スタートアップデータ標準化協会、スタートアップの証券データ標準「JOCF」をバージョンアップし、米国Open Cap Table Formatとの相互連携を開始!
米国の証券データ標準との相互変換を可能にするプロトタイプをリリース。証券データのグローバルでの標準化を進め、スタートアップの資金供給増に貢献。
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相互連携の概要
一般社団法人スタートアップデータ標準化協会(以下「データ標準化協会」)は、日本版Open Cap Table Formatテンプレート(以下「JOCF」)と米国のOpen Cap Table Format(以下「米OCF」)の相互連携を開始したことをお知らせいたします。
データ標準化協会は、未上場スタートアップの証券データを定義する「JOCF」について、米国の業界団体「Open Cap Table Coalition」が提供する証券データフォーマット「米OCF」との相互連携を実現しました。
具体的な取り組みは以下の通りです:
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米国のOpen Cap Table Formatを取り込み、日本法に準拠するJOCFとして出力できるソフトウェアのプロトタイプを開発
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JOCFからOpen Cap Table Formatへの変換機能の開発を予定
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すべてのソースコードをGithub上で公開し、オープンソースとして提供
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開発の背景
データ標準化協会は、スタートアップの証券データの標準化・デジタル化を推進するため、以下のような取り組みを進めてきました:
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2024年1月:JOCFのバージョン1をリリース
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2024年10月:優先株の諸条件を網羅したバージョン2を公開
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2024年10月:Open Cap Table Coalitionに日本で初めて加盟
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2024年10月24日:Open Cap Table Coalition Fall Summitに参加し、米国会員と標準化について議論
この度の相互連携は、Open Cap Table Coalitionの会員とのディスカッションを通じて実現したものです。この取り組みにより、日米間のスタートアップ証券データの相互運用性が大幅に向上することが期待されます。
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今後の展開
データ標準化協会は、以下の取り組みを予定しています:
短期的な目標
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2025年1〜2月:コンバーティブルエクイティに対応したJOCFバージョン3の開発
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米OCFとのさらなる連携強化
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日本国内の関連事業者の参画促進
中長期的な展望
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欧州やAPACとの証券データの標準化推進
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JOCFを活用したツール群の開発と無償公開
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AIとJOCFを活用した未上場株式事務の効率化
データ標準化協会について
データ標準化協会は、スタートアップの重要なイベントにかかる実行及び取引コストの低減を目指し設立されました。日本のスタートアップが、会社設立、資金調達、新規上場、会社売却など重要イベントにおいて、他国の同業他社と同等の競争力を持てるよう、各種データの標準化・デジタル化を推進しています。
当協会の活動により、スタートアップの各種データが創業時から標準化された状態で管理され、実務コストの削減、ミスの防止、情報の非対称性の解消が実現することを目指しています。
お問い合わせ
本件または協会に関するお問合せは、以下までお願いいたします。
一般社団法人スタートアップデータ標準化協会
事務局:staff@startupstandard.org
HP:https://www.startupstandard.org/
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