3月1日は「北海道のソウルフードを食べる日」ベル食品の設立記念日を北海道料理を楽しむ日として制定
ジンギスカン、ラーメン、スープカレー、ザンギ、豚丼、ラーメンサラダなど、北海道ソウルフードの魅力や伝統を、未来へ継承していくことが目的
「成吉思汗たれ」「ラーメンスープ華味」「スープカレーの作り方」「ザンギ名人」など、北海道のソウルフードをご家庭で味わうためのたれ、つゆなどを製造販売する「北海道のソウルフードメイカー」ベル食品株式会社(本社:北海道札幌市西区、代表取締役社長:福山浩司、以下ベル食品)は、設立日(1958年3月1日)である3月1日を「北海道のソウルフードを食べる日」と制定し、2023年2月15日に一般社団法人日本記念日協会に記念日として認定登録されました。
写真:3月1日「北海道のソウルフードを食べる日」の記念日登録証
■3月1日「北海道のソウルフードを食べる日」制定の目的
ベル食品はコーポレートスローガンにも掲げる「北海道のソウルフードメイカー」として、ジンギスカン、ラーメン、スープカレー、ザンギ、豚丼、ラーメンサラダなど、北海道で生まれて、各地域や各家庭に根付いて育ってきた北海道のソウルフードの魅力や伝統を、北海道はもとより、日本全国で広く知っていただき、北海道の食文化を未来へ継承していくために、設立日である3月1日を「北海道のソウルフードを食べる日」に制定しました。
「北海道のソウルフードを食べる日」はベル食品のみでの利用に留まらず、北海道の食を扱う全国各地の製造メーカー、卸・小売業者、飲食店にも活用してもらい、日本全国で北海道料理を楽しむ日にしたいと考えています。
■ベル食品と北海道のソウルフードの歴史
- 戦後まもない1947年、北海道大学農学部出身の7人が創業
- 1949年に「ベル・ラムネ」の爆発的ブーム
写真:昭和28年、ベル食品の前身「北共化学株式会社」の本社前にて撮影。トラックに「ベル・ラムネ」の文字。
創業当時は人々が甘いものに飢えていたこともあり、水に薄めてジュース代わりに飲む「ベル・シロップ」を製造。売上が急速に伸び、工場が手狭になったため、1949年(昭和24年)末に現在の所在地である札幌市西区二十四軒に工場を移転。その後、ラムネ、サイダー、ジュース、梅の精(焼酎を割るシロップ)を製造し、中でも「ベル・ラムネ」は北海道でまだラムネが馴染みがなかったこともあり、爆発的なブームとなりました。
- 1954年発売の「ラーメンスープ華味」が北海道ラーメンのソウルフード化に貢献
写真:家庭で本格的な北海道ラーメンを楽しめる「ラーメンスープ華味」。しょうゆ、しお、みその3タイプ
ラムネなどの飲料は夏に多く売れましたが、冬には売上が落ちて経営が安定しないため、さまざまな商品が開発されました。数年に渡りヒット商品に恵まれませんでしたが、1954年(昭和29年)、ついに「ラーメンスープ華味(以下、華味)」が大ヒット。「華味」は老舗ラーメン店の三平などに通って味を探求した本格的な味の家庭用ラーメンスープ。北海道の家庭でも手軽に美味しいラーメンが作れるようになり、北海道ラーメンのソウルフード化に大きく貢献しました。発売から70年近く経っている「華味」シリーズは今でも北海道を中心に愛されているロングセラー商品です。
- ベル食品の代名詞「成吉思汗たれ」はベル食品設立前の1956年発売
写真:昔懐かしい三角の瓶の「成吉思汗たれ」の広告。ラベルには「BELL」ではなく「TARE」と書いてある
「華味」と1955年(昭和30年)に発売した麺つゆ「つゆの華」の売れ行きは好調で、ようやく経営も軌道に乗り始めました。一気に事業拡大を狙い、1955年(昭和30年)に東京進出。さらに1956年(昭和31年)に日本初の家庭用焼肉たれとして「成吉思汗たれ」を発売しましたが、見慣れない商品だったため最初の売れ行きは芳しくありませんでした。また、東京進出は失敗に終わり、2年の活動で撤退。大きな負債を抱えることになりました。
- 1958年3月1日、のちにベル食品となる新会社設立
- 「成吉思汗たれ」が売れ始めて、ジンギスカンが広く普及
写真:当時、肉屋に景品として渡していたベル食品オリジナルのジンギスカン鍋。現存しているものは少なく、かなり希少。こちらの三角瓶の「成吉思汗たれ」のラベルには「BELL」と記載
新会社となった1958年(昭和33年)、発売から2年経った「成吉思汗たれ」が徐々に売れ始めます。当時、羊肉は独特のにおいやクセはあるものの、牛肉や豚肉よりも安いため需要があり、少しでも美味しく食べるために、各家庭で醤油にりんご、にんにく、玉ねぎなどを混ぜて自家製のたれを作って食べていました。「成吉思汗たれ」があればたれを作る手間が省け、自家製のたれよりも美味しく食べられるということが口コミで広まり、「成吉思汗たれ」が売れれば羊肉の消費も伸びました。さらに「成吉思汗たれ」を多く仕入れてくれる肉屋に景品としてジンギスカン鍋をつける作戦が功を奏し、1961年(昭和36年)爆発的なヒット。北海道で羊肉を食べるジンギスカン文化は「成吉思汗たれ」とともに広く普及しました。ベル食品が道民にジンギスカンを広めたと言っても過言ではありません。
