【プレスビューご案内】SHUTLオープニング展示シリーズ 第2期「伝統のメタボリズム〜様式の変容〜」プレスビュー12月14日(木)開催!/第3期「伝統のメタボリズム〜見立て〜」アーティスト第1弾発表

松竹株式会社SHUTL

2023年10月にオープンいたしましたSHUTL(シャトル)のオープニングを飾る展示シリーズ「伝統のメタボリズム」。施設のコンセプト「未来のオーセンティック」を体現する企画として、伝統という概念そのものを問い直し、新陳代謝を促進するさまざまな表現を「言葉と文字」「様式の変容」「見立て」の3期にわたって紹介します。

11月5日まで開催いたしました第1期「伝統のメタボリズム〜言葉と文字〜」は通算約1500名の方にご来場いただき、好評のうちに終了いたしました。続く第2期では、古来より引き継がれている「様式」が残る日本画と陶芸というジャンルに身を置きながら、オリジナルの視点で挑戦を続ける2名のアーティスト、品川亮と野田ジャスミンによる展示を開催します。

1987年に生まれ、京都を拠点に活動、素材や流派の様式といった伝統的な「日本の絵画」に新しい技法を加えることによってその可能性を追求している品川亮。1996年タイに生まれ、器物作品とそれらを用いたインスタレーション作品の制作を通じて「工芸とアート」の関わりについて言及する野田ジャスミン。「様式」が形作る伝統に自らの手法を投げかけ、まさに「伝統のメタボリズム」を体現する新進気鋭の両名がテーマに応答した作品を発表します。

両者はそれぞれが追求する創作方法を携え、伝統と現代の新たな接続方法を生み出す実験場としてのSHUTLという空間に応答する作品を発表することを通じ、伝統を形成する要素としての「様式」の新しい側面を見出し、提示します。


【開催概要】

SHUTLオープニング展示シリーズ 第2期「伝統のメタボリズム〜様式の変容〜」

期間:2023年12月15日(金)~2024年1月21日(日)

   ※2023年12月26日(火)〜2024年1月4日(木)は年末年始休業

出展作家:品川亮、野田ジャスミン

入場料:無料

※詳細・最新情報はSHUTL WEBサイト EXHIBITIONSページ(https://shutl.shochiku.co.jp/exhibition/metabolismoftradition04/)にてご案内いたします。


  • オープニング展示シリーズ 第2期「伝統のメタボリズム〜様式の変容〜」プレスビュー

本展のプレスビュー及びプレス向けツアー&トークを開催いたします。来場・取材をご希望の方は下記メディア関係者限定情報をご覧ください。


品川亮「白椿 (英題:White camellia)」(2022)品川亮「白椿 (英題:White camellia)」(2022)

野田ジャスミン「ghost comet」(2023)野田ジャスミン「ghost comet」(2023)


■アーティストプロフィール

品川亮 / Ryo Shinagawa

1987年生まれ、大阪府豊中市出身。京都を拠点に活動。

東洋絵画の技法をベースに、文化的な歴史を再考しながら、現代における新しい絵画の可能性を拡張し続けている。

掛け軸や襖絵といった表具などの伝統的な様式から現代の建築空間まで、幅広い表現をつくり出すことに積極的に取り組みながら「日本の絵画とは何か」を問いかけている。

WEB: https://www.shinagawa-ryo.com/

Instagram:https://www.instagram.com/ryo__shinagawa/


野田ジャスミン / Jusmin Noda

1996年タイ生まれ。器物作品および、それらを用いたインスタレーション作品を制作。多様式な現代工芸のカタチを明確にすることを目的に、工芸性のオリジンとも言える器物造形を通じて「工芸とアート」の関わりについて言及している。「ghost」シリーズでは、素材表現由来の「割れ」を用いて、器物造形から用途のみを抜き出し、工芸の持つ《用途と表現》の二面性の間にあるアンビバレントな表現を行っている。

Instagram:https://www.instagram.com/jusmin_noda/


  • 【12月6日付新規情報】シリーズ第3期展示「伝統のメタボリズム〜見立て〜」アーティスト第1弾発表

オープニング展示シリーズ最終章となる第3期では、芸術の分野における「見立て」という表現手法に着目した展示を開催します。「見立て」とは対象をそのまま描かずに他のものになぞらえて表現する手法で、日本の様々な芸術様式で用いられている技法です。常に伝統的な表現手法として受け継がれながら、その時代の価値観の流入により変容し続け、今ではより自由に取り入れられている「見立て」は、まさに時代に応じて新陳代謝が行われてきた技術であるといえるでしょう。


