パーソナルAI:ディープなケアとコミュニティの再生

「誰もが自分らしく生きられる社会」を目指す市民参加型の学会イベントを開催 10月18日、みんなのケア情報学会が第9回年次大会を浜松市のFUSEにて

一般社団法人みんなのケア情報学会

一般社団法人みんなのケア情報学会(代表理事:竹林洋一)は、2026年10月18日(日)、第9回年次大会(CIHCD2026)を浜松市のFUSEにて開催します。テーマは「パーソナルAI:ディープなケアとコミュニティの再生」。本大会は現地開催のみで、オンライン会場の設置はありません。後日、講演等をオンデマンドで閲覧できるようにします。

■ みんなのケア情報学会 第9回年次大会(CIHCD2026)開催案内・参加申込みはこちらから

https://sites.google.com/cihcd.jp/cihcd2026

https://sites.google.com/cihcd.jp/cihcd2026/participation

 本大会リーフレットのPDFはこちら

https://cihcd.jp/wp-content/uploads/2026/09/cihcd2026_leaflet-2.pdf

 プログラムの詳細はこちら

https://sites.google.com/cihcd.jp/cihcd2026/program

■ みんなのケア情報学会メッセージ

日本社会は、人口減少とAI革命という大きな変化の中にあります。担い手不足が進むケアの現場では質をどう保つかが問われ、生成AIは働き方も学び方も、ケアのあり方そのものも変えようとしています。

私たちは、この変化を「みんなで考える問い」として受けとめています。テクノロジーが進む社会で、真のケアとは何か。その答えは専門家だけが出せるものではなく、認知症などの本人、家族、ケア専門職、地域住民、研究者が対話するなかから生まれます。AIは人間理解を深めるメディアですが、一部に独占されれば孤立や分断も招きます。大切なのは、AIを「みんなの道具」として使いこなす知恵を、現場から育てることです。

当学会は「市民情報学(Citizen Informatics)」の理念のもと、立場を超えて「ごちゃまぜ」で学ぶ学会です。多様な人の認知症やフレイルなどがある状態を「個性の一部」としてとらえ、AI、XR、ナラティブ(語り)を結ぶ研究と実践を、当事者とともに重ねてきました。人口が減ってもケアの密度は高められ、AIが進化しても人間の尊厳は守られます。

■ 大会長挨拶

みんなのケア情報学会 第9回年次大会の大会長を務めます、札幌市立大学の橋田浩一です。

今大会のテーマは「パーソナルAI:ディープなケアとコミュニティの再生」です。パーソナルAIとは、一人ひとりに専属するAIエージェントのことです。データはあくまで本人のものという原則を守りながら、その人のデータを存分に活かし、本人と対話しながら、必要なサービスを探して橋渡しします。調べものや申請・予約を任せられるようになれば、機器の操作が得意でない人も置き去りにされません。私はこの仕組みと、それを支える知識の記述、そして地域のプラットフォームとしての可能性を、長く研究してきました。

大会は、静岡大学の石川翔吾実行委員長を聞き手とする対談「パーソナルAIとは?」から始めます。石川氏は、認知症ケアの現場でAIとXRを用いた学びの環境づくりを重ねてきた研究者です。単なる技術の解説にとどまらず、実際の現場で本当に役に立つのかを考えながら、一日の全体の流れを整理していきます。

その後のプログラムは、パーソナルAIを一人の暮らしから地域へと広げる順に組みました。浮世満理子氏には、スポーツの勝敗を左右する現場から「アスリートのパーソナルAI」を、増川ねてる氏にはAI時代に自分で自分を整えるとはどういうことかをリカバリーとセルフケアのデザインの観点から、鬼頭史樹氏と渡邉迅人氏には、福祉のソーシャルワークとスタートアップ支援を並べ、個人の生活課題への伴走と地域産業への伴走に共通の原理はあるのかを論じていただきます。締めくくりのラップアップセッションでは、竹林代表理事らが、観光体験農業とAI・XR、そしてインパクトの可視化を松崎町という現場の取り組みから大会テーマを解き明かしていきます。

