制振装置メーカーのevoltzが、住宅事業者を招待し公開振動台実験を実施。令和6年能登半島地震の地震回数を想定した実験を行い、制振装置の必要性をアピール。
耐震+制振装置evoltzによる住宅の長寿命化
株式会社evoltz(本社:静岡県浜松市中央区、代表取締役:渥美幸久)は、2024年6月4日5日に、富山県の実験施設において、制振装置evoltzの性能を実証するための振動台実験を実施しました。
今回の実験には、evoltzを採用している企業や採用を検討している企業など、全国各地より
19社50名が参加しました。
構造塾主催の株式会社M's構造設計佐藤実先生に実験の立会いをいただきました。
能登半島地震の現地視察を行なっている佐藤先生から90分間の特別講義をいただき、
許容応力度計算による耐震等級3の話はもちろんのこと、構造計画ルールの重要性を解説いただきました。
実験参加者様の声
耐震のみの実験と耐震+evoltzの実験で明らかな違いが出でいました。evoltzの効果をしっかりと確認できたので、これでユーザー様に提供していくことができます。
動画で実験風景を見たことはあるが、実際に見るのとは、
大きく違いがあり、不安を感じました。
耐力壁を留めている釘のせん断を見てしまうと怖さを感じます。
初めて実験施設での実験を見学し、揺れの大きさの違いを体感することができました。南海トラフ地震が想定されるエリアなので、今のうちから先行して、安心を買っておくというのは良いと思いました。
大空間を希望されるお施主様が多い中で、
実験で体感したことを伝えることで、
”だからここに壁(壁量)が必要です”と
理由を明確にして伝えることができるようになりました。
実験概要
今回の実験では、2つの木造住宅の構造体を用意し、それぞれ以下の条件で加振実験を行いました。
①許容応力度計算における耐震等級3の壁量を想定した構造体
②許容応力度計算における耐震等級3の壁量を想定した構造体+evoltzを装着
両方の構造体に対して、
本年1月に発生した能登半島地震を想定した繰り返し地震を与えました。
※加振地震波 BSL45→BSL91を繰り返し入力
実験結果
①許容応力度計算における耐震等級3の壁量を想定した構造体
→4回目の加振で安全限界値を越えて
実験中止
②許容応力度計算における耐震等級3の壁量を想定した構造体+evoltzを装着
→構造体は7回目の加振までは耐えることができ、8回目の加振で初めて安全限界値を越える
つまり、evoltzを装着した構造体は耐震等級3の構造体と比較して2倍の回数の地震に耐える、ということです。
耐震等級3の構造体に関しても、大地震、中規模地震に対し効果を発揮しますが、より長く構造体を持たせるためのevoltzの有効性が実証されました。
会社概要
株式会社evoltz
代表取締役:渥美幸久
会社設立日:2022年10月4日
資本金:1億円
事業内容:制振装置の企画・開発、販売、木造建築の構造計算及び構造面のサポート及びそれに付随する事業一式
本社/東海支店:静岡県浜松市中央区高丘西二丁目3番6号
東日本支店:東京都千代田区丸の内一丁目8番2号 鉄鋼ビルディング 4階
関連会社:C&eホールディングス株式会社、千博産業株式会社
主要取引先:株式会社阿部商会(BILSTEIN)
お問い合わせ先
実験概要や製品、詳細を知りたい方は下記よりお問い合わせくださいませ。
https://www.evoltz.com/contact/contact01
株式会社evoltz マーケティングチーム
住所: 静岡県浜松市中区高丘西2-3-6
電話: 053-522-7766
メール: kobayashi@chihiro.co.jp
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