テクノスジャパン、独居者の安否確認センサー 『絆コール(きずなコール)』を新開発! 千葉県松戸市常盤平団地でモニター開始!
『絆コール』は、高齢者の入居拒否をはじめとした孤独死に関連する諸問題の解決を目的とした一人暮らしの方の安否確認・孤独死の防止、早期発見ツールです。
医療、介護向け見守りセンサー大手の株式会社テクノスジャパン(本社:兵庫県姫路市、代表取締役:牛谷定博)は、この度、安否確認および孤独死の防止、早期発見を目的とした『絆コール(きずなコール)』を新開発した。
「孤独死」は、東京都の統計だけでも約4,400件(2019年)発生しており、全国では年間30,000件以上が発生していると推定される。東京都のレポートによれば孤独死する人は必ずしも高齢者ばかりではなく、40代~50代の割合も高い。
また、男女比では男性の割合が80%以上を占め、圧倒的に男性が多い。
「孤独死」が発生する事により現状以下のような問題があり、これは国や自治体を含めた社会全体で考えるべき問題と考える。
〇「孤独死」による3つの問題
①尊厳および人道的な問題
一人暮らしで社会との繋がりが薄い方が孤独死に至る傾向があり、そのような方の場
合、発見までに数か月~数年を要するケースがある。遺体の損傷は酷くなり、人間とし
ての尊厳有る死では全く無い。
②住宅への被害の深刻化、事故物件化によるオーナーへの負担
夏場では数日で遺体の腐敗が始まり、発見が遅れるほど損傷が進行し、住宅にも大きな
ダメージがある。
特に賃貸住宅の場合は、特殊清掃、リフォーム等の原状回復費用は、オーナーの負担に
なるケースが多い。
また、事故物件化する事で家賃も下げざるを得ないケースが多く、オーナーが受けるダ
メージが大きい。
各保険会社から孤独死対策保険も発売されているが、被害額全額をカバーできる訳では
なく、保険料も新たな負担となっている。
③高齢者の入居拒否
孤独死する方は必ずしも高齢者ばかりでは無いものの、賃貸住宅業界では高齢者の入居
拒否や保証人等の条件を付帯する状況がある。これは、孤独死による被害を懸念するオ
ーナー側の事情と密接に関係している。
高齢者の入居=孤独死のリスクを解消しない限りこの問題は解決しないと考える。
1)『絆コール』開発の経緯、コンセプト
テクノスジャパンは、1997年より医療・介護現場の様々なシーンに対応するセンサや見守り機器を開発してきた経験、ノウハウがある事から、孤独死問題の解決の一助として賃貸住宅における一人暮らしの方の安否確認および孤独死の防止、早期発見を目的とした『絆コール(きずなコール)』の開発に2023年から取り組んでおり、社内、社外における検証を経て、2024年1月に試作機が完成しました。『絆コール』のコンセプトは、見守り機器にありがちな複雑な操作や設定を必要とせず、Wi-Fi等の通信環境も必要なく、どこでも・誰でも簡単に使える安否確認ツールであり、孤独死の早期発見ツールでもあります。
2024年2月からは千葉県松戸市の常盤平団地において実証を目的としたモニター運用を開始し、2025年の正式リリースを目指して参ります。
2)『絆コール』の特長
① 対象者の安否に関わる状況や孤独死を早期に検知し、メールでお知らせします。
② 対象者の異変を早期に検知し、事故物件化を防止します。
③ 1デバイスのみで検知~報知を完結できます。
④ 設置は家庭用コンセントに差し込むだけで非常に簡単です。
⑤ Wi-Fi等の通信環境が必要ありません。(通信モジュール内蔵)
以上の特長から『絆コール』は、特に賃貸住宅における一人暮らしの方の安否確認および孤独死の防止、早期発見ツールとして、孤独死に関連する諸問題の解決の一助になると考えます。
3)絆コールの仕組み
4)絆コールの通知およびアプリ機能
1.通知機能
①アクシデント通知機能
センサーが見守り時間内に検知しなかった場合に、予めアプリに登録したメールアド
