【(一社)WINK、自治体と連携スタート】地域住民を対象に、子どものいない人の「老後不安」に向き合うセミナー開催

東京都の社会福祉法人文京区社会福祉協議会の提案公募型協働事業に採択

一般社団法人WINK

このたび、一般社団法人WINK(東京都新宿区白銀町)の提案「子どものいない人のためのプレ終活 実態把握セミナー&ワークショップ」が、東京都の社会福祉法人文京区社会福祉協議会の提案公募型協働事業「Bチャレ」に採択されました。文京区社協の助成を受け、同セミナーを2025年11月29日(土)に開催いたします。

これまで私たちは、オンラインにて各地の子どものいない人同士でのつながりを形成しながら、これからの人生について学び考える活動をしてまいりました。

そこで共通の課題として意識されたのが「地域とのつながり」です。いざという時には、実際に生活をする地域とのつながりが強固であれば、子どもという頼りになる存在がいなくてもご近所に支援を求めやすいでしょう。しかし、残念ながら、子どもがいない人は地域とのつながりも薄いのが現実です。
そこで、地域に根差したつながりづくりも推進すべく、拠点のある東京都内の自治体への働きかけを進めてまいりましたが、このたび文京区社会福祉協議会において提案プランを採択いただきました。

───────────────────────

子どものいない人の「老後不安」に向き合う
~起きていることを知り、現役世代から備えよう~

https://wink-bunkyo2025.peatix.com

───────────────────────

 “家族”の在り方や価値観の変化により、「身寄りのない高齢者」をめぐる問題は、社会課題化しつつあります。

特に次世代家族の「子ども」がいない人は、高齢になると家族というセーフティネットが希薄になりがちです。現在の社会制度は「家族の支えがある」ことが前提で組み立てられており、頼れるはずの「子ども」という無償の存在がない場合、何かが起きてしまった時にはすべてが立ち行かなくなるリスクがあります。

さらに、子どもがいると自ずと地域や行政とのつながり易くなりますが、子どもがいない場合にはその機会を逸しがちです。身内だけでなく地域や行政といったつながりもなく、孤立してしまうという危険性を孕んでいます。

こうした現状を踏まえ、「子どものいない人」に特化し、「身寄りのない高齢者」の研究における第一人者をお招きして、早めの老活・終活を促すイベントを企画しました。

■ 本イベントの特徴

  •  相対的に次世代や地域とのつながりの薄い「子どものいない」人に対象を絞り、相続や墓じまい、老後のケア等、対象者特有の課題についての課題意識を喚起します。

  •  45歳~65歳の現役世代からの終活・老活の必要性を訴求します。
    一般的な終活は「65歳以上」を対象に行われていますが、プレシニア世代は、親の介護の経験等で将来への不安を覚える年代でもあることから、対象年齢を下げ、気力・体力・知力の衰えない年代からの終活・老活への取り組みを促します。

  •  「身寄りのない高齢者」の潜在層に対して意識調査を行い、今後の施策につなげます。
    一過性のイベントや、事業者向けの名簿リスト集めのイベントではなく、参加者からのアンケート結果は文京区社会福祉協議会と共有し、今後の施策展開に活かします。

■ 申込サイト https://wink-bunkyo2025.peatix.com

■ イベント概要

【対象者】 文京区内に在住または在勤で、子どものいない45歳~65歳くらいの方

【開催日時】2025年11月29日(土) 13:00~16:00
 13:05~ 第1部 基調講演
「子どものいない人のための「老後ひとり難民時代」を生き抜く ~地域社会との関わり方〜」
 14:20~ 第2部 対話会(ワールド・カフェ)

【参加費用】無料

【参加方法】下記いずれかの方法でご参加ください。いずれも、事前申込が必要です。

● 会場参加
 ・定員30名 ※文京区内に在住または在勤で、子どものいない方に限ります。
 ・開催場所:文京区民センター地下1階 C-base(東京都文京区本郷4-15-14)

● オンライン参加
 ・定員90名 
 ・第1部 基調講演のみご参加いただけます。
 ・オンライン会議室Zoomを利用します。接続先URLは、お申し込み後の画面に表示されます。
 ・文京区在住・在勤以外の方にも参加いただけます。
 ・応募者が定員を超えた場合は、文京区在住・在勤の方を優先といたします。

【プログラム】

<第1部> 基調講演「子どものいない人のための「老後ひとり難民時代」を生き抜く ~地域社会との関わり方〜」(講師:沢村香苗氏)

単身高齢者問題の専門家であり、2024年に「老後ひとり難民」を出版された沢村香苗氏をお迎えし、起きている具体的な問題や課題解決の方向性についてうかがいます。

<第2部> 対話会(ワールドカフェ)

深刻なテーマだけに、日頃はじっくり話し合うことがためらわれるかも知れませんが、当日は真面目に、でも気軽な雰囲気で、
①自分が備えること
②周囲や地域にお願いしたいこと
③自分が周囲・地域に対してできること
について、参加者同士での対話を通して考えます。

【 基調講演・講師 】沢村 香苗(さわむら かなえ)氏

講師:沢村香苗 氏

東京大学文学部卒業。同大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻博士課程単位取得済み退学。
保健学博士・精神保健福祉士・公認心理師。
研究機関勤務を経て、2014年に株式会社日本総合研究所に入社。
研究・専門分野は高齢者心理学、消費者行動論で、「高齢者の身元保証人、身元保証等高齢者サポート事業に関する調査研究」など単身高齢者問題に関する実績多数。

【学歴・職歴】
1999年 東京大学文学部行動文化学科心理学専攻卒業
2004年 東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻博士課程単位取得済み退学
2014年 研究機関勤務を経て、株式会社日本総合研究所 入社

【研究・専門分野】
高齢者心理学、消費者行動論

【活動実績/プロジェクト】
高齢者の身元保証人、身元保証等高齢者サポート事業に関する調査研究
高齢者とのコミュニケーションチャネル構築プロジェクト(不動産、日用品、通信)

【書籍】
老後ひとり難民 幻冬舎 2024年7月31日
多様な支援事例でつかむ 自治体が直面する高齢者身元保証問題の突破口 第一法規 2022年7月6日
自治体・地域で出来る!シニアのデジタル化が拓く豊かな未来 学陽書房 2020年10月30日

__________

 ◆主催

一般社団法人WINK(Wellbeing Institute for No Kids)


ホームページ:https://wink.jp.net/
WINKは「Wellbeing Institute for No Kids」の頭文字をとった名前です。
2014年より、代表の朝生容子が展開してきた “子どものいない人生を考える会” を発展させる形で、2021年3月に一般社団法人化しました。

◆文京区社会福祉協議会「Bチャレ」

https://www.bunsyakyo.or.jp/service/b_challe

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

一般社団法人WINK

0フォロワー

RSS
URL
https://wink.jp.net/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区白銀町5-10
電話番号
-
代表者名
朝生容子
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年03月