SDGsを人に説明できますか?認知度や取り組みへの意欲を男女500人にアンケート調査
環境衛生対策支援を行っているケイティケイ株式会社は、基盤事業であるリパックトナー等のリサイクル製品に関わる「持続可能な社会の実現(SDGs)」について、男女500人にアンケート調査を行いました。
日本でもすっかりおなじみになった言葉、「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」。日本語では「持続可能な開発目標」と訳されますが、具体的にどういうこと?と聞かれたら、人に説明できるでしょうか。
取り組みの内容を知っているか、実際に取り組んでいることはあるかなど、SDGsに対する意識調査を行いました。
●今さら聞けない、SDGs。どのくらい知ってる?
今回は男女500人に聞きました。性別、年代の内訳は以下の通りです。
SDGsについて、人にも説明できると答えた人はわずか4%でした。なんとなく知ってはいるけれど、そこまで詳しくはないという人がほとんどです。
SDGsに対しては、「環境に良いことをする」という漠然としたイメージを持っているだけの人も多く、17ある目標のうち、全てを知っているという人はわずか13人でした。最も多いのは96人の人が知っていると答えた「3つ」でした。
詳細な回答結果はこちら
1項目知っている・・・ 40人 2項目知っている・・・ 52人 3項目知っている・・・ 96人 4項目知っている・・・ 57人 5項目知っている・・・ 88人 6項目知っている・・・ 36人 7項目知っている・・・ 25人 8項目知っている・・・ 17人 9項目知っている・・・ 9人 10項目知っている・・・ 48人 11項目知っている・・・ 3人 12項目知っている・・・ 4人 13項目知っている・・・ 3人 14項目知っている・・・ 5人 15項目知っている・・・ 3人 16項目知っている・・・ 1人 17項目すべて項目知っている・・・ 13人 |
SDGsは2015年の国連サミットで採択され、日本では2016年12月に「SDGs実施指針」が決定されました。現在は企業や学校でも様々な取り組みが実施されています。
どのようなきっかけでこのSDGsを知ったのか聞いてみたところ、TVがトップ、ついでインターネットという結果になりました。CMや動画広告でもSDGsへの取り組みをアピールする企業が増えているからでしょうか。
●SDGsへの取り組みの実態
かなり名称が浸透してきたSDGsですが、実際、どの程度日本で進展しているものなのか、取り組みの内容について聞いてみました。
まず、所属する会社等で取り組まれているものがあるか聞いたところ、35%の人があると答えています。
取り組んでいる内容については、17項目のうち、以下の3つがTOP3となりました。
- エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- ジェンダー平等の実現
- つくる責任、つかう責任
同様に、個人での取り組みについても聞いてみたところ、団体での取り組みの2倍以上、およそ7割にも登りました。大掛かりなことはできなくても、日々の暮らしの中で少しでも努力しようと考えている人が多いようです。
取り組みの内容については、TOP3が以下の通りとなりました。
- つくる責任、つかう責任
- エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 海の豊かさ、いのちを守る
「つくる責任、つかう責任」は環境に配慮したものを購入したり、ゴミを出さない生活をしたりと、個人でも取り組みやすい目標だからでしょうか、2位とは2倍以上の差がありました。
●2030年までに達成は可能?
SDGsは、17項目の目標を国連に加盟している193ヶ国が2030年までに達成しようというものです。
どの項目も大切なものですが、どの目標を重視するか、「世界、日本で早く達成してほしい」と思う目標の1位は「貧困をなくす」でした。
この問題は、個人ではできることに限界がありますから、やはり国家の力でなんとかしてほしいものです。
実際、すべてを達成するのは難しいかもしれません。しかし、一人一人が常にその目標を意識し、小さなことから取り組むことで、一歩ずつ確実に進んでいくことはできます。
今はよくわからなくても、学びたいという気持ちがある人は多いのです。9割以上の人が、なんらかの手段でSDGsについて学びたいと考えています。
●これからはSDGsが当たり前になる
世界の国々の目標は「2030年まで」という区切りがありますが、日本では9割を超す上場企業がSDGsへの取り組みを進めていこうとしているというデータもあり、今後もこの流れが途切れることはないでしょう。
今回のアンケートでも、「好感が持てる」「イメージがよくなる」と答えた人が非常に多く、SDGsを取り入れることで企業のイメージアップにつながりますし、新たなビジネスチャンスを生み出す可能性もあります。
日本の企業の99%を占める中小企業では、まだ十分な取り組みができていないのが実情です。世界のためにも、そして自社の発展のためにも、一刻もSDGsの早く取り組みを始めるべきでしょう。
そして、私たち一人一人ができることから取り組んでいくことも大切です。取り組んでみたいこと、そしてその理由についても聞いています。
目標1 [貧困]貧困をなくす
・テレビでもあまりに貧富の差が激しすぎる国の映像を見かけて胸がいたいから。 ・貧困が原因になっている事が多いから。 ・貧富の差で進学が違ってくるから。 ・将来に向けてまずは少しでも蓄えを得るため。 ・日本も気づけば先進国でなく貧困国の仲間入りしつつあるので、これを改善してまずは国内の貧困から減らしていきたい。 |
目標2 [飢餓]飢餓をなくす
・飢餓のない状態が、人間の権利の最低限必要な条件だと思うので。 ・人の命にかかわる事だからです。 ・貧困と飢餓に苦しんでいる子供たちを減らしたい。 ・自分が生きていく中でとても身近に感じる問題であること、どの人にも関わることだから。 ・貧困と飢餓に苦しんでいる子供たちを減らしたい。 |
目標3 [保健]すべての人に健康と福祉を
・今、世界上で起きている問題だと思うので、私も取り組みたいと感じています。 ・QOLが大事だと思うから。 ・健康でなければ出来ないことも増えてくるので、まずは健康であることが大事だと考えているからです。 ・仕事を通して人々の健康と福祉に貢献していきたい。 |
目標4 [教育]みんなに質の高い教育を
・教育事業に従事しているから。 ・将来の子供のために。 ・教育は未来への投資になるから。 ・教育は成長のため必要だと思うし、他の問題解決の基盤になると思っています。 ・これからの日本に必要だと感じるから。 |
目標5 [ジェンダー]ジェンダー平等の実現
・社会的性差をなくして、賃金をアップさせたい。 ・男と女だけではない多様性の時代だと感じるから。 ・まだまだ男女格差が大きく、経済格差が拡大していると感じるから。 ・性別により所得の差がまだ大きく、女性は出産・子育てなどにおいてキャリアを諦めなければならないことも多いため(制度はあっても職場の人の理解など、環境が整っていない)ジェンダーギャップをなくしていくためにSNSなどで発信していきたいなと思います。 ・日本では男性が組織をにぎっている現状で、男女の平等が確立されていないから。 |
目標6 [水・衛生]安全な水と衛生を世界に
・水は大事だと思うから。 ・最低限のことだと思うから。 ・年々、気候変動の激しさを感じていることと、水は貴重な資源だと思うので美味しくてきれいな水の維持をしていきたいと思うから。 ・衛生面を重視するため。 |
目標7 [エネルギー]エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
・太陽光発電に貢献して普及させたいから。 ・目標の中でも公私含めて関心がある分野なため。 ・災害の多い国土でエネルギーの自主調達、経済的な発展とエネルギー問題解決を両立させる施策を期待します。 ・太陽光発電の普及に貢献して、地球環境を改善したいから。 |
目標8 [経済成長と雇用]働きがいと経済成長の実現
・仕事と私生活のバランスがしっかりと取れるようにしたいです。 ・自分自身が平和で安全、雇用を求めてるから。 ・自分自身が今パワハラブラック企業で苦しんでいるから。 ・未来の子供たちが、不安や不自由なく暮らしていってほしいと思うからです。 ・家庭と仕事を両立できるようにしたいです。 |
目標9 [インフラ、産業化、イノベーション]産業と技術革新の基盤を作る
・工業系の学校に通っており、卒業後はそういった企業で働きたいため。 ・経済がよくならないと、他の項目の改善に手をつけられないので。 ・長い時間がかかりそうだがやりがいはあるから。 ・環境対策と新しい産業のイノベーションを新設するべきと感じます。 |
目標10 [不平等]人や国の不平等をなくす
・日本などの豊かな国のフードロスを削減して、食べ物が不足している場所に届くようにしたい。 ・まだまだ障害者理解が進んでいない。自分は身体障害者で重度の知り合いも少なくない。少ないと思うが、パラスポーツをしている人が障害者でそれ以外の人には関心がない人もいるのではないか。 ・格差社会をなくしてほしいから。 ・現在大学でこのことについて学んでいて問題意識を感じるから。 |
目標11 [持続可能な都市]住み続けられるまちづくり
・まちづくりのために貢献したいと感じているから。 ・現在暮らしている街がさらに活性化してほしいと思うからです。 ・生まれ育ったまちを大切にしたいので。 ・生まれ育ったところで仲間とともに住み続けるのが理想だと思うから。 ・平等で住みやすい環境が良いですね。 |
目標12 [持続可能な消費と生産]つくる責任、つかう責任
・地産地消のために作る側、消費する側が協力すれば持続可能な地域発展につながる。 ・余計な物を所有したくないという気持ちが元々あるので、何か購入する際にはしっかりと吟味して選びたいと思っています。その結果として無駄な廃棄などが減っていけばよいかと思います。 ・使ったものをただ捨てるだけでなく、その後どうするかを考えていく必要があると思うから。 ・プラスチックゴミ削減のために、自分にできることから少しでも協力したいと思う。 ・自分になにが出来るかと考えたときにつかう責任は持てると思ったから。 |
目標13 [気候変動]気候変動の対策
・異常気象により天災が頻発するようになったので、なにかできることから対策をしていかなければと思いました。 ・子供たちの世代にきれいな地球を残してあげたい。 ・豊かな地球で、ずっと安心して暮らしたいから。 ・気候に関する仕事をしているから。 ・温暖化を止めなければ人類は滅びるから。 |
目標14 [海洋資源]海の豊かさ、いのちを守る
・海が好きだから気になるので・日常的に海に係る活動をしているので特に目標14は継続していきたい。貧困については世界中の子供が笑顔で生活できる世の中を目指したいからです。 ・日本のような島国にとっては資源は何よりも大切だから。 ・海岸に行くとゴミが多いと思い、悲しくなったから。 ・釣りが好きだから。 |
目標15 [陸上資源]陸の豊かさ、いのちを守る
・生物の多様性が失われてしまうことはあって欲しくないので何かできることがあるのなら取り組みたい。 ・自然豊かな世界になってほしいから。 ・資源と人を大切にしなければ未来は暗いと思うから。 ・将来子供たちに食べ物に困って欲しくないから。 ・この先も自然の恵みを大事にしていきたいから。 |
目標16 [平和]平和と公正をすべての人に
・資源争いや、いろんな原因で起こる戦争がゼロになってほしい。 ・戦争中の現在だからこそ、平和という尊さを感じるため。 ・今、ロシア侵攻などで平和と公正が脅かされているから。 ・最近の世界情勢を考えると、平和を願うことがまず1番だと思うので。 ・少しでも平和な世界にする為に貢献したい |
目標17 [実施手段]目標達成のために協力すること
・プラスチック製品をなるべく使わないようにしたり、エコバッグを持ったりはしているが、まだまだできることがあると感じているから。 ・どんな内容なのか細かく知って少しでも役に立ちたいです。 ・日本が一番プラスチックごみが多いと聞いたことがあります。そのためにも無駄なプラスチック袋やカラトリーは利用しない等、ひとつずつコツコツと取り組むことで少しでもプラスチックごみが少なくなるように貢献したい。また魚や魚貝類が将来食べられなくなるのは嫌なので、MSC認証マークがついている製品を優先して購入するようにしたい。 ・マイバッグやマイ箸を利用するなど、少しずつでもやれそうだと思ったから。 ・1つ1つが自分1人でもやはり前向きに取り組めばきっと改善がなされて、良い方向に向いてくれると信じているので。これからも頑張っていきたいです。 |
●誰でもできる、SDGsへの取り組み
個人でできることは限られているかもしれませんが、SDGsに取り組んでいる企業の商品を購入するということも、立派な取り組みです。
今回のアンケートでも、商品購入時に企業の取り組みを参考にするか聞いたところ、およそ6割の人が「する」と答えています。
今後この割合がもっと増えていけば、企業の取り組みもより積極的になるのかもしれません。
●身の回りのものから変えていこう
買い物をするときにエコバッグを持ち歩くのは今や当たり前となりました。ペットボトルなど再利用できるものは分別し、資源を再利用する活動はもはや私たちの生活の一部となっています。
オフィスでもペーパーレス化を推進したり、クールビズでエアコンの温度を上げたりなどの取り組みをしている会社も多いと思います。
それならば、身近にあるものを新品ではなくリサイクル品にしていくことでも、さらにSDGsを推進していけるのではないでしょうか。
ケイティケイ株式会社では、トナーカートリッジをリサイクルすることで廃棄物を削減するだけでなく、CO2排出量の削減、経費の削減に取り組んでいます。オフィスの無駄を省きながら環境にも貢献しています。
リサイクル品は安価=低品質であるという時代はもう終わりました。ケイティケイ株式会社のトナーカートリッジはすべて自社工場で生産し、厳しい品質基準をクリアしています。アフターフォローも充実しておりますので、オフィスでのSDGs推進を強力にサポートしてまいります。
■調査概要
調査主体:自社調査
調査対象:持続可能な開発目標SDGsについて 取り組んでいる方、興味のある方
調査日:2022年5月18日~20日
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:500人(女性323人/男性177人)
■ケイティケイ株式会社について
グループビジョン“Change the office mirai”を掲げ、‟オフィスの未来“に関する様々な課題解決を重要な経営課題として、ITソリューションによるDX推進や環境衛生対策支援を行っています。また、基盤事業であるリパックトナー等のリサイクル製品においては、廃棄物削減・CO2 排出量削減・循環型社会の実現に取り組み、企業価値の向上と持続可能な社会の実現(SDGs)を目指しています。
URL:https://www.ktk.gr.jp
発信するオフィス通販「ktkはっするネット」(https://www.hassuru.net/user/index.php)
リサイクルトナー・リサイクルインクの製造直売「ケイティケイ リパックストア」(https://www.ktk-repackstore.net/)
オフィス関連情報メディア「みんなのオフィス」(https://www.ktk.gr.jp/ktkmedia/)あなたの未来に必要な”応え”をお届けする「イコリスライフ」(https://www.ktk.gr.jp/aequalis/)を運営。
リサイクルトナーについては(https://www.ktk.gr.jp/ktkmedia/recycled-toner/)こちら。
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