レスにお知らせします。見守り時間は<12時間・24時間・48時間>から選択できま
す。
②あんしん通知機能
センサーが検知した事(無事に生活できている)を1日1回決まった時間に予めアプ
リに登録したメールアドレスにお知らせします。この通知はアプリ上で<要・不要>
を選択できます。
2.アプリ機能
「絆コールアプリ」の名称でios、Androidに対応しています。
①基本設定
基本設定では、通知先のメールアドレス(3件まで登録可能)の登録及び、マンショ
ン名や部屋番号、対象者名の登録が行えます。
②拡張設定
拡張設定では、見守り時間<12時間・24時間・48時間>の設定および旅行や入院等
見守りの必要が無い休止期間の設定が行えます。あんしん通知機能の要・不要も選択
できます。
5)千葉県松戸市常盤平団地におけるモニター実施について
テクノスジャパンでは、2024年2月より2024年8月まで千葉県松戸市の常盤平団地において『絆コール』のモニターキャンペーンを実施します。
常盤平団地では、2001年に団地内で初めて孤独死が発生した事から、自治会、社協、民生委員、地域包括支援センター等が連携し、2002年より孤独死の防止や早期発見を目的とした「孤独死ゼロ作戦」に取り組まれており、この取り組みへの支援と『絆コール』のテストリリースを兼ねたキャンペーンです。
モニター期間中は、松戸市在住のモニターサポーターを新たに雇用して対象者宅への設置、設定等を行い、メール通知があった場合は民生委員が対応する運用スキームです。
モニター期間中の利用は完全無料となっています。
6)モニターに関するお問合せについて
テクノスジャパンでは、孤独死対策を真剣に考えておられる自治体、団地自治会様、賃貸住宅オーナー様をご支援したいと考えています。
『絆コール』に関してモニターのご希望や関心がございましたら積極的に対応いたしますので下記にお問い合わせ下さい。
また、報道関係者様からの取材も歓迎いたします。
【お問い合わせ先】
株式会社テクノスジャパン
取締役 企画部 部長 大西 健一郎
TEL:079-288-1600
FAX:079-288-0969
携帯電話:080-2092‐4710
e-mail:k-ohnishi@technosjapan.jp
□株式会社テクノスジャパンについて
商号:株式会社テクノスジャパン
所在地:兵庫県姫路市北条978
代表:代表取締役 牛谷 定博
設立:1993年3月8日
資本金:7,500万円
事業内容:
(1)病院・高齢者施設向け「離床センサー」開発・製造・販売事業
離床センサーのパイオニアとして業界をリード、国内シェア約60%
(2)介護保険対象「認知症老人徘徊感知機器」開発・製造・販売事業
「家族コールシリーズ」で徘徊感知機器シェア約90%
(3)重度障害者用コミュニケーション機器 開発・製造・販売事業
世界のオンリーワン製品「MCTOS」
(4)服薬支援機器「くすリコール・ライト」
「服薬を促し、服薬を見える化」する新しい服薬支援ツール
(5)高齢者施設向けモニタリングシステム『eライブ』
入居者の離床からバイタルデータまで一元管理できる高齢者施設向け見守システム。
各都道府県の介護ロボット導入支援事業に対応。
以上の事業に取組んでいる他、『老』、『農』、『環』、『心』のキーワードに関連する分野の製品開発を積極的に行っている。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社テクノスジャパン
取締役 企画部 部長 大西 健一郎
TEL:079-288-1600
FAX:079-288-0969
携帯電話:080-2092‐4710
e-mail:k-ohnishi@technosjapan.jp
※本件の情報および画像は現時点における開発中のもので実際の製品とは異なる可能性があります。予めご了承ください。
すべての画像