昼には軽食をご用意して、インタラクティブセッションのショートスピーチとポスター発表の時間をたっぷり取りました。若手研究者をはじめ、さまざまな分野の実践者、当事者やご家族も、同じ場で自由に質問し議論できます。

AIは、一部の手に握られれば孤立や分断を生みます。みんなの道具として使いこなす知恵は、立場の違う人が顔を合わせる場からしか育ちません。10月18日、浜松でお会いできることを楽しみにしております。                        大会長 橋田浩一(札幌市立大学)

■ 多彩で経験豊富な専門家・開発者が登壇

本大会には、多様な領域から、経験豊富な専門家と、技術・コンテンツの開発者が登壇します。

 対談セッション:パーソナルAIとは? 大会長で本学会副理事長の橋田浩一氏(札幌市立大学教授)に、静岡大学准教授の石川翔吾氏が聞き手として迫ります。パーソナルAI(PAI:各個人に専属するAIエージェント)は、利用者のデータ主権を守りながらパーソナルデータをフル活用し、利用者と対話してそのニーズを満たすサービスを仲介します。さまざまな知識(ナレッジ)をネットワーク構造で表わすナレッジグラフによってRules as Code(RaC:法令等の執行を最大限に自動化すること)とPAIを普及させる方法、それによるAIの分散的なガバナンス、PAIによる地域プラットフォーム機能の高度化と、地域の持続的発展の可能性を論じます。

 講演1:アスリートのパーソナルAI アスリートなどのメンタルトレーニングに携わる心理カウンセラー・浮世満理子氏が登壇します。この8年でAIは目覚ましく進化し、パーソナルAIの可能性が見えてきました。勝敗を左右する実践的なメンタルケアに、AIをどう活かせるかを語ります。

 講演2:メンタルヘルスのリカバリー フリーランス・WRAP®ファシリテーターの増川ねてる氏が、リカバリーの原理と“AI時代”における「セルフケアのデザイン」を話題提供します。ご自身も当事者の経験として多様なプロセスを歩んでおり、リカバリーは特別な誰かのものではなく、誰もが実現しうる普遍的な営みであることを体現してきました。本講演では、リカバリーの考え方やプロセスを整理し、AI時代におけるテクノロジーを活用した新しいリカバリーの実践についての期待を語ります。

 講演3:つなぐ・支える・育てる ソーシャルワーカーで一般社団法人ボーダレス代表理事の鬼頭史樹氏が福祉領域の実践の理念と方法論を、会場FUSE(浜松いわた信用金庫が運営するコミュニティ拠点)に深く携わっている渡邉迅人氏がスタートアップ支援・産業支援の現場を報告します。個人の生活課題への支援と地域産業への支援は、どのような共通原理で成り立つのか。「つなぐ・支える・育てる」という観点から、参加者とともに探ります。

 ラップアップセッション 大会の締めくくりとして、大会長-実行委員長対談と三つの講演を振り返りながら、一日の議論を松崎町プロジェクトという具体的な社会実装につなげます。栄農人の柳澤孝一氏がイチゴ・キノコの観光体験農業を、NeoRealXの安藤聖泰氏がAI/XRによる地域体験の深化を、インパクトサークルの高橋智志氏が関係人口・地域経済・学び・誇りの可視化を語り、竹林代表理事を交えたクロストークで、定住だけではない“ふるさと感”をどう育てるかを議論します。「パーソナルAIは個人のセルフケアから地域の支え合いまでをどうつなぐのか」という大会の問いへの答えを現場の取り組みから解き明かしていきます。

 ■ インタラクティブセッションと懇親会で、多世代・多業種の交流の場をひらく

12時からのインタラクティブセッションでは、青野桂子事務所の青野桂子氏を座長に、各1分のショートスピーチとポスター発表を行います。今回は分野を限定せず幅広く発表を募っており、若手研究者をはじめ、経験豊かな研究者、さまざまな分野の実践者、当事者やご家族が集い、自由に質問・討論ができる時間です。今回は一日開催のため軽食を用意し、時間を有効に使いながら、リラックスした雰囲気のなかで議論を深めます。例年好評の懇親会では、ポスター発表のなかから最優秀発表賞と優秀発表賞の表彰を行います。

