』『7件~10件程度(7.1%)』『11件以上(2.7%)』
・【50代】『1件(他の案件と比較していない)(50.0%)』『2件~3件程度(32.5%)』『4件~6件程度(12.7%)』『7件~10件程度(2.8%)』『11件以上(2.0%)』
・【60代】『1件(他の案件と比較していない)(61.3%)』『2件~3件程度(27.7%)』『4件~6件程度(7.9%)』『7件~10件程度(1.1%)』『11件以上(2.0%)』
どの世代でも2ケタを超えるような比較を行っている割合は少ないようですが、若い年代層では比較的複数の案件で比較している方の割合が多い一方、世代が上がるにつれて比較件数は減少するようです。
ここまでの調査で、案件を選ぶ際は「単価」や「開発するシステムやプロジェクトの内容」「スキルアップできる環境」を重視していることが分かりました。
では、少ない比較件数で案件を選ぶ場合、どのようなことを“決め手”にしているのでしょうか。
続いて、「最終的に案件選びの決め手となることが多いポイントを教えてください(単一回答)」と質問したところ、『単価(23.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『開発するシステムやプロジェクトの内容(11.8%)』『スキルアップできる環境(10.4%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(8.8%)』『業務の負荷/難易度の低さ(8.2%)』と続きました。
先程と同じように、単価を重視して選ぶ傾向があるようですが、その割合は2割程度と、決定的な“決め手”とまではいえないようです。
また、年代別にみたところ下記のような回答結果になりました。
・【20~30代】『単価(17.2%)』『スキルアップできる環境(15.2%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(11.6%)』『業務の負荷/難易度の低さ(9.6%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(8.8%)』
・【40代】『単価(26.3%)』『スキルアップできる環境(14.5%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(8.6%)』『開発環境(WindowsとMacなど)(7.5%)』『顔合わせ担当者の印象(7.1%)』
・【50代】『単価(28.6%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(12.3%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(9.5%)』『開発環境(WindowsとMacなど)(7.5%)』『業務の負荷/難易度の低さ(7.5%)』
・【60代】『単価(21.3%)』『開発するシステムやプロジェクトの内容(17.4%)』『業務の負荷/難易度の低さ(10.7%)』『契約期間/案件の継続性(10.7%)』『担当業務の作業工程(設計・開発・テストなど)(7.5%)』
単価についてはどの年代でも重視する一方で、若い世代ほどスキルアップの環境を求めており、世代が上がるにつれてプロジェクトなどの内容で選んでいるようです。
色々と大変な案件もこなしてきているでしょうから、仕事を選んでいる可能性があるのではないでしょうか。
- 【こんな案件はちょっと避けたい…】オファーが来ても断りたくなる案件の要素
では、引き受けたくないような案件はどのような要素で判断すれば良いのでしょうか。
「“この要素があると引き受けたくない”と思う案件を教えてください(上位3つ回答)」と質問したところ、『作業量/負荷が重い(34.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『相場と比較して単価が低い(31.5%)』『希望しない作業工程が含まれる(26.4%)』『作業内容に曖昧な点が残る(23.6%)』『顔合わせでの担当者の印象が悪い(23.0%)』と続きました。
避けたい案件の要素が分かりました。
大変な作業、そしてそれに見合わない報酬といった要素では、フリーランスエンジニア以外においても、まず好まれる案件だとはいえないでしょう。
- 【こんな案件を待ってました!】積極的に受けたい案件の要素
そこで、「“この要素があると積極的に引き受けたい”と思う案件を教えてください(上位3つ回答)」と質問したところ、『自分のスキルが要望とマッチしている(36.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『作業内容が明確(36.0%)』『相場と比較して単価が高い(31.7%)』『作業量/負荷が軽い(24.7%)』『学びたいスキルセットを経験できる(21.3%)』と続きました。
ご自身のスキルが要望とマッチしている案件の方が、単価よりも引き受けたい案件だと感じていることが分かりました。
では、具体的にどのような案件が好ましいのかお聞きしました。
■今まで“あれは好条件だった”と思った案件は?
