東芝データ、サッポロホールディングスと「料理体験」にイノベーションをもたらすフードテックサービス構築に向けた実証試験を開始

~「スマートレシート®」と「うちレピ」の連携で、買い物から家庭での料理におけるスマートライフの実現を目指す~

東芝データ株式会社

 株式会社東芝(以下、東芝)の100%子会社である東芝データ株式会社(以下、東芝データ)と、サッポロホールディングス株式会社(以下、サッポロホールディングス)は、買い物からレシピ提案までをシームレスにつなぐ新たなフードテックサービスとして、東芝テック株式会社(以下、東芝テック)の電子レシートサービス「スマートレシート®*1」と、サッポロホールディングスが運営するレシピ提案webアプリ「うちレピ」を連携させた実証実験を6月19日(土)より開始します。

 
 本連携サービスは、ユーザー自身が「スマートレシート®」から得られる実店舗での購買データと、「うちレピ」で登録する家庭の食材在庫や連携しているスーパーの特売情報などを活用して、「今ある食材で何か作りたい」、「スーパーの特売品の買い足しで献立を考えたい」といったニーズに対して、実生活に即した最適なレシピ提案と買い足し提案をAIで行う新しいレシピ提案型サービスです。 

 新型コロナウイルスの影響により家で料理をする機会が増え、改めて「食への関心」が高まりをみせています。自炊の楽しさや食事での健康管理の重要性を再認識したという声がある一方で、毎日の献立づくりや栄養の偏りなどといった料理にわずらわしさを感じるといった声もあります。

 東芝データとサッポロホールディングスが提案するユーザー起点の新サービスは、単なるレシピの羅列ではなく、ビックデータに基づくAI解析から得られた最適な食材・レシピをユーザーごとに幅広く提案することができ、買い物から料理におけるスマートライフの実現を目指します。食材の重複買い防止にもなり、食品ロスの削減にも寄与します。
 また、小売・メーカー事業者にとっては、購買統計データを活用することにより、ユーザー属性や食の嗜好、よく作られるレシピを把握することで、在庫確保や買い足し促進などいった、「スマートレシート®」のインフラを最大限に生かしたデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現が可能になります。

 今回の実証実験では、「スマートレシート®」を導入頂いているアークスグループ傘下の株式会社ユニバース(以下、ユニバース)が青森・岩手・秋田で展開する食品スーパー「ユニバース」(ビッグハウス湊店 除く)にて、6月19日(土)~8月22日(日)まで効果測定を行います。
 ユニバースの利用者は、店舗で購入した食材情報を「スマートレシート®」を介してうちレピに登録することで、自宅食材と合わせてつくれるレシピの提案を受けることができます。さらに、「うちレピ」からは、ユニバースの特売食材でつくれるレシピをリアルタイムに提案します。日々の購買を軸とした食材在庫管理や、特売情報と連携したレシピ提案までをシームレスに体験していただき、毎日の料理をより簡単に楽しく感じていただけるサービスの提供を目指します。
 また店舗側へのメリットとして、ユーザーの購買ニーズを把握することで、地域別の購買活況度やメーカー商品群における購買変化を捉え、暮らしの変化に順応する施策立案に貢献します。
 

図 実証実験連携イメージ図 実証実験連携イメージ


 東芝データとサッポロホールディングスは、「うちレピ」の在庫管理・レシピ提案のサービスと「スマートレシート®」の購買データを掛け合わせることによる、ユーザー起点の新たなデータ価値の創出を行っていきます。日々の料理における負荷軽減・ワクワク感の創出を実現するサービスの提供を目指し、さらなる協業の検討を進めてまいります。
 また、本実証実験の協力を通じて得られる経験・実績をもとに、順次領域拡大を行い、パートナー各社が持つサービス・知見とのシナジーを最大化していきます。
 東芝は、本連携に対する取り組みを全面的に支援していきます。

■「うちレピ」に関して
「うちレピ」は、各ご家庭にある食材を登録して、それらの食材を組み合わせてつくることができるレシピや買い足す食材候補をAIが提案するwebアプリです(特許出願中)。日々の献立や買い物を考える手間を減らし、さらにご家庭の食材を使い切ることで気になる食品ロスが削減でき、家計にも嬉しいサービスです。提案するレシピはサッポログループのポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)、神州一味噌(株)、ヤスマ(株)に加え、食関連の多くの企業様よりご提供いただいており、バラエティに富んだ信頼できるレシピに出会うことができるので、不慣れな方であっても家庭での料理に取り組めるようになります。

また、家族でご利用いただくことで食材在庫やお気に入りのレシピをシェアしたり、「おいしかったよ」「今度、これ作ってみたい」といったコメントを残せるなど、料理に関するコミュニケーションをとることができます。 

ブランドサイト URL:https://uchirepi.sapporoholdings.jp/

■「スマートレシート®」に関して
東芝テックが開発した「スマートレシート®」は、通常は紙として提供される購入商品の明細レシートを電子化し、センター(=電子レシートセンター)がデータとして預かり、買い物客が自分のスマートフォンですぐにレシート内容を確認することができる仕組みです。電子化によるペーパーレスで、買い物客は手元に紙のレシートを残さずともスマートフォンで自分の買い物履歴を確認できます。導入店舗は買い物客への利便性を向上させるとともに、紙レシート発行コストや環境負荷を減らすことができます。また、紙レシートの受け渡しがないため、店舗スタッフと買い物客との接触機会を減らし、新型コロナウイルス感染リスクの軽減にも貢献します。 

ブランドサイト URL:https://www.smartreceipt.jp/

*1 スマートレシート(東芝テック株式会社の登録商標)
店舗で買物客が会計をする際に、レジでレシート印字データそのものを電子化して提供することができるシステム。買物客はスマートフォンアプリに表示されたバーコードをレジで読み取ってもらうだけで、電子化されたレシートデータを受け取ることができる。 

*その他に記載されているサービス名は各社の登録商標または商標です。 

                                                 以上

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会社概要

東芝データ株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝浦1-1-1
電話番号
-
代表者名
島田 太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年02月