出光エナジーソリューションズ 福岡市「博多港ベイサイドミュージアム」における放射冷却塗料「Radi-Cool ラディクール」の実証事業に参画
~全国の政令指定都市で初めて「Radi-Cool ラディクール」塗料を活用~
出光エナジーソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立 和宏、以下「出光エナジーソリューションズ」)と、ラディクールジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:何 軍、以下「ラディクールジャパン」)は、福岡市(市長:髙島 宗一郎)が公募した「博多港ベイサイドミュージアム(福岡市博多区築港本町14-1)における放射冷却塗料の実証事業(以下、本事業)」に共同で参画いたしました。
本事業は、全国の政令指定都市において初めて、放射冷却塗料「Radi-Cool(ラディクール)」を屋外公共施設に適用する取り組みとなります。


■実証事業の背景と目的
福岡市では2040年度の温室効果ガス排出実質ゼロを掲げており、更に港湾エリアを対象とした「博多港カーボンニュートラルポート形成計画」を策定するなど、公共・民間施設のエネルギー使用量並びに温室効果ガス排出量削減を推進しています。本事業では、その一環として「博多港ベイサイドミュージアム」の屋根に放射冷却塗料「Radi-Cool」を施工し、省エネ効果を検証しながら、同様の取り組みを他施設へ拡大することを目指します。
出光エナジーソリューションズはエネルギーデータの収集計測・分析、屋根面への塗装業務、本事業全体の管理を行い、ラディクールジャパンでは「Radi-Cool」塗料の提供、技術サポートを行います。
■放射冷却素材「Radi-Cool」について
放射冷却素材「Radi-Cool」は2017年に米・コロラド大学ボルダー校の研究チームにより、世界トップの科学誌「サイエンス」で発表したことで生まれました。日射を高い割合で反射する既存の技術と、高い放熱技術を複合することにより製品表面への蓄熱を防ぎ、なおかつ裏面の熱も吸収、放射を可能とすることで、ゼロエネルギーでのエネルギー効率の向上と、快適な室内環境の確保を同時に実現した素材です。

■放射冷却素材「Radi-Cool」の製品種類

◆シルバーフィルム

◆ウィンドウフィルム

◆塗料

◆ファブリック
■検証データ(塗料の冷却効果)

■スケジュール(予定)
2025 年6~7月 :基礎データ取得、塗装準備
2025 年7~8月中旬:塗装工事(A・B 棟屋根上517 ㎡)
2025 年9~10月 :計測、運用データ収集
2025 年11~12月:効果検証レポート取りまとめ、福岡市へ報告
■今後の展望
本実証で得られた知見を基に、福岡市内の公共施設や民間施設へ適用範囲を拡大し、全国の自治体・企業と連携した脱炭素ソリューションを推進してまいります。本プレスリリースに関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。
【本リリースに関するお問い合わせ】
出光エナジーソリューションズ株式会社 ソリューション事業部 事業推進課
お問い合わせ:弊社ソリューション情報サイト「お問い合わせ」フォームよりお願いいたします
d77675-6-2b9909eb91a19f85348c939714a37c3e.pdf会社概要
出光エナジーソリューションズ株式会社(出光興産100%出資)
本社住所:東京都千代田区神田練塀町3番地 AKSビル7階
URL:https://solution.idemitsuenergysolutions.com/
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