「建物の健康寿命を延ばす」を体現したリフォームで優秀賞受賞

第42回 住まいのリフォームコンクールで施工2物件が高評価

マンションやビルの修繕事業を手掛けるヤシマ工業株式会社（本社：東京都中野区、代表取締役社長：西松みずき、以下「当社」）が施工を担当した２物件が、「第42回住まいのリフォームコンクール」において優秀賞を受賞しました。本コンクールは、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが主催する、全国規模の住宅リフォーム事例の顕彰制度です。今回の受賞は、ヤシマ工業が掲げる「建物の健康寿命を延ばす」というスローガンのもと、施主・設計者・施工者が一体となって建物の価値を再生した取り組みが高く評価されたものです。

住まいのリフォームコンクールとは

本コンクールは、全国各地で施工された住宅リフォームの事例を募り、優秀な事例について建築主（施主）・設計者･施工者を表彰し、これを消費者や事業者に広く紹介することにより、住宅リフォームの促進とリフォームの水準の向上を図ることを目的としています。住宅リフォームの普及促進とリフォームの水準向上を図ることを目的として、全国各地で施工された住宅リフォーム事例を募り、優秀な事例について表彰し、これを消費者や事業者に広く紹介するもので、1985年度より毎年実施しています。今年度は、296件の応募があり、「第42回住まいのリフォームコンクール審査委員会（委員長　松村秀一　神戸芸術工科大学 学長）」による審査の結果、上位賞7賞をはじめとする32件の入賞作品が選定されました。

コンクール概要

主催：公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター

受賞名：第42回 住まいのリフォームコンクール「優秀賞」

受賞対象：当社が施工を担当した改修物件

「家のなかの、小さな外と大きな自由」（設計：株式会社フォーアイズ／施工：ヤシマ工業株式会社）

「“誰かと暮らす”という選択」（設計：株式会社フォーアイズ・ヤシマ工業株式会社／施工：ヤシマ工業株式会社）

評価ポイント（審査委員会総評より）

今年度は築年数の長い建物の再生事例が多く見られ、いずれも“建物の健康寿命をどう延ばすか”という課題に正面から取り組んだ点が共通していました。ヤシマ工業の施工事例は、構造体の健全性を見極め、居住者の生活を守りながらより良い暮らしを実現する視点での改修を実現した点が特に高く評価されました。

「建物の取り壊しが容易でない時代において、リフォームは建物の健康寿命を延ばす最も重要な建築行為である」― 第42回住まいのリフォームコンクール 総評より

担当者コメント

このたび2つの取り組みをご評価いただき、とても光栄に思います。リフォームを通じて目指したのは、建物の中に「人が集まるひらかれた場所」をつくること。そして、その場所から新しい関係やつながりが生まれていくことでした。オーナー様が大切にされている、「住民の皆さんが豊かな暮らしを実現でき、また地域に貢献できる建物にしたい」という想いに共感し、その想いをカタチにすることで、建物にもう一度、まちと人をつなぐ力を取り戻していけたらと考えています。この取り組みを支えてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

ヤシマ工業株式会社　設計部　臼井　徹

ヤシマ工業とは

https://www.yashima-re.co.jp/

会社名：ヤシマ工業株式会社／一級建築士事務所　ヤシマエ業株式会社

代表者：代表取締役社長　西松みずき

本社：東京都中野区新井二丁目10番11号

創業：文化元年（1804年）

設立：昭和39年11月

従業員数：113名（令和6年7月現在）

事業内容：マンションの総合改修と長寿命化支援、省エネ改修、耐震診断・耐震補強、アスベスト調査、診断、アスベスト処理工事、改修及び住まいのコンサルタント業務

ヤシマ工業の創業は、江戸時代後期の文化元年（1804年）。当時の最先端塗料であり、建物の塗装に広く用いられた「柿渋」の商いからスタートしました。時は流れ、1964年に建物内外装の塗装工事を手掛ける「ヤシマ工業（株）」を設立。1977年にはコンクリート構造物の総合改修工事を主軸とした事業展開へと舵を切り、今日まで40年以上に渡り、累計5,000件以上の大規模修繕工事を手掛けてきました。

江戸から東京の街へ。時代の流れと共に柿渋→塗料→コンクリートと扱う“モノ”こそ変わりましたが、創業当時から大切にしてきた「建物を長持ちさせる」という“コト”においては何も変わっていません。私たちヤシマ工業は、創業より200年という長い歴史の中で積み重ねてきた信頼と実績に、新たな技術やサービスという付加価値を加えながら、これからの200年も建物を守り続けてまいります。