本展ではそうした「見立て」の手法を用いて自らの表現を行う若手のアーティストやクリエイターたちを選出しました。

「擬似言語」を駆使する人物と日常から抽出した要素を用いた映像作品などを手掛ける倉知朋之助(1997年生)。 ドローイングから過剰に線を間引いていくことで対象の形を抽象化し、風景や肖像から固有のイメージを作り上げる佐貫絢郁(1993年生)。京都を拠点に現代の時代性に合わせた新しい形での「水石」を制作する松井照太(1994年生)。

彼・彼女らは「見立て」という視点と技法を通じて、伝統と現代の新たな接続方法を生み出す実験場としてのSHUTLという空間に応答する作品を発表します。そこから鑑賞者は現在形の「見立て」を発見し、自身の想像の余白と可能性に気づくでしょう。


※本展の出展作家は今後も追加予定です。最新情報は決定次第随時、SHUTL WEBサイト EXHIBITIONSページ(https://shutl.shochiku.co.jp/exhibition/)にてご案内いたします。


【開催概要】

SHUTLオープニング展示シリーズ 第3期「伝統のメタボリズム〜見立て〜」

期間:2024年2月23日(金)~2024年3月17日(日)

   ※2月22日(木)プレスビュー開催予定

出展作家:倉知朋之助、佐貫絢郁、松井照太 ほか

入場料:無料

詳細・最新情報はSHUTL WEBサイト EXHIBITIONSページ(https://shutl.shochiku.co.jp/exhibition/)にてご案内いたします。


■アーティストプロフィール

倉知朋之介 撮影:西田香織倉知朋之介 撮影:西田香織

倉知朋之介 / Tomonosuke Kurachi

1997年愛知県生まれ。東京藝術大学映像研究科メディア映像在学中。日常生活のなかにある「可笑しさ」を帯びた存在や状況に焦点を当て、映像作品を中心に制作を行う。







佐貫絢郁佐貫絢郁

佐貫絢郁 / Sanuki Ayaka

1993年静岡生まれ。京都芸術大学大学院修士課程表現専攻ペインティング領域日本画修了。顔料を使用した絵画制作、ドローイングのほか書籍の装画をはじめ多くのアートワークを手掛ける。 2022年ポーラ美術振興財団在外研修員としてタイ・バンコクに滞在。







松井照太  Photo by Chiho Yamamoto松井照太  Photo by Chiho Yamamoto

松井照太 / Shota Matsui

1994年京都生まれ。京都を拠点に制作活動中。2018年京都市立芸術大学彫刻専攻卒業。石の自然美や重さに興味を持ち、作品の中に無加工の石をそのまま取り入れる立体作品を中心に制作。最近は室内での石の鑑賞を広めようと壁掛けの作品を展開。制作において、石を観賞する水石のように作品中の石がどう映るかを意識し、伝統や形式のある水石に対して現代のマテリアル(樹脂やガラス等の製品)を使い新たな角度から石を愛でる。石の重量が増すごとに支持する事が難しくなり、作品の制作難易度が上がるため、ヤップ島の石貨や秤量貨幣を参考に石の重さで作品価格を決めている。


  • SHUTLプロジェクトについて

本プロジェクトは、松竹グループのミッション「日本文化の伝統を継承、発展させ、世界文化に貢献する」に基づき、歌舞伎座の再生、京都南座の耐震改修工事による保存など、歴史的建築物を次代に継承し、新たに利活用してきた当社による取組みの一環となります。当社が本社を構えている東銀座エリアを日本文化の発信拠点として発展させるべく、実験的な取り組みとして、東劇ビル隣接地の利用を通じ、日本文化の中でも日常生活には欠かせない「モノ」とそこから生まれる「コト」にスポットを当てた新規プロジェクトを行っております。

中銀カプセルタワービル(提供:中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト)中銀カプセルタワービル(提供:中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト)

今回本プロジェクトを進めるうえで、かつて当社と同じ中央区の銀座エリアにあり、昨年に解体された建築家・黒川紀章の代表作「中銀カプセルタワービル」(1972年竣工、2022年解体)を構成していたカプセルを当社で2基(オリジナルの内装を保持した状態と、内装を取り払ったスケルトン状態を1基ずつ)取得いたしました。中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト(代表 前田達之)等関係者の皆さまとも連携させていただきながら、本プロジェクトを通じメタボリズム建築を代表するカプセルの再生・利活用を推進します。 

