「EARTH DAY2022」全量純米酒蔵の小嶋総本店が、再生可能エネルギーでの酒造りに転換し、自動抑草機「アイガモロボット」を用いた有機米栽培の実証実験を開始
山形県米沢市の日本酒 | 東光 – 小嶋総本店 ブランドサイト: https://www.sake-toko.co.jp/
毎年4月22日は地球の日、「アースデイ」です。アースデイは1970年にアメリカで誕生し、「地球や環境のことを考え、美しい自然環境に感謝する1日」とされています。世界中の人々がかけがえのない「地球」に思いを馳せる日「アースデイ」に、小嶋総本店も地球へのアクションをご報告します。
日本酒の酒蔵である私達も、気候変動の影響を日々受けています。例えば、夏季の気温上昇による高温障害で酒米の品質や収穫量が低下しています。積雪量の変動は、地域の農業や生態系にも影響を及ぼしつつあります。そのため、私達は気候変動の影響を受ける当事者として、自らの酒造りを持続可能なものとする必要性を強く認識しています。
全量純米酒への転換、再生可能エネルギーへの転換、そして有機栽培へのチャレンジに代表される、私達の持続可能性に対する取り組みをご報告いたします。
- 2020年 全量純米酒への転換(CO₂削減に寄与)
小嶋総本店は2020年、製造する日本酒を全て、醸造アルコールを添加しない純米づくりに転換しました。ブラジルや東南アジアで製造された醸造アルコールを廃して地元産の原料で造ることで、国際輸送により排出されるCO2削減に貢献しています。
- 2022年 酒造りの使用電力を地域の再生可能エネルギーへ100%移行
2022年、小嶋総本店は生産活動に関わる全ての電力を山形県置賜地方で発電される再生可能エネルギーに移行します。この転換によって、小嶋総本店が排出するCO2のうち約3分の2がカーボンニュートラル化されます。再生可能エネルギーを指定購入するだけではなく、酒蔵の周辺地域で発電された再生可能エネルギーで醸造することは日本酒業界でも類を見ない新たな取り組みです。
- 2022年の挑戦~アイガモロボット実証実験と有機栽培への挑戦~
動画: アイガモロボット(有機米デザイン株式会社)
小嶋総本店の契約田30a(3000㎡)において、有機米デザイン株式会社が開発した稲作用自動除草ロボット、通称「アイガモロボ」の実証実験を行います。有機栽培に挑戦することで、田んぼの生物多様性を維持しながら地域性の高い酒造りを目指します。
- 2022年3月 リサイクル率が高い小容量アルミ缶を発売
2022年3月より180mlアルミ缶を発売しました。
マーケット需要の小容量化に伴い、容器資材の使用率が上がってきています。アルミ缶は国内のリサイクル率が94%と高く、同68%のガラス瓶よりも二酸化炭素総排出量が少ない容器です。小容量の容器をリサイクル率の高いアルミ缶にすることは、持続可能性に貢献する大切なアクションであると考えます。
- 酒造りの歴史を後世に伝えるアイテム~甕・木桶での日本酒仕込み~
小嶋総本店では、創業当時の製法に原点回帰し『備前甕』・『木桶』での酒造りに挑戦しています。蔵の原点に立ち返ることで、環境の持続可能性だけではなく、酒造りの文化的価値を維持し、高めることを目指します。
- サステナビリティを重視した10年間における輸出規模の成長
これらの取り組みに代表されるように、小嶋総本店は「サステナブルで良質な酒造り」を目指してきました。その結果、2011年から2021年の10年間で海外輸出数量が31倍(金額では68倍)へと大幅に伸長し、海外売上構成比は26%になりました。今では20を超える国・地域で「東光」をお楽しみいただくことができます。
これからも、「サステナブルで良質な酒造り」を志し、さらなる挑戦を続けて参ります。
- 会社概要
小嶋総本店は安土桃山時代(慶長2年・西暦1597年)に創業した、日本に現存する中で13番目に古い酒蔵です。上杉家御用酒屋でもあり、日本酒「東光」「洌」等を醸造しています。
醸造アルコール等の添加物を用いず、純米酒のみを醸造する全量純米蔵です。社是に「自然との共生」を謳い、原料由来の廃棄物を一切出さない廃棄物ゼロの酒造りを行っています。
商号 : 株式会社 小嶋総本店
代表者 : 代表取締役社長 小嶋 健市郎
所在地 : 〒992-0037 山形県米沢市本町2−2−3
創業 : 安土桃山時代 慶長2年(西暦1597年)
事業内容 : 日本酒、リキュールの製造及び販売
URL : https://www.sake-toko.co.jp
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