~サステナブルなモノづくりや循環型社会の実現を目指し ポリ塩化ビニル (PVC)製手帳カバーのリサイクルを実現~
「石塚×マークス」が2024年11月1日から取組を開始
ビニールカーテンなどプラスチック製品で職場と環境の改善に取り組む石塚株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:熊谷弘司、以下石塚)は、SDGsやプラスチックの資源循環など、環境意識の高まる中、弊社製品のポリ塩化ビニル (PVC)製の使用済手帳カバーの再資源化を2024年11月1日より開始します。
これまで手帳業界でも、なかなか取り組むことのできなかったPVCのリサイクルを可能にしたことで、産業廃棄物やCO2の削減に貢献します。
具体的には、手帳をはじめとするデザインステーショナリーの企画開発・直営店の運営・卸販売の株式会社マークス(本社:東京都世田谷区 代表取締役社長 CEO 髙城雄也 以下マークス)の全国の直営店8店舗で、販売されている手帳カバーを対象に、売り場で回収してリサイクルPVCとして再生します。再生後は、自社商品(手帳カバー・手帳以外あり)に使用していきます。お客様が使用された手帳カバーを、資源として再利用することで、循環型社会への取り組みを進めていきます。
【リサイクル実施の経緯】
■「品質へのこだわり」と「サステナブルな地球環境」の両立
石塚では、SDGsの活動の一環として、脱炭素社会の実現を目指し、環境に配慮した商品企画および原材料調達、環境負荷を抑えた製品製造、廃棄物の再生利用の推進に取り組んでいます。手帳のカバーに使用されるPVCは、リサイクル性が高く、汚れにくく、耐久性があり、さらに装飾性や加工適性にも優れているという特徴があります。そのため、一年間を通して利用される手帳本体を守るカバーとして、ハードな使用に耐えられるよう、堅牢なつくりにこだわってまいりました。
品質にこだわりつつも、2022年4月1日に施行された「プラスチック資源循環法」で、プラスチック廃棄物の削減がより求められる中、環境負荷を抑えるためにPVCのリサイクル実現に向けた取り組みを開始しました。
一方、マークスは[D1] 、“Design our sustainable future”をサステナブルスローガンに掲げ、手帳・デザインステーショナリーのメーカーとして、プロダクトを通じて、サステナブルな社会、未来の実現に貢献する取り組みを行っています。2022年版手帳から、マークスの代表商品「ストレージイット」ダイアリーの手帳カバーの一部に「リサイクルPVC(塩ビ)」を使用。商品の製造過程で生じた、廃棄分や端材などを回収したPVCを原料として再利用しています。「ストレージイット」は、現在、適切に管理された森林の木材から製造されたオリジナル手帳用紙NEO AGENDA※を使用した、FSC®︎認証製品です。またマークスでは2025 海外版手帳より、環境に配慮した非フタル酸のPVCカバーも採用しています。
※書いた文字が見やすいだけでなく、カラーペンのインクの色が美しくうつる白さが特長の手帳用紙です。
【実施概要】
■実施開始日
2024年11月1日(金)より
■実施場所
㈱マークス 全国の直営店8店舗
・MARK'STYLE 麻布台ヒルズ
・GRAPHIA 横浜ジョイナス店
・ÉDITO 365 アトレ品川店
・ÉDITO 365 アトレ恵比寿店
・ÉDITO 365 アトレ吉祥寺店
・Bonnes Fêtes 横浜ジョイナス店
・Bonnes Fêtes アトレ松戸店
・Bonnes Fêtes - à deux - 福岡パルコ本館店
■回収方法
レジにて店舗スタッフにお渡しください。対価として手帳とEDiTのノートに使える10%オフクーポンを配布いたします。
■回収対象品目
㈱マークス製手帳のPVCカバー
■回収からリサイクルの流れ
回収後は、弊社で引き取り、弊社指定のリサイクル工場にて、リサイクルPVCシート化を行います。その後、弊社子会社にてリサイクルPVCシートから次年度の手帳カバーなどへと製品化し、マークスに納入いたします。
【今回の取組関するコメント】
『弊社では、PVCの高いリサイクル性を生かして、廃棄されるプラスチックを新たな製品の材料として使用した後、最後に熱エネルギーとして回収されて一生を終えるというプラスチックの生涯設計を形にしていきたいと考えています。「使い捨てる事は変えずに素材だけを変える」という上辺だけの環境配慮のアピールにとどまることなく、プラスチックの価値を正しく伝える事で、プラスチックを通じて人と地球の未来に貢献できる企業でありたいと考えています。』(代表取締役社長:熊谷弘司)
■ポリ塩化ビニル (PVC)製の手帳カバーの現状
2023年、日本国内で887万トンのプラスチック原材料が生産されそのうち、PVC樹脂の生産量は、155万トンといわれています。PVCは、原料の半分以上が塩素なので、他のプラスチックに比べて石油が使われていません。それでも、石油を使っている以上は、リサイクルの大切さは変わりません。2022年の国内の廃プラスチック排出量は、823万トンでした。
このうち、PVC樹脂は、70万トンをしめています。これは、廃プラスチックの約9%にのぼります。
出典:一般社団法人プラスチック循環利用協会「プラスチックのはてな」より
これまで全国各地の書店や文具店などで販売していた手帳は、廃棄物として処分されていました。今回リサイクルを実現したことにより、環境負荷を抑える役目は大きいと考えています。
【石塚株式会社 会社概要】
会 社 名:石塚株式会社
本社所在 地:東京都千代田区神田和泉町 2 番地-29
設 立 日:1955 年 5 月 2 日
資 本 金:7,200 万円
代 表 者:代表取締役社長 熊谷 弘司
従業員 数:51名(2024 年 1 月末現在)
年商:24億 5,000 万円(2023 年 12 月度)
事業内 容:1. 合成樹脂製の文具、事務用品、容器、日用雑貨品の製造並びに販売
事業内 容:2. 合成樹脂製品、ゴム製品、建築材料の卸売並びに加工販売
:3. 包装用紙の販売
:4. 綿織物及び合成繊維の販売
取 引 先:アキレス(株)、オカモト(株)、コクヨ(株)、サンビック(株)、シーダム(株) 他 1,000 社
U R L:https://ishizuka-net.co.jp/ 関連会社:株式会社トラスト( https://www.j-trust.jp/ )
【株式会社 マークス 会社概要】
会 社 名:株式会社 マークス
本社所在 地:東京都世田谷区太子堂一丁目4番24号 萩藤ビル3F/6F
設 立 日:1982年6月1日
資 本 金:8,000 万円
代 表 者:代表取締役社長 CEO 髙城雄也
事業内 容:
デザインステーショナリー、ライフスタイルプロダクトの企画・製造
国内外での卸売販売事業、国内外直営店での小売販売事業、EC小売事業
欧州への事業展開サポート事業及びコンサルテーション事業
《一般の方からのお問合せ先》
石塚株式会社 TEL:03-3866-8201
カタログ・お見積り依頼は下記からも対応いたします。
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