能登半島地震を生き延び、能登工場で育ったぶなしめじ『奇跡のぶなしめじ』の商品化を決定いたしました。7月25日より数量限定で受注開始。“カットぶなしめじ”のパイオニアのミスズライフ
通常より長い培養期間で旨味成分アップ、大ぶりのエリンギサイズも。さらに、“食べて応援”! 売上の一部を被災地に寄付いたします
カットぶなしめじのパイオニアである株式会社ミスズライフ(本社:長野県上水内郡飯綱町、代表取締役:清水周英、「以下、当社」)は、2024年1月1日の能登半島地震で被災した当社の能登工場にて生き延びたぶなしめじを育成し、復活させたカットぶなしめじ『奇跡のぶなしめじ』を2024年7月25日(木)よりスーパー様、飲食店様等に向けて注文の受付を開始いたします。能登地震を生き残った菌床に限りがあるため、本商品は数量限定での生産となります。
URL:https://misuzu-life.co.jp/kiseki-bunashimeji
奇跡のぶなしめじの発売背景
『奇跡のぶなしめじ』とは、2024年の能登半島地震で被災し、当社の能登工場で生き延びたぶなしめじを培養、生育して復活させたぶなしめじです。地震発生時に培養中だった280万本の培養瓶から、菌糸が死滅していない瓶120万本を確認し、一部を2024年6月~7月にテスト生育を2回行いました。その結果、品質的にも風味としても問題ないことを確認し、この度の商品化に至りました。被災して過酷な環境でも生き残り再び育ったことや、当社の能登半島地震の復興の象徴になってもらいたいという想いから『奇跡のぶなしめじ』と名付けました。
通常のぶなしめじに比べて、培養期間が3倍以上となり、サイズは大ぶり(当社比)に育ったぶなしめじもあるほか、うまみ成分であるグルタミン酸やアラニンが1.5倍※1 といった点が特徴で、通常よりも強い風味としっかりした食感をお楽しみいただけます。そのため、定番のお味噌汁や、素材の味をしっかり味わえる野菜炒めやホイル焼きなど、素材の味を楽しめる調理法もおすすめです。
※1…2024年6月にテスト生育した『奇跡のぶなしめじ』における長野県工業技術総合センターによる試験結果(2024年6月)
『奇跡のぶなしめじ』は、7月中旬から順次生育を開始し、8月中旬ごろから出荷を始められる予定です。
なお、本商品の売上の一部を能登半島地震災害義援金として寄付いたします。生活者のみなさまにはスーパーマーケットや飲食店でお見掛けの際にはぜひ“食べて応援”していただけることを願っています。
商品概要
商品名:奇跡のぶなしめじ
発売日:2024年8月中旬
販売先:各スーパーマーケット、卸業者、他
内容量:1袋 300g、20袋入り/箱
希望小売価格:オープン価格
特徴:
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2024年1月の能登半島地震を生き延び、長期培養となったぶなしめじ
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通常品より強い風味としっかりした食感。うまみ成分が通常より1.5倍(当社比)
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大きさはバラバラですが風味に問題はありません。大ぶりに育ったぶなしめじも入っています
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本商品の売上の一部を能登半島地震災害義援金として寄付いたします。
お取扱いに関するお問合せ先: 特設ページからお申込みフォームよりご連絡ください。本商品は菌床に限りがあるため、数量限定での生産となります。
URL: https://misuzu-life.co.jp/kiseki-bunashimeji
通常のぶなしめじとの比較
ミスズライフ 執行役員 生産本部長 小林光一より
今回の奇跡のブナシメジは、1月1日の能登半島地震から生き残ったぶなしめじです。本来なら全て廃棄予定でしたが、奇跡的に半分弱が残りました。長期間置くことになってしまったぶなしめじがしっかりと生きていることを確認し、復旧作業が進む中で育ててみることにしました。結果、飯綱工場での試験でも良好な成長が見られ、ぶなしめじの発生が確認できました。