  インタラクティブセッション発表募集

形式:ポスター

· 応募資格:学術会員または賛助会員(賛助会員(個人)として登録済み、または賛助会員関係者)

· 応募締切:2026年9月25日(金) :募集延長する場合もありますので次のページを参照ください

https://sites.google.com/cihcd.jp/cihcd2026/interactive-session

■ 日時・会場

日 時:2026年10月18日(日)10:00-19:30

会 場:Co-startup Space & Community FUSE

    静岡県浜松市中央区鍛冶町100-1 ZAZA CITY(ザザシティ)浜松中央館 B1F

    JR浜松駅・遠鉄新浜松駅から徒歩5分

※オンライン会場は設けません。大会当日は現地にご参加ください。後日、アーカイブを参加申込者にオンデマンドで提供いたします。参加費はオンデマンドのみの視聴でも同額です。

プログラム

時 間          内 容

9:30-          受付開始 ※事前参加申込み要

10:00-10:50 対談セッション:パーソナルAIとは?

                   橋田浩一(札幌市立大学) 聞き手:石川翔吾(静岡大学)

11:00-11:50 講演1:アスリートのパーソナルAI

                   浮世満理子(心理カウンセラー)

12:00-12:30 インタラクティブセッション(ショートスピーチ)

                   座長:青野桂子(青野桂子事務所)

12:30-14:00 ランチ・ポスター交流 ※軽食をご用意します

14:00-14:45 講演2:メンタルヘルスのリカバリー

                  ~その原理と、“AI時代”における「セルフケアのデザイン」~

                   増川ねてる(フリーランス・WRAP®ファシリテーター)

14:55-15:55 講演3:つなぐ・支える・育てる

                  〜地域課題への伴走支援の共通原理を探る〜

                   鬼頭史樹(ボーダレス)/渡邉迅人(浜松いわた信用金庫)

16:05-17:20 ラップアップセッション:人口減少社会に“ふるさと感”を再生する

                  -観光体験農業・パーソナルAI・インパクトで拓く松崎町モデル

                   竹林洋一(みんなのケア情報学会)/安藤聖泰(NeoRealX)/

                   高橋智志(インパクトサークル)/柳澤孝一(栄農人)

17:30-19:30 懇親会(FUSE内)

■ 参加費

市民会員:3,000円(不課税) ※市民会員の登録・支払(年会費2,000円)は10月14日までに

学術会員:5,000円(不課税) ※学術会員の登録・支払(年会費3,000円)は10月14日までに

賛助会員:5,000円(不課税) ※登録済みの個人のほか、団体所属などの関係者を含みます。

非会員:10,000円(税込) ※クレジット払いなら当日のお申込みも可能です。

懇親会参加費:10月6日までのお申込み 3,000円(税込)/10月7日以降のお申込み 4,000円(税込) ※事前申込み要

参加申込みはこちらから

https://sites.google.com/cihcd.jp/cihcd2026/participation

■ 主催者および大会長・実行委員長

主催:一般社団法人 みんなのケア情報学会(代表理事 竹林洋一)

   https://cihcd.jp/

大会長:橋田浩一(札幌市立大学)

実行委員長:石川翔吾(静岡大学)

■ お問い合わせ

大会参加費:cihcd-taikai[at]bunken.co.jp([at]を@に)

インタラクティブセッション:minnnanocareposter9 [at] cihcd.jp([at]を@に)

学会全般:contact[at]cihcd.jp([at]を@に)/TEL: 03-6824-9376

会場のFUSE
一昨年の年次大会のひとコマ(会場FUSE)
会場のFUSEが入る ZAZA CITY

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会社概要

URL
https://cihcd.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区山吹町358-5 アカデミーセンター
電話番号
03-6824-9376
代表者名
竹林洋一
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年11月