3期連続の増収企業経営者は、連続増収なしの経営者より12.4ポイントが「決算書の作り込み」に注力している結果に
〜決算書をもとにした経営に期待すること「経営実態の把握」などの声〜
株式会社イナバプランニングカンパニー(本社:埼玉県さいたま市、代表者:稲葉 晴一)は、3期連続で増収を達成している中小企業(設立年数3年〜10年、かつ従業員数300名以下)の経営者・役員103名、連続では増収していない中小企業(設立年数3年〜10年、かつ従業員数300名以下)の経営者・役員101名(合計204名)を対象に、中小企業経営者の財務に関する意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
- 調査サマリー
- 調査概要
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年10月19日〜同年10月20日
有効回答:3期連続で増収を達成している中小企業(設立年数3年〜10年、かつ従業員数300名以下)の経営者・役員103名、連続では増収していない中小企業(設立年数3年〜10年、かつ従業員数300名以下)の経営者・役員101名(合計204名)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社イナバプランニングカンパニー」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.inaba-plan.com/
- 増収なしの企業より、3期連続の増収企業は「財務」に関する意識が8.1ポイント高い結果に
<3期連続の増収企業(n=103)>
・かなり意識している:66.0%
・やや意識している:25.2%
・あまり意識していない:7.8%
・全く意識していない:1.0%
・わからない/答えられない:0.0%
<連続増収していない企業(n=101)>
・かなり意識している:45.5%
・やや意識している:37.6%
・あまり意識していない:12.9%
・全く意識していない:2.0%
・わからない/答えられない:2.0%
- 「決算書の作り込み」3期連続の増収企業は、連続増収なしの企業よりも注力する傾向に
<3期連続の増収企業(n=103)>
・かなり注力していた:37.9%
・やや注力していた:35.9%
・あまり注力していなかった:14.6%
・全く注力していなかった:8.7%
・わからない/答えられない:2.9%
<連続増収していない企業(n=101)>
・かなり注力していた:16.8%
・やや注力していた:44.6%
・あまり注力していなかった:29.7%
・全く注力していなかった:6.9%
・わからない/答えられない:2.0%
- 決算書の作り込みに注力していない企業の約7割が、連続増収の有無に関わらず「後悔」を感じず
<3期連続の増収企業(n=24)>
・非常にそう思う:4.1%
・ややそう思う:16.7%
・あまりそう思わない:45.8%
・全くそう思わない:29.2%
・わからない/答えられない:4.2%
<連続増収していない企業(n=37)>
・非常にそう思う:0.0%
・ややそう思う:29.7%
・あまりそう思わない:43.2%
・全くそう思わない:24.3%
・わからない/答えられない:2.7%
- 決算書の経営への活用率、3期連続の増収企業は4割以上が「80%以上」に対し、連続増収なしの企業で「80%以上」の活用はわずか2割未満
<3期連続の増収企業(n=103)>
・80~100%程度:41.8%
・60~79%程度:26.2%
・40~59%程度:23.3%
・20~39%程度:2.9%
・0~19%程度:2.9%
・わからない/答えられない:2.9%
<連続増収していない企業(n=101)>
・80~100%程度:16.8%
・60~79%程度:33.7%
・40~59%程度:20.8%
・20~39%程度:8.9%
・0~19%程度:9.9%
・わからない/答えられない:9.9%
- 決算書の数字を経営に活かせない理由は、連続増収の有無にかかわらず、「感覚重視な経営判断をしているから」が最多に
<3期連続の増収企業(n=6)>
・感覚重視な経営判断をしているから:50.0%
・可視化できるツールがないから:0.0%
・会社を経営する上で財務会計が重要と考えていないから:0.0%
・決算書の分析に時間がかかるから:0.0%
・決算書の分析に手間がかかるから:0.0%
・決算書の分析に費用がかかるから:0.0%
・その他:16.7%
ー54歳:特に数字を意識することがない
・わからない/答えられない:33.3%
<連続増収していない企業(n=19)>
・感覚重視な経営判断をしているから:36.8%
・可視化できるツールがないから:15.8%
・会社を経営する上で財務会計が重要と考えていないから:15.8%
・決算書の分析に時間がかかるから:10.5%
・決算書の分析に手間がかかるから:10.5%
・決算書の分析に費用がかかるから:10.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:21.1%
- 他にも「決算書で見つけた弱点をどう改善すれば良いかわからない」などの声も
<3期連続の増収企業:自由回答・一部抜粋>
・52歳:安定しているので。
・55歳:時間がない。
<連続増収していない企業:自由回答・一部抜粋>
・48歳:決算書で見つけた弱点をどう改善すれば良いかわからない。
・58歳:決算書で経営状況を判断できないから。