このたび2023年10月にオープンいたしました「SHUTL(シャトル)」は、伝統と現代の新たな接続方法を生み出す実験場(ラボ)として、伝統文化と現代のカルチャーの融合、そして日本文化そのものの新陳代謝を促進することを目的としています。新設した建物内に2基のカプセルを収納し、それぞれのカプセルを活用しながら美術・工芸作品の企画展示・販売や、映像上映などを通じたイベントの企画・実施を予定しております。この場所で現代の表現者が日本文化と出会い直し、自らの表現と伝統を結びつけることで、「未来のオーセンティック」を生み出す実験場(ラボ)として機能します。

建築は2基のカプセルを含むSHUTLの空間で行われる実験や営みを、シンプルに収納。装飾を抑え、外部との境界をできるだけ取り払うことで、SHUTLで起こる多様な変化を繊細に感じ取ることのできる環境を提供します。


  • SPACE INFORMATION

面積:約85m²(幅約6.4m × 奥行き約13.3m)、天井高:約4m、壁:石膏ボード+塗装

床:モルタル仕上+ウレタン(クリア)塗装、棟数・階数・構造:1棟・地上1階建・鉄骨造


撮影:archipicture 遠山 功太撮影:archipicture 遠山 功太

CAPSULE A - A906 (ORIGINAL)

竣工当時の姿に修復された、8.5㎡のオリジナル・カプセル。

当初ビジネスマンのセカンドハウス/オフィスとして構想された空間で、過去と未来のクリエイティビティが同居する新しい表現を展開します。

面積:全体 約8.5m²(幅約2.3m × 奥行き約3.7m)

天井高:約2.1m



撮影:archipicture 遠山 功太撮影:archipicture 遠山 功太


CAPSULE B - A1006 (SKELETON)

解体したカプセルの姿を残した、スケルトン・カプセル。

生々しい壁面塗装と剥き出しの鉄骨に囲まれた、わずか10㎡のミニマルな空間に、アーティストの無限のアイデアをインストールします。

面積:全体 約10.8m²(幅約2.6m × 奥行き約4.15m)

天井高:約2.3m



撮影:archipicture 遠山 功太撮影:archipicture 遠山 功太

FREEDOM SPACE

2基のカプセルの間に位置する余白の空間。

作品展示やグッズ販売、パフォーマンス、ワークショップなど多彩な企画を行い、自由な表現と開かれた交流の機会を創造します。






撮影:archipicture 遠山 功太撮影:archipicture 遠山 功太

OUTER SPACE

SHUTLの敷地内に位置する屋外スペースでは、コンクリートの壁を用いており、様々な表現の可能性を広げます。







ACCESS & HOURS

SHUTL外観 施設写真撮影:archipicture 遠山 功太SHUTL外観 施設写真撮影:archipicture 遠山 功太

住所:〒104-0045 東京都中央区築地4-1-8(東劇ビル隣)

アクセス:東京メトロ「東銀座駅」5出口・徒歩3分、

     東京メトロ「築地駅」2出口・徒歩4分

営業時間:

時間:13:00-19:00

OPEN:月・木・金・土・日・祝 CLOSE:火・水

※展示・イベント最終日は17時まで

※企画内容によって時間変更あり

※年末年始(2023年12月26日〜2024年1月4日)はCLOSE

※施設メンテナンス等で臨時休廊あり


WEBサイトURL/SNSアカウント


プロジェクト実施体制

社 名:松竹株式会社 Shochiku Co., Ltd.

所在地:〒104-8422 東京都中央区築地四丁目1番1号

創 業:1895年(明治28年)

設 立:1920年(大正9年)

代表者:代表取締役社長 髙𣘺 敏弘

U R L:https://www.shochiku.co.jp/


【協働事業者】

社 名:株式会社マガザン

所在地:〒602-8126 京都府京都市上京区中書町685番地1

設 立:2017年(平成29年)

代表者:代表取締役 岩崎 達也

事 業:ブランディング支援、コンサルティング(企画・マーケティング)、メディア関連事業(企画・制作)、宿泊事業、小売事業

U R L:https://magasinn.xyz

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会社概要

松竹株式会社SHUTL

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URL
https://www.shochiku.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区築地四丁目1番1号 東劇ビル
電話番号
03-5550-1533
代表者名
髙𣘺 敏弘
上場
東証プライム
資本金
330億1865万円
設立
1920年11月