・まだ若い自分にプロジェクトの主導を任された案件で、自分のやりやすい環境やペースで参加させてもらったこと(30代/男性/神奈川県)
・作業内容が明確で、さらに周りの方が優秀だった案件です。私のスキルアップにも大いに繋がりました(30代/女性/三重県)
・自由度が高く、こちらの意見を聞いてくれて、一方的でない案件。報酬も十分な額でした(40代/男性/東京都)
・今までのスキルを存分に発揮できた案件で、先方の担当が驚くほどの短期間で受注→納品できました(60代/男性/奈良県)
などの回答が寄せられました。
ご自身の持つスキルが遺憾なく発揮できる案件、または自分の自由にできる案件などは、好条件の案件だといえそうです。
さらに報酬も相場より高いのであれば、より満足度も上がるのではないでしょうか。
- 【まとめ】フリーランスエンジニアが求めていることが判明!
フリーランスという働き方のメリットを享受しながら仕事をしていくためには、単価も大切な一方で、業務の負荷、開発するシステムやプロジェクトの内容などのほか、重視するポイントはさまざまあるようです。
さらに、避けたい案件、反対に積極的に引き受けたい案件の要素といったものも分かりました。
自分自身で営業活動をし、案件を獲得していく必要のあるフリーランスエンジニアですから、時には「あまりやりたくない」という案件でも引き受けることはあるでしょう。
しかし、フリーランスエンジニアとして成長していくためには、自身のスキルアップやアップセル・クロスセルに繋がるなど、中長期的目線で見ていくことも非常に重要です。
これまで培ってきたスキルや実績、人脈などを活かし、エンジニアとして活躍していくには、エージェントを活用して好条件の案件を見つけていくことも効果的な方法といえるのではないでしょうか。
- 40代以上のエンジニアのための求人サイト『SEES』
40代~60代でエンジニアとして活躍したいと考えている方におすすめなのが、株式会社Miraieが運営する、シニアエンジニア向けの求人サイト『SEES』(https://miraie-group.jp/sees)です。
SEESとは-Senior Engineer Entrustment Service-の略称で、40代〜60代エンジニア向けの案件紹介サービス。
エンジニア業界は、40代以上の転職はなかなか厳しい市場だと言われています。
転職ではなくフリーランスとして案件を獲得することを視野にいれてみてもいいかもしれません。
SEESの場合、掲載している案件は主に年齢不問ですので、年齢制限に関係なく、純粋にスキルや希望条件での案件を探すことが可能です。
会社員よりも個人事業主としてプロジェクトを請け負う形であれば、働き方としても選べる立場にありますよね。
給与の支払いサイトは30日で統一されています。
また、取引社数が5,000社以上と多く、新しい案件が集まりやすくなっています。
さらに、SEESに登録をすると最新・未公開案件を獲得することができます。
独立してフリーランスになっても仕事が途切れる心配はありません!
『SEES』(https://miraie-group.jp/sees)を利用して新しい働き方を手に入れてみては…!?
- 株式会社Miraie
社名:株式会社Miraie
所在地:
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-12-2 クロスオフィス渋谷6階(本社)
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-44-3 マーキュリービル6階(開発センター)
設立:2007年7月(3月決算)
従業員数:55名(正社員)
電話:03-5774-6300
FAX:03-5774-6301
代表取締役社長:岡野 徹志
Webサイト:https://miraie-group.jp/
事業内容:Web・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどの提供
調査概要:「フリーランスエンジニアとして働く上で求めること」に関する調査
【調査期間】2022年8月9日(火)~2022年8月12日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,010人(20歳~39歳250人、40歳~49歳255人、50歳~59歳252人、60歳~69歳253人)
【調査対象】20代~60代のフリーランスITエンジニア
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
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