・56歳:普段の管理ツールで必要な情報は得られるから。
・55歳:売り上げ規模が大きくないので決算書を会社の経営に活かすまでもない。
・59歳:決算報告書はただの結果であり、それ以上でもそれ以下でもない。
- 3期連続の増収企業では85.5%、連続増収なしの企業では73.3%が「今後、決算書の数字をもとにした経営を行っていきたい」と回答
<3期連続の増収企業(n=103)>
・非常にそう思う:48.6%
・ややそう思う:36.9%
・あまりそう思わない:10.7%
・全くそう思わない:1.9%
・わからない/答えられない:1.9%
<連続増収していない企業(n=101)>
・非常にそう思う:30.7%
・ややそう思う:42.6%
・あまりそう思わない:18.8%
・全くそう思わない:1.0%
・わからない/答えられない:6.9%
- 決算書をもとにした経営に期待することとして、連続増収の有無にかかわらず、半数以上が「経営実態の把握」「客観的な経営判断」と回答
<3期連続の増収企業(n=88)>
・経営実態を把握できる:70.5%
・客観的な経営判断ができる:59.1%
・根拠に基づいた経営判断ができる:55.7%
・経営改善と対策が明確になる:47.7%
・業績悪化の予兆を捉えることができる:33.0%
・金融機関からの融資が受けやすくなる:20.5%
・具体化された情報の共有ができる:18.2%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
<連続増収していない企業(n=74)>
・客観的な経営判断ができる:58.1%
・経営実態を把握できる:55.4%
・根拠に基づいた経営判断ができる:36.5%
・経営改善と対策が明確になる:33.8%
・業績悪化の予兆を捉えることができる:23.0%
・金融機関からの融資が受けやすくなる:10.8%
・具体化された情報の共有ができる:8.1%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:4.1%
- 他にも「中長期的な目標に対し、進捗状況を把握する」や「数値を把握する事で、次期の予想が立て易くなる」などに期待する意見も
<3期連続の増収企業:自由回答・一部抜粋>
・59歳:中長期的な目標に対し、進捗状況を把握する。
・40歳:数字を徹底的に分析し、無駄な投資や時間を無くすことを常に意識しないと、成長どころか、気づいたら危機に瀕している可能性が高いので、決算書を基に向上していかなければならない。
・57歳:過去の事実の把握であるから期待などしない。過去の振り返りを将来に生かしつつ成長を実感するのみ。
・45歳:利益率やどれだけ設備に費用をかけれるのかのパーセンテージをだし無理なく最悪を想定しつつ運営したい。
・44歳:従業員の給料をアップしてあげたい。
・45歳:注視案件の選定及び営業活動。
・57歳:財務状況の把握により、資本投下案の作成が可能となる。
・47歳:対銀行に対して認められるための数字を出す。
<連続増収していない企業:自由回答・一部抜粋>
・55歳:数値を把握する事で、次期の予想が立て易くなる。
・57歳:決算書を見て設備投資などを検討する。
・57歳:ある程度社員にも理解してもらう。
・58歳:将来自分の子供に継がせるべきかどうかの判断材料。
・48歳:財政基盤を整えることができる。
・55歳:事業戦略の進捗が確認できる。
・42歳:実績が、数字に表れるので指標にしやすい。
・48歳:社員への危機意識と数字を意識した業務が出来る様になってほしい。
- まとめ
「決算書の作り込み」を3期連続の増収企業は、連続で増収していないの企業より12.4ポイント多く注力していることが分かりました。また、多くの中小企業が、「客観的な経営判断」や「経営実態の把握」をするために、今後決算書をもとにした経営を行っていきたいと回答しました。なお、今後、決算書をもとにした経営を行いたいと回答した経営者は、3期連続の増収企業が12.2ポイント高い結果となりました。
連続増収を達成している企業と連続増収を達成していない企業の財務に関する意識を調査したところ、経営面における決算書の活用に関する意識の差が明らかになりました。決算書を税務申告のために税理士に作成を依頼する一方で、決算書の使い道として金融機関向けに留まる中小企業も多いようです。決算書を読み解き、財務に関する意識を高めて経営を進めることが業績が伸びる秘訣であると考えられることから、今後、決算書の数字をもとにした経営を行う中小企業が増えるのではないでしょうか。まずは、「決算書」を活用する方法を専門家と相談することが、健康経営で毎年の増収を目指すための近道になるかもしれません。
- 『人生のベストコンディションを追求する』ための無料相談
暮らしの安心や家族を守りたいという大切な「想い」を「カタチ」にすることをお約束します。納得のいくまで何度でもいつでもご相談できるFP(ファイナンシャルプランナー) やDCコンサルタント、相続診断士を配置して居心地の良い場所をお客様へ提供いたします。
お問い合わせ/無料相談はこちらから:https://www.inaba-plan.com/contact/
- 会社概要
設立 :2000年3月
代表者 :稲葉 晴一
所在地 :埼玉県さいたま市浦和区常盤10-9-14 斎藤ビル2F
事業内容:一般消費者を対象としたマネーセミナーや相続セミナー
URL :https://www.inaba-plan.com/
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