- その後も北海道に馴染みの深い商品を数多く開発
写真:北海道のソウルフードをご家庭で気軽に美味しく楽しめるベル食品の商品
1965年(昭和40年)に発売した「冷しラーメンスープ」は大ヒット。冷やし中華のことを「冷しラーメン」と呼ぶ道民が今でも多いのは「冷しラーメンスープ」の影響が大きいと言えます。1995年(平成7年)には北海道の漬け込み唐揚げであるザンギの味付けを簡単にできる調味液「ザンギ名人」を発売。また、2004年(平成16年)には俳優の大泉洋さんが監修したスープカレースープ「本日のスープカレーのスープ」、翌年2005年(平成17年)にはペースト状のスープカレーの素「スープカレーの作り方」を発売し、札幌でブームとなったスープカレーを、専門店で味わうグルメから家庭でも簡単に楽しめるソウルフードに昇華させました。その他にも帯広・十勝地方のソウルフード豚丼を手軽に作れる「豚丼のたれ」、札幌発祥のラーメンサラダ専用「ラーメンサラダのたれ」、石狩鍋や味噌バター鍋、スープカレー鍋など北海道らしい鍋を楽しめる「北海道鍋つゆシリーズ」なども販売。近年は北海道ではお馴染みの薬味である山わさびを使った「ステーキソース山わさび風味」や「北海道山わさびやきにくたれ」など、山わさびの商品化にも力を入れています。
- 北海道の「食」のブランド向上に貢献し、2023年2月に農林水産大臣賞を受賞
・可能な限り北海道産原材料を使用するよう努めており、北海道産原材料の使用量の割合は約4割、商品数比率では88%。北海道の「食」のブランド向上に貢献している。
・「成吉思汗のたれ」を開発・製造し、その後、ジンギスカンの普及・拡大に尽力。今では、北海道の食文化、郷土料理として定着している。
・毎年、札幌市内の幼稚園約30か所で園児と保護者を対象にした「ジンギスカンセミナー」を開催し、食育活動に力を入れている。
今後もベル食品は「北海道のソウルフードメイカー」として、設立記念日でもある3月1日の「北海道のソウルフードを食べる日」を毎年活用しながら、引き続き、北海道、日本、そして世界へ、北海道のソウルフードと食文化の普及、拡大に努めてまいります。
■北海道のソウルフードについての参考サイト
参考:ベル食品公式サイト「ベル食品の原点」
https://www.bellfoods.co.jp/learn/origin/
参考:ベル食品公式サイト「ジンギスカンの知識」
https://www.bellfoods.co.jp/learn/genghiskhan/
参考:ベル食品公式サイト「スープカレーの日 特設ページ」
https://www.bellfoods.co.jp/special/soupcurry/
■ベル食品株式会社について
ベル食品株式会社は「北海道のソウルフードメイカー」として、地元の食文化の可能性を追求し、ジンギスカン、スープカレーをはじめ、ラーメン、ザンギ、ラーメンサラダ、豚丼、レトルトカレーなど、豊かな自然に恵まれた北海道らしい香りのする製品の開発と提案、普及を図っております。また、全事業所においてISO22000を取得しており、高い安全性と技術力で製造するPB商品やOEM商品に定評があり、全国の企業より製造を受託しております。戦後間もない1947年(昭和22年)、北海道大学農学部出身の7人の青年が北海道の美味しいものを全国の皆さまに食べていただきたいという大いなる志を持って北海道札幌で創業しました。1956年(昭和31年)に発売した日本初の家庭用焼肉たれ「成吉思汗たれ」は、家庭用ジンギスカンのたれで北海道シェアNo.1*を誇っております。北海道の「食」のブランド向上に貢献などの功績が認められ、2023年に第44回食品産業優良企業等表彰の農林水産大臣賞を受賞。
社名:ベル食品株式会社
所在地:〒063-0803 北海道札幌市西区二十四軒3条7丁目3番35号
代表者:代表取締役社長 福山浩司
創業:1947年(昭和22年)
設立:1958年(昭和33年)3月1日
事業内容:食品の製造、販売
HP:https://www.bellfoods.co.jp/
*北海道内における「ジンギスカンのたれ」ジャンルのPOSデータより 2022年12月 自社調べ
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