ファッション・繊維関連企業による「ジャパンサステナブルファッションアライアンス」に賛助会員として参画
洋服お直しサロン「SARTO」を運営するサルト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:檀正也)は 、「ジャパンサステナブルファッションアライアンス(英文名:JAPAN SUSTAINABLE FASHION ALLIANCE 略称:JSFA)」に、賛助会員として入会をしました。
洋服お直しは「物を大切に長く使う」という古くからあるサステナブルな行いですが、今まで「サステナブル」というムーブメントにおいて、洋服お直しが注目されることはありませんでした。しかし、2021年8月に公開された環境省のウェブページ「サステナブルファッション」内で洋服お直しが明記され、それをきっかけとして我々の存在が見直され始めています。
今までの国内外での取り組みによって散らばった数々の点を具体的な線として前進できるよう取り組むと共に、より大きな視野と規模で環境への責任を果たせるようJSFAへ賛助会員として入会をするに至りました。
当社は、洋服お直し業界からの唯一の参加となります。環境省 ファッションと環境タスクフォースはじめ、様々な企業、組織、個人、行政などと連携をし、洋服お直しの普及とその先にある「ファッションロスゼロ」「カーボンニュートラル」実現へ、業界の先頭に立って取り組んで参ります。
< 当社の企業理念・サステナビリティ >
当社は、2020年より企業理念ならびにサステナビリティの重要課題を改めて整理をし、経営上の重要な指針として定めました。経営幹部、社員、アルバイト全員で共有し、後にも先にも必要とされる企業で有り続けられるよう、経営を続けていきます。
「サルトの企業理念」:
https://sarto.jp/sarto-philosophy/
「サルトのサステナビリティの重要課題」:
https://sarto.jp/sustainable-materiality/
■ビジョン
「良い物を長く愛用することの価値を追求し、すべての人々と世の中と地球環境に、誠実に貢献する。」
■サステナビリティの重要課題
3つのテーマ「自然環境の保全」、「納得と魅力ある職場・機会の実現」、「ONAOSHI -お直し- を世界共通語へ」を課題として、それに関連するSDGs課題を特定しました。すべてのレイヤーの社員・スタッフが取り組みべき経営課題です。
< ジャパンサステナブルファッションアライアンスについて >
ジャパンサステナブルファッションアライアンスは、ファッション産業が自然環境や社会に与える影響を把握し、ファッション及び繊維業界の共通課題について共同で解決策を導き出し、「適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ」と「2050年カーボンニュートラル」を目標に、サステナブルなファッション産業への移行を推進することを目的としています。
会員企業は定期的に会議を開催し、サステナブルファッションに関する知見の共有、ファッションロスゼロとカーボンニュートラルに向けた協働、生活者との双方向なコミュニケーション、国内外の重要動向の先行把握、業界内の共通課題の改善などのために必要な政策提言を関係省庁に行います。
会員企業は以下にコミットし、本アライアンスを通じてサステナブルなファッション産業の実現に向けて取り組んでまいります。
1. パリ協定に賛同し、脱炭素型へのビジネスの移行を促進する。 (逆行する事業については脱却に努める)
2. 2050年迄のネットゼロ宣言やRE100、EP100, EV100等への参加に努める。
3. サプライヤー・顧客に働きかけ、バリューチェーン全体の透明化に努める。
4. 適量生産・適量購入・循環利用を推進する。
5. アライアンスの一員として、政策関与やサステナブルファッションの協働に賛同・協力する。
<会員企業> ※11月12日時点
正会員企業:アダストリア 、伊藤忠商事、倉敷紡績、ゴールドウイン、鈴木商会、帝人フロンティア、東レ、豊島、丸紅、日本環境設計、福助、ユナイテッドアローズ、YKK
賛助会員企業:アシックス、良品計画、cross Ds japan、清原、ハイケム、シキボウ、フジックス、日本繊維製品品質技術センター、カケンテストセンター、日本生活協同組合連合会、日華化学、旭化成アドバンス、コーベル、サルト、タカキュー
<共同代表>
伊藤忠商事株式会社、株式会社ゴールドウイン、日本環境設計株式会社(五十音順)
<パブリックパートナー>
経済産業省、環境省、消費者庁
<設立日>
2021年8月3日
<サルト株式会社について>
業界初の「洋服お直しサロン」として2000年に創業。従来のお直し屋さんがカウンターで対応し、お客様の指定した寸法に基づいて縫製作業を受けるのみであったのに対し、サルトはカウンターを廃止し、フィッティングルームにて専門のフィッターが一対一でしっかりと採寸とご提案をするスタイルで展開しています。
現在、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹、赤坂、本郷、名古屋で店舗展開する他、香港、台湾、シンガポールのパートナーショップ内でのお直しの受注や、人材育成のための学校事業を行っています。
イタリアの総手縫いのスーツやフランスの高級ブランドの衣類などを中心に担当し、高級衣類お直しのパイオニアとしてのポジションを確立しております。
また、イタリア等では一般的である「世代を超えて洋服を受け継ぐ」ことを日本でも広めようと、積極的に提案・広報し、「受け継ぐお直し」を提供するお直し屋さんとして広く認知されるところとなりました。
さらに、2018年にはシンガポール、2019年には香港、台湾で業界初の「海外お直し会」を開催し、日本の「ONAOSHI」を世界に発信する活動を行っています。
環境省「ファッションと環境タスクフォース」との意見交換などを通して、ファッション業界の環境汚染問題にも積極的に取り組んでいます。
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