InnovMetricがPolyWorks® 2025をリリース
3D計測ベースのデジタル化を推進 寸法検査ワークフロー

あらゆる規模の製造企業における3D計測プロセスのデジタルトランスフォーメーションを支援する独立系ソフトウェア開発企業InnovMetric社は、PolyWorks 2025のリリースを発表いたします。PolyWorksエンタープライズソリューションの最新リリースは、企業全体の寸法検査情報の流れを定義、合理化、およびサポートするデジタルスレッドを提供します。これにより、製造業各社は検査ワークフローのパフォーマンスを向上させ、チームワークを改善し、データへの不正アクセスを防止し、プロセスのトレーサビリティを確保できるようになります。
PolyWorks 2025は、寸法検査用のエンドツーエンドのデジタルスレッドの展開に必要な、3つの基本的なソフトウェアコンポーネントに重要な機能強化を導入しています。ユニバーサル計測ソフトウェアプラットフォーム、中央サーバーでのデータ管理、および3D測定を他のエンタープライズソリューションに相互接続するためのデジタルコネクタなどです。これらの強化には以下のものが含まれます:
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メタデータと測定方法のベストプラクティスを管理および導入するための検査プロジェクトテンプレート
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重要な情報を保護し、他のユーザーによる編集を防ぐ検査データのロック
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専有データや機密データを共有することなく、測定結果を3Dで確認できる閲覧のみの検査プロジェクト
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ピース検査の割り当て、レビュー、承認または拒否を行うためのWebベースの承認ワークフロー
「私たちは、お客様の寸法検査プロセスであらゆる側面をデジタル接続し、ワークフローのサイロ化を解消できることを誇りに思っています。このような高度な接続性を実現するには、ソフトウェア開発のサイロ化を解消し、PolyWorksのデジタルスレッドソフトウェアコンポーネント全体を活用した、まったく新しいカテゴリの機能を生み出す必要がありました」とInnovMetric代表取締役兼CEOのMarc Soucyは述べています。「この先製造業では、重要なエンジニアリングと製造の意思決定を3D計測データに頼ることになるでしょう。私たちは、ソフトウェアソリューションの提供を通してこのビジョンを実現できるよう、全力で取り組んでいます」
ユニバーサルプラットフォームの機能強化 品質管理チームは、PolyWorks|Inspector™ ユニバーサル計測ソフトウェア プラットフォームを使用することにより、3D計測のスキルや技術に関係なく、同じツールとインターフェースを使用して、3D計測の計画・実行・解析すべての作業を行うことができます。PolyWorks|Inspector2025でも、InnovMetricはユニバーサルデジタイジングハブを拡張し続け、検査ワークフローの効率を改善します:
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新しいハイブリッドLADARおよびLaser Radarプラグインを使い、単一点測定ツールとサーフェススキャン ツールを組み合わせることで、大型部品を自動的に検査できるようになりました
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CMMベースのレーザースキャンツールボックスに、Renishawのコントローラと互換性のある新しいスキャナモデルを追加し、スキャナの方向を定義または選択する際のレーザー平面プレビュー機能を追加しました
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スキャン開始時に自動位置合わせを行い、フィーチャースキャンガイドツールを活用することで、複数個の測定ワークフローの再現性が向上しました
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幾何公差で導き出された寸法を使用して、フィーチャーの追加作成やデータの位置合わせを行うことなく、修正アクションをスピーディに決定します
データ管理の機能強化 PolyWorks|DataLoop™データ管理ソリューションは、3D計測データを中央サーバーに保存し、3D計測情報の作成者と利用者をデジタルで相互接続するPolyWorksデジタルスレッドの重要なコンポーネントです。2025バージョンでは、3D計測データをライフサイクルで管理するツールが強化されました:
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さまざまなピースのタイプ、測定ハードウェア技術、製造プロセスに適応するために適切なプロパティとパラメータをすべて取り込んだ再利用可能な検査プロジェクトテンプレートを作成して共有することにより、メタデータと測定方法のベストプラクティスを管理および展開できるようになりました
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個々のIDでピースをロックすることで、ピーステンプレートの安全な修正や、重要なピースを他の人に編集されないための保護ができるようになりました
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削除の操作を行ってから90日以内であれば、ゴミ箱にアクセスしてワークスペース、プロジェクト、ピースを復元できるようになりました
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PolyWorks|Inspectorでは開けずWeb Interfaceでのみレビューできる表示専用の検査プロジェクトを作成し共有することで、データの機密性や測定の専門知識を保護できるようになりました
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リモートPolyWorksユーザーが、認証可能なリバースプロキシによって保護されたPolyWorks|DataLoop Coreサーバーにアクセスできるようになりました
デジタルコネクタの機能強化
PolyWorksのデジタルコネクタは、他社製ソフトウェアとPolyWorksをデジタル相互接続する技術で、データ利用者は使用するソフトウェアから寸法検査データにアクセスできるようになりました。PolyWorks|DataLoop2025では、Web Interface内での検査結果へのアクセスを拡張しました:
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注釈の数が多いプロジェクトでは、注釈の表示が高速化されました
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位置、外観、可視性のインターフェースが PolyWorks|Inspectorと統一されました
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注釈はモデルのナビゲート中に動的に再配置されるようになりました
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シンプルなナビゲーションツールにより、これまで表示できなかった注釈を表示できるようになりました
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カラーマップの上にマウスを置くと、偏差の動的な表示や、クリックによる偏差の注釈の作成が可能になりました
PolyWorks|DataLoop2025では、PolyWorks|Inspectorでプロジェクトを開かずに、Web Interfaceで直接ピースを承認または拒否できるユーザーの定義もできるようになりました。
PolyWorks Japan
PolyWorks Japanは、あらゆる規模の製造企業の3D計測プロセスのデジタルトランスフォーメーションと3D計測データの価値の最大活用を支援しています。PolyWorks Japanは東京を拠点とし、PolyWorks® スマート3D計測ソフトウェアソリューションおよびテクニカルサポート、トレーニング、計測プロセス関連のコンサルティング、ソフトウェアのカスタマイズといった技術サービスを日本国内の製造企業各社に向けて提供しています。 PolyWorks JapanはInnovMetricのグループ企業です。InnovMetricはカナダに本社を置き、650名超の社員が企業の製造プロセスの核となる3D計測データソリューションを提供する多国籍企業です。
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