神戸大学との産学連携がスタート！変電機器のリサイクル率 95％ を目指す！

変電機器におけるゼロ・エミッション × カーボンニュートラルを目指す

変電機器のリサイクル事業などを行う新虎興産株式会社 (本社：大阪市、代表取締役：木村高士、以下、SHINTORA) と国立大学法人神戸大学大学院工学研究科の大村直人教授(以下、神戸大学)は、「環境に配慮した産業廃棄物の処分を実現するプロセス構築」を目的とした産学連携プロジェクトを2024年5月より株式会社池田泉州銀行と株式会社神戸大学イノベーションの協力により開始いたしました。

■背景

SHINTORAは変電機器に特化したリサイクル設備を保有しており、様々な素材が混在した機器や絶縁油が含有した機器の受入れ処理などを得意としています。高いリサイクル率と環境に配慮した中間処理を実現していることから、電力会社をはじめ大手プラント企業などからの全国的なニーズがあります。

しかし、一部リサイクルが困難な品目は、最終処分場にて焼却処分となり、膨大なエネルギーを使用してCO2を発生させているという問題を抱えておりました。

地球温暖化を防ぎ持続可能な社会を目指すために、世界のカーボンニュートラルへの流れは加速しており、日本においては、2050年までにカーボンニュートラルを実現することが宣言されています。

本共同研究では、複雑な現象の解明とモデル化や、新しいプロセスの開発を目指した研究に強みを持つ神戸大学の大村教授（移動現象工学研究室）との連携によって、より環境に配慮した産業廃棄物の処分を実現するプロセス構築と、その有効活用・事業化を目指します。

■プロジェクトの期間

2024年5月から12月　　※研究の進捗状況によっては延長予定

 ■プロジェクトの概要

• 変電機器撤去事業における“ゼロ・エミッション - Zero Emission -”を実現するプロセス開発を目指します。

• これまで焼却処分となっていた産業廃棄物を再利用・有効活用することで、“カーボンニュートラル”の実現も目指します。

• 産学連携プロジェクトを通じて、地域社会への貢献を目指すと共に人材育成や新たな発展を目指します。

■国立大学法人神戸大学大学院工学研究科　大村直人教授

• 経歴
  略歴
  1987年 神戸大学大学院工学研究科修士課程 修了
  1987年 日本板硝子株式会社　入社
  1997年 博士（工学）　取得
  1990年 神戸大学工学部　助手
  1999年 神戸大学工学部　助教授
  2004年 神戸大学工学部　教授
  2008年 神戸大学大学院工学研究科　教授

• コメント
  プロセスの性能を飛躍的に向上させるプロセス強化技術の社会実装に向け、このプロジェクトに取り組んでいきます。

■会社概要

新虎興産株式会社は、1918年に創業。変電所やプラント工場にある変電機器をウォータジェット工法を使った独自技術で、無火気工法による撤去運搬工事を手掛け、自社工場にてリサイクルも行う。環境に配慮した安全工法が評判になり、NHK総合「解体キングダム」に出演。2023年度はばたく中小企業・小規模事業者300社において「ＧＸ部門」を受賞。

■お問合せ先

新虎興産株式会社

〒550-0012　大阪府大阪市立売堀5-5-21

TEL：[phone]

本社営業部　牧野佑治

mail      　 ： [e-mail]

HP　　　   ： https://shintora.co.jp/

Instagram ： https://www.instagram.com/shintora1918/

■関係リンク（ 2024.6.24掲載 ）

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