新しい終活の応援ツール「家族終活ワークブック」を発刊
終活に関連した社会課題の解決を目指すスタートアップ企業の株式会社まいぱすは、家族のために終活を取り組みたい方向けの本「家族終活ワークブック」を作成しました。
■作成の経緯
日本は、全世界の中で他に類を見ず、「超高齢社会」に突入しています。第1次ベビーブームの団塊世代が70歳を超え、医療の進歩や食の充実などにより平均寿命も年々伸びている中で、少子化が進むなどの要因で、非常に高い高齢化率となっています。
高齢化率は、今後伸び続け、総務省発表によると、団塊ジュニア世代が高齢者となる約10年後の2035年の高齢化率は33.4%に、2060年には約40%(2.5人に1人が65歳以上)に達すると推計されています。
団塊世代の親を持ち、地元を離れて親の終活支援が困難な団塊世代ジュニアの方々は、「取り組んでおかないと困る」と感じる一方で、非常にデリケートな部分なので、後回しにしてしまっているという課題を抱えているのが実情です。
「終活」という社会課題の解決に挑戦するスタートアップ企業である弊社は、この喫緊の課題を解決する一助として、今般、家族終活ワークブックを作成しました。
■家族終活が大切な理由
終活を行っているか否かの影響は本人だけではなく残される家族にも及びます。
生前だと終末期医療・延命治療に関する判断、死後では葬儀や役所手続き、遺品遺産の整理など、判断や作業で家族に負担が生じます。 また、違う観点だと、故人との思い出を振り返る時間を取ることで心の整理ができたり、故人の生き様によって残された人たちに受け継がれる何かがあると考えています。
こういった点でも家族で終活に取り組み円滑に事が進むように準備しておくことは大切です。
■家族終活ワークブックの特徴
家族終活とは、より良い最期を迎えるための準備を「親子」で進めていくことで、遺された家族の負担を減らすことはもちろん、親御様の残りの人生を、より充実あるものにして頂きたいという思いで、本書を作成しました。
家族終活ワークブックは、普段の何気ない関係から様々なきっかけを作り、終活の話に自然とシフトしていくステップを整理しています。
また、各ステップで細かい説明やコミュニケーションの注意点が書かれているだけではなく、自分で計画を立てたり、状況を整理するための書き込み欄も備わっています。本書により、一人でも多くの方が、親御様の終活を円滑にサポートし、豊かな人生で溢れる社会となることを願っています。
■よくある「終活ノート」との違い
終活ノート |
家族終活ワークブック |
|
---|---|---|
目的 |
自分の情報をまとめる |
親と思い出を作りながら重要な情報をまとめる |
進め方 |
自分で考えて書く |
親と話しながらまとめる |
書く人 |
本人 |
本人の家族やお子様 |
希望の実現可能性 |
内容による |
実現可能な希望が見つかる |
万が一の際の対応 |
内容による |
あらかじめわかるので対応可能 |
■こんな方におすすめです!(想定される導入先)
1.個人
親とその家族や子供で協力して使うことで、思い出を作りながら、親の希望や想いを知ることができます。
● 親御様の終活の必要性を感じる一方で、慎重かつ細心の注意を払うべき事柄である
ため、具体的な行動に移すことができていない方
● 終活とは、残りの人生の時間を大切に過ごすための活動であり、
今をより良く生きるために行うものだと思いつつ、その進め方がわからない方
2.介護事業者
ケアプラン作成時、ご入所時など、ご本人とそのご家族にこれからを考えるきっかけとしてお使いいただけます。事業者様の付加価値提供の一助になれればと考えております。
3.自治体
市民の皆さんが家族終活ワークブックに取り組むことで、今まで高齢者が一人で行っていた終活が、地域を越えて家族で行うものとなります。その結果、高齢者の負担が家族に分散され、自治体に寄せられていた質問や窓口対応を軽減させることができます。また、市民の皆さんが終活を取り組みやすくなり、終活せずに最期を迎えることによって起こる問題を未然に解決できます。
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