見た目は通常のぶなしめじとばらつきがあるものの、軸や笠がしっかりしており、おいしいと思いました。食べた感想としては、通常より風味や食感が増しており、美味しかったです。調理法については、ぶなしめじ本来の味を活かす方法が良いと思います。
地震後の片付けの際、廃棄を覚悟していたぶなしめじが多く生き残り、生育すると発生する様子を見て、せっかく生き残ったものを活かそうと決意しました。“食べて応援”を体現するだけでなく、被災された皆様には力強く生き残るぶなしめじを食べてもらい励みや勇気になることを願って、このたびの商品化を決断しました。
消費者の皆様には、この震災を忘れず、復興を応援する気持ちでこのぶなめじを楽しんでいただきたいと思います。被災地にエールを送り、復興の力になることを願っています。
調理イメージ
『奇跡のぶなしめじ』工程の違い
生き残ったぶなしめじを再び育て、復活させるプロジェクト「奇跡のぶなしめじ」のストーリー
2024年1月1日、未曾有の震災で当社の能登工場(石川県穴水町)も被災し、当社のぶなしめじの生産の18%(2022年度)の生産体制と、そこで働く従業員の働き口としても止まってしまいました。ぶなしめじの生産は工場内で完全な管理下で行われ、年中無休。当社にとっても、働くスタッフにとっても、被災による培養中のぶなしめじの倒壊は痛手となりました。
現在、工場の設備は一部復旧作業中ですが、10月からの正常出荷に向け、6月末より通常のぶなしめじの生産を順次始められるほどには復旧作業が進んでいます。
能登工場の被災で倒壊してしまったぶなしめじは廃棄するしかありませんでしたが、生き残ったぶなしめじもありました。被災直後は一部の換気のファンの停止などで二酸化炭素濃度が高まるなど厳しい環境で、さらに、通常の培養期間よりも培養が長期になってしまうなどイレギュラーな生産環境になりますが、社内で議論しながら「生育を進めてみよう」という決断に至りました。
これが「奇跡のぶなしめじ」プロジェクトのはじまりです。
2024年5月、能登工場で生き残ったぶなしめじを長野県の飯綱工場に移し、培養~生育を進めたところ、無事に芽が出て成長しました。
通常よりも長期培養になったことが要因なのか、通常の培養のぶなしめじよりも笠や柄の大きさにばらつきも見えました。栄養価の面では、通常培養に比べてうまみ成分であるグルタミン酸やアラニンが約1.5倍となりました※1。
※1…2024年6月 長野県工業技術総合センターによる試験結果
【2024年 奇跡のぶなしめじの歩み】
1月1日:地震発生
1月末:復旧作業中生き残っている培養中の培養瓶を確認
5月中旬:飯綱工場に持ち帰り、試験的に生き残った培養瓶の菌掻きを実施
6月3日:1回目の収穫。無事に生育を確認
6月21日:2回目の菌掻きを実施
7月15日:2回目の収穫
7月中旬:商品化を決定
ミスズライフについて
【ミスズライフのスローガン】
里山から”ごちSOUL”
ミスズライフが大切にしている、「ご馳走」するこころ。
それは単に美味しいものを提供することではありません。
相手の立場に立って考え、気持ちを思いやること。
ひと手間や工夫をけっして惜しまないこと。
そして精一杯、心を尽くして行動すること。
私たちの商品はいつでも、この信念から生まれるのです。
魂を揺さぶる美味しさで、ミスズライフは届け続けます。
守るべき里山の豊かな恵みを、食卓と世界へ。
【ミスズライフ 会社概要】
1991(平成3)年、長野県に創業。生鮮カットぶなしめじ『そのまま使えるぶなしめじ』、『冷凍カットぶなしめじ』、『ぶなクイーン』の生産・全国販売を行う。
ミスズライフはカットぶなしめじの便利さ、おいしさをより広め、お客様の食生活において「おいしくて、賢い選択」を叶えることで、毎日に”ちょっと”喜びをご提供することを目指しています。
本社:長野県上水内郡飯綱町大字赤塩204-2
代表取締役社長:清水周英
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