株式会社MiRESSO、「J-Startup TOHOKU」に選定
“鉱物資源の可能性を引き出し、明るい未来を次世代につなぐ”をMissionとして掲げるスタートアップである株式会社MiRESSO(本社:青森県三沢市、代表取締役CEO:中道勝、以下「MiRESSO」(ミレッソ)という)は、経済産業省東北経済産業局及び仙台市が進める「J-Startup TOHOKU」に選定されました。
■ 「J-Startup TOHOKU」とは
「J-Startup TOHOKU」は、東北地域の有望なスタートアップを選定し、東北地域から挑戦するスタートアップ企業群に脚光を当てるとともに、国や官民連携による支援を実施する取り組みです。
今回は3次選定として6社が選定され、そのうちの1社としてMiRESSOも選ばれました。
3次選定にあっては、①成長への期待度、②理念・ミッション、③新規性・独創性、④市場優位性等の評価視点のもと、東北地域のスタートアップに精通する推薦員による推薦に基づき、仙台スタートアップ・エコシステム推進協議会の承認を経て実施するものです。
J-Startup TOHOKUオフィシャルサイト:https://www.tohoku.meti.go.jp/s_shinki/index_venc.html
■ 代表取締役CEO中道勝からのメッセージ
この度、J-Startup TOHOKUとして選定いただき、大変嬉しく思います。
MiRESSOは、フュージョンエネルギー実現のボトルネックであるベリリウムの生産量不足と高コストの問題を、低温精製技術によって解決を目指す青森発のスタートアップです。
さらに、高い汎用性を有する当技術を、高温熱利用製造・リサイクルプロセスに展開し、CO2削減に貢献したいと考えています。
貴重な自然や文化的遺産を有する東北地方は、一次産業や再生可能エネルギーの発展的普及を始め、次世代エネルギー源のフュージョンエネルギー(核融合)の早期実現を目指し、地球環境、エネルギー及び資源の問題解決に積極に取り組んでいます。MiRESSOは、東北発スタートアップとして、鉱物資源の安定供給、新産業と雇用の創出の観点から貢献したいと考えています。
■ 事業概要
1)ベリリウム製造販売事業:
フュージョンエネルギーによる発電のためには、燃料であるトリチウム(三重水素)を運転しながら自己生産させる必要がありますが、より効率良く燃料生産するためには、中性子増倍材であるベリリウムが大量に必要となります。
しかしながら、ベリリウムは、非常に高価であり、かつ、現在の世界の年間総生産量以上のベリリウムが、原型炉1基あたりに必要で生産量も不足していることから、ベリリウムの調達がフュージョンエネルギーの社会実装のボトルネックになっています。
MiRESSOは、化学処理とマイクロ波加熱を複合させた低温精製技術により、従来では2,000℃の高温処理が必要であったベリリウム鉱石であるベリルの溶解を、300℃以下の低温且つ常圧で、容易に溶解することに成功しています。この技術を用いて、ベリリウム及びその化合物を安定かつ適正価格で製造販売し、フュージョンエネルギーの社会実装に貢献していきます。
2)技術プラットフォーム事業:
高い汎用性を有する低温精製技術を、技術プラットフォームとして展開し、コンサルテーション&ライセンスにより、ベリリウム以外の多くの鉱物資源における高温熱利用精製・リサイクルプロセスの低温化によるCO2排出削減及び低コスト化を実現していきます。
■ 採用情報
MiRESSOでは、私たちと共に挑戦するメンバーを下記の通り募集しており、ホームページからのエントリーをお待ちしております。
①事業開発:ベリリウム製造販売事業及び技術プラットフォーム事業における事業開発
②技術開発員: ベリリウム製造販売事業及び技術プラットフォーム事業における技術開発
③パイロットプラントの運営マネージャー:パイロットプラントの立ち上げ、マネジメント
■ 会社概要
法人名 :株式会社MiRESSO
代表者 :代表取締役CEO 中道 勝
所在地 :青森県三沢市
設立日 :2023年5月16日
事業内容 :ベリリウムの製造販売事業、技術プラットフォーム事業
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