カーボンニュートラル・CCUS・資源循環の講演多数！　「化学工学会　第90年会」3月12～14日　東京で開催！

会場は東京理科大学葛飾キャンパス！会期前日にはカーボンニュートラルの公開シンポジウム（無料・ライブ配信併用）も開催

公益社団法人化学工学会

2025年1月30日 13時00分

国内有数の化学系学術団体である公益社団法人化学工学会（本部：東京都文京区　会長：森川宏平　 (株)レゾナック・ホールディングス取締役会長）は、化学工学における全国規模の学術集会『化学工学会第90年会』を、2025年3月12日(水)から14日(金)まで開催いたします。会場は、東京理科大学葛飾キャンパス（東京都葛飾区）です。

https://www4.scej.org/meeting/90a/

■社会課題解決のヒントがここにある！

1世紀近く開催され続け、日本の化学工学を牽引してきた「化学工学会年会」。それぞれの時代が直面する社会課題に、数多くの研究者・技術者たちが絶えずチャレンジしてきました。

その90回目という大きな節目を迎えた本年会では、いま化学関連産業にとって必須のグローバル課題であるカーボンニュートラル・CCUS・資源循環などのホットトピックを掘り下げます。

さらに、SDGs的観点からの「持続可能な食生活の探索」や、生成AI、バイオモノづくり、水素・アンモニア製造、ディープテックスタートアップなど、注目のテーマについても議論を深めます。

その他のセッション・国際シンポジウムなどを含め、全体で約350件の講演を予定しています。

大学関係者はもとより化学産業をはじめとする企業関係者も集うこの一大イベントに、ぜひご参加ください。

■開催概要

名称：化学工学会　第90年会

会場：東京理科大学　葛飾キャンパス（東京都葛飾区新宿6-3-1）

https://www4.scej.org/meeting/90a/pages/jp_onsite.html

会期：2025年3月12日(水)～14日(金)　※一部シンポジウムは会期前日・3月11日(火)開催

参加予定人数：約2,000名 (オンライン参加含む)

講演数：約350件

ポスター発表数：約400件

主催：公益社団法人化学工学会

共催：東京理科大学

大会Webサイト：https://www4.scej.org/meeting/90a/

詳細・お申し込み

◎主なプログラム

■一般公開シンポジウム（無料、ライブ配信併用）

[特別シンポジウム]　2050年カーボンニュートラルへの道 3月11日（火）

https://www4.scej.org/meeting/90a/prog/session_SP-1.html

（概要）

化学工学会では、地域産業および地域コミュニティとの連携強化により具体的なケーススタディ、カーボンニュートラルに必要な技術や学問体系の展開・深化の検討を進めております。

2020年3月以降開催してきた本シンポジウムですが、今回は「カーボンインディペンデンス（炭素自立）ビジョン：CO2排出削減が困難な産業の循環経済への変革 ver.2」の公表、および産業間連携について議論します。

（プログラム）

●使用済みプラスチックのガス化ケミカルリサイクル事業に見る産業間連携（株式会社レゾナック・別府隆幸氏）

●欧州におけるPower to X事業とその市況(仮)（European Energy・増田大騎氏）

●カーボンニュートラルと産業・経済構造の転換（東京大学・尾下優子氏）

このほか、経済産業省素材産業課長・土屋博史氏の講演等も予定しております。

[特別シンポジウム]　 SDGs達成に向けた札幌宣言の実行－持続可能で充足する食生活の探索－ 3月14日（金）

https://www4.scej.org/meeting/90a/prog/session_SP-3.html

（概要）

化学工学会では、学会内外のパートナーとともにSDGs達成へ貢献することを目指し、『国連持続可能な開発目標に関する宣言（2019年・札幌）-人々の「健康、安心、幸福」のための化学工学-』（札幌宣言）を掲げています。

本シンポジウムでは、人々の「健康、安心、幸福」を生活者視点から探索すべく、特に身近な「食生活」をテーマに、食の未来を描きます。食の持続可能性を実現しうる先端技術である培養肉から、従来からありつつも拡大が難しい昆虫食、そしてこれまでの食生活から食の「豊かさ」を探求するテーマまでカバーします。

（プログラム）

●ライフスタイル変革－持続可能なフードシステムの実現に向けて－（東京都市大学・古川柳蔵氏）

●美味しく食べてSDGsに貢献する昆虫食－“ゲテモノ”から “日常食”へ－（NPO法人昆虫食普及ネットワーク・内山昭一氏）

●細胞性食品(いわゆる培養肉)に係るルール形成の現状（一般社団法人細胞農業研究機構・吉富愛望アビガイル氏）

ほか

[シンポジウム]　ダイバーシティフォーラム　3月13日（木）

https://www4.scej.org/meeting/90a/prog/session_HC-11.html

（概要）

化学工学会では、男女共同参画に寄与する様々な啓発・普及活動に取り組んでいます。

本フォーラムでは、産学界から講師を招き、男女共同参画に関してご自身の経験に基づいた講演を行います。併せて、化学工学関連分野で優れた技術や研究業績をあげた女性に贈る「女性賞」の受賞講演を行います。また、「女性技術者の増加に対してどのような取り組みが必要か」をテーマにしたパネルディスカッションも予定しています。

（プログラム）

●複雑流体の流動挙動解明と制御に基づく革新的化学プロセスへの展開（名古屋大学・日出間るり氏）

●日用品製品開発から次世代人材育成へ～社会課題に化学工学的視点でアプローチ～（特定非営利活動法人女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト・永合由美子氏）

●生き方・人生経験の実例ご紹介～人生いろいろです～（株式会社三菱ケミカルリサーチ・華房実保氏）

●東京科学大学のダイバーシティ推進と欧州に学ぶ女性研究者支援（東京科学大学・野村淳子氏）

ほか

一般公開シンポジウムのお申し込み（無料）