生成AI研究者マッチングシステム「レコメンド検索(β版)」サービスを、株式会社エッセンスが10/18より提供開始
国内34万人の研究者との出会いの機会を、生成AIによる推薦文章が創出。アジア最大級の研究者群が生み出す成果の社会接続・イノベーション創出・社会インパクト創出も促進します。
株式会社エッセンスは、生成AIを活用した推薦文章付きの研究者マッチングシステム「レコメンド検索(β版)」のサービス提供を本日より開始いたします。この新たなプラットフォームは、国内に34万人を超える研究者との出会いの機会を提供し、企業・起業家・経営者・地域のプレイヤーなど現場の実践者と研究者、また研究者同士のネットワーキングを促進します。
「レコメンド検索(β版)」は、生成AIが自動的に関連性の高い研究者や研究テーマを推薦し、またその推薦理由となる文章を提示することで、従来の研究者データベースなどでは見つけにくかった研究者との接点を創出します。このシステムにより、一般の非専門家(企業・起業家・経営者・地域のプレイヤーなど現場の実践者)は、未知の領域の研究者や研究成果を見つけることが容易になりコラボレーションや情報交換の機会が大幅に拡大します。
また、日本で育まれるアジア最大級の研究者群が生み出す成果を社会と接続し、アウトリーチを促進することで、研究の社会実装やイノベーション創出、社会インパクトの創出につながることを目指しています。株式会社エッセンスは、今後も研究者と社会をつなぐサービスを提供し、イノベーションの推進に寄与してまいります。
本サービスに関する詳細やご利用方法については、弊社ウェブサイトをご覧ください。
エッセンス:https://esse-sense.com/about
レコメンド検索(β版):https://esse-sense.com/researchers-search/recommend
◇会社概要
【商号】 株式会社エッセンス※
【代表者】 代表取締役 西村勇哉
【所在地】 沖縄県国頭郡恩納村字谷茶1919-1 OISTイノベーションスクエア・インキュベータ
【設立】 2021年3月
1:サービスの背景と特徴
1−1:生成AIを用いた一般用語による検索
従来の研究者検索の仕組みでは、検索するユーザーが専門的な用語を事前に知っておくか、もしくは研究者側が一般用語をキーワードとして事前に設定する必要がありました。
この言葉のミスマッチによって、求めるテーマと適切な研究者のマッチングがなかなか上手くいかず、国内に34万人いる研究者の多くは、優れた研究成果や専門家としてのポテンシャルを抱えながら、企業活動や社会的な取り組みで生かされずに埋もれてしまうものが数多くありました。
エッセンスが今回提供する「レコメンド検索(β版)」サービスでは、生成AIの利用によって検索するユーザーは一般用語(ex、ウェルビーイング、脱炭素、気候変動、生物多様性、など)を用いることができます。
1−2:生成AIを用いた推薦理由文章の提示
また、従来の検索では、仮に適切な検索結果が表示されても、なぜその研究者が検索キーワードと関連するかがわからず、そのことを調べるために経歴や業績(論文・論考)を読み込むことに多大な労力を割いてきました。この点を同時に解消するため、「レコメンド検索(β版)」サービスでは、事前にエッセンスが構築した独自のデータベースを用いながら生成AIが推薦理由の文章を記述する仕組みを開発し、取り入れています。
この推薦理由文章の提示によって、ユーザーは、検索に用いたキーワードと検索結果の研究者を結びつける観点を知ることができ、事前に一定の絞り込みと当たりをつけた上で実際の研究者情報にアクセスすることができ、その精度と効率を大幅に向上することができます。
1−3:研究者の登録の手間を最小化
研究者に対しては、煩雑なキーワード登録などは必要とせず、講演・講義などの動画を提供してもらうことで、生成AIを用いて自動的に構造化されたテキストデータを構築する仕組みを独自に開発し、取り入れました。また、既存の国内最大の研究者データベースであるresearchmapと連動することで、経歴、業績(論文)、共同研究テーマなどの基礎情報を自動的に取り込み、研究者の二度手間を省いています。
これによって、研究者自身も登録の手間を最小限にし、本来時間を割くべき研究活動の時間を最大化しながら、社会実装・社会貢献のためのアウトリーチ活動に取り組むことができます。
1−4:エッセンスのメディア機能と連携した研究者の発信
メディアとして運用してきたエッセンスには、年間20万人強の読者が集っています。研究者は登録内容に応じて自身のページを運用し、講義・講演の参加者獲得のための発信や、掲示板投稿による発信を行い、それらの読者に向けた発信を行うことが可能です。
研究者は、登録のための登録ではなく、自身の情報発信のためのページを生成することができます。これらのすべての機能は研究者に無償提供され、研究者は費用負担なく利用することが可能です。
2:代表者メッセージ
株式会社エッセンス 代表取締役 西村勇哉
「本サービスは、エッセンスの立ち上げ時から構想し、提供を目指していた取り組みです。日本には、大学・研究機関を中心に34万人のアジア最大級の研究者集団が居るにも関わらず、その成果や知見が社会で生かされにくい状況が続いています。その原因の一つとして、民間企業や一般の非専門家から研究者の世界にアクセスしにくい橋渡しの不在があげられます。
本サービスは、従来はコーディネーターなど人的パワーに頼らざるを得なかった点を、紹介者、研究者、民間・一般の非専門家の3者に対して生成AIなどを用いた自動化によって大幅にかかる労力を下げ、研究の世界と民間の世界をつなぐことを実現するためのものです。
本サービスの利用が研究者と民間・一般の双方において広がることで、研究知の社会実装が進み、民間主体の研究環境支援が促進されるなど、イノベーションへの循環が恒常化する社会の実現に寄与できればと考えています。」
本サービスに関する詳細やご利用方法については、弊社ウェブサイトをご覧ください。
エッセンス:https://esse-sense.com/about
レコメンド検索(β版):https://esse-sense.com/researchers-search/recommend
・本プレスリリースに関する「メディア・企業等」によるお問い合わせは、以下にご連絡ください
info@esse-sense.com(担当:西村、西川)
・本プレスリリースに関する「大学・研究開発機関」によるお問い合わせは、以下にご連絡ください
info@esse-sense.com(担当:西村、松井)
※エッセンスとは
株式会社エッセンスは、2021年に沖縄・恩納村にあるOIST(沖縄科学技術大学院大学)内に設立された、研究知と社会をつなぐことを目的としたインパクトスタートアップ(インパクトスタートアップ協会第二期正会員)。「KnowledgeTech(ナレッジテック)」カンパニーとして、テクノロジーの力を活かした社会課題解決型の事業に取り組む。
2021年9月には、基礎・応用、自然科学・人文社会学・社会科学の多様な領域の研究者に焦点を当てたオリジナルの取材記事を配信するWEBメディア「esse-sense」をリリース。年間約20万人の読者に購読される、国内最大級の研究者インタビューの集積地として運用されているほか、2023年9月には研究者個人に対する継続的な資金提供を行うプラットフォーム「パトロンサービス」をリリース。また、ゼブラ&カンパニーの第二号出資先に選ばれるなど、知的資本の活用という新領域に取り組むゼブラ企業としての注目